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公開番号2024067522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177671
出願日2022-11-04
発明の名称非水電解液二次電池用積層セパレータ
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/489 20210101AFI20240510BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】充分な透気度の維持と、圧縮時の耐電圧性の維持とを両立できる非水電解液二次電池用積層セパレータを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータは、非水電解液二次電池用機能層と、ポリオレフィン基材とが積層されており、上記非水電解液二次電池用機能層は、フィラーを含んでおり、上記非水電解液二次電池用機能層において、粒径が0.1μm以上である上記フィラーの体積分率は、15体積%以上であり、粒径が0.1μm以上である上記フィラーと、上記ポリオレフィン基材との接触率は、7%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
非水電解液二次電池用機能層と、ポリオレフィン基材とが積層されている、非水電解液二次電池用積層セパレータであって、
上記非水電解液二次電池用機能層は、フィラーを含んでおり、
上記非水電解液二次電池用機能層において、粒径が0.1μm以上である上記フィラーの体積分率は、15体積%以上であり、
粒径が0.1μm以上である上記フィラーと、上記ポリオレフィン基材との接触率は、7%以下である、
非水電解液二次電池用積層セパレータ。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
正極と、請求項1に記載の非水電解液二次電池用積層セパレータと、負極と、がこの順に積層されている、非水電解液二次電池用部材。
【請求項3】
請求項1に記載の非水電解液二次電池用積層セパレータ、または請求項2に記載の非水電解液二次電池用部材を備えている、非水電解液二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非水電解液二次電池用積層セパレータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
非水電解液二次電池(特に、リチウムイオン二次電池)は、エネルギー密度が高く、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末などに用いる電池として広く使用されている。また、最近では、車載用の電池としても開発が進められている。
【0003】
非水電解液二次電池を構成する部材であるセパレータも、非水電解液二次電池の性能を向上させるために、改良が進められている。例えば、特許文献1は、微多孔膜からなるセパレータ層(I)と、フィラーを主体として含む多孔質のセパレータ層(II)とを有する電気化学素子用セパレータを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-123988号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非水電解液二次電池は、充電時に電極(とりわけ負極)が膨張し、内圧が上昇することが知られていた。近年、非水電解液二次電池の高容量化に伴い、電池が大型化したり、次世代材料の電極(Si負極、Li金属負極、硫黄正極など)が用いられたりするようになった。このような変化のため、次世代型非水電解液二次電池を充電する際の内圧の上昇は、従来の非水電解液二次電池よりも大きくなる。すなわち、次世代型非水電解液二次電池では、セパレータにかかる圧力は大きくなり、電極の膨張によりセパレータが押し込まれる量も大きくなる。
【0006】
このような前提の下、特許文献1に記載されるような従来技術には、充分な透気度の維持と、圧縮時の耐電圧性の維持とを両立できないという課題があった。
【0007】
本発明の一実施形態は、充分な透気度の維持と、圧縮時の耐電圧性の維持とを両立できる非水電解液二次電池用積層セパレータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータは、
非水電解液二次電池用機能層と、ポリオレフィン基材とが積層されている、非水電解液二次電池用積層セパレータであって、
上記非水電解液二次電池用機能層は、フィラーを含んでおり、
上記非水電解液二次電池用機能層において、粒径が0.1μm以上である上記フィラーの体積分率は、15体積%以上であり、
粒径が0.1μm以上である上記フィラーと、上記ポリオレフィン基材との接触率は、7%以下である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、充分な透気度の維持と、圧縮時の耐電圧性の維持とを両立できる非水電解液二次電池用積層セパレータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態において、ポリオレフィン基材とフィラーとが接触している部分を説明するための模式図である。
本発明の一実施形態において、機能層表面の凹凸空間容積および機能層の内部空隙容積を説明するための模式図である。
本発明の一実施形態において、膜厚配向した孔を説明するための模式図である。
本発明の一実施形態において、機能層とポリオレフィン基材との界面距離および直線距離を説明するための模式図である。
非水電解液二次電池に実装された積層セパレータのうち、電極との接合部と非接合部における状態の違いを説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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