TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024071168
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181978
出願日2022-11-14
発明の名称積層セラミック電子部品及び電子装置
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01G 4/30 20060101AFI20240517BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 放熱性を向上することができる積層セラミック電子部品及び電子装置を提供する。
【解決手段】 積層セラミックコンデンサ1は、複数の誘電体層22、及び誘電体層を介して設けられた複数の内部電極層23を含む略直方体形状の積層チップ2と、積層体において互いに対向する一対の端面2A,2Bをそれぞれ覆い、積層体の積層方向に沿って複数の内部電極層と接続され、少なくとも一方において、積層方向の一端を含む第1領域Diのポア率が、積層方向の他端を含む第2領域Uiのポア率より低い一対の外部電極30a,30bとを有する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
複数の誘電体層、及び前記誘電体層を介して設けられた複数の内部電極層を含む略直方体形状の積層体と、
前記積層体において互いに対向する一対の端面をそれぞれ覆い、前記積層体の積層方向に沿って前記複数の内部電極層と接続され、少なくとも一方において、前記積層方向の一端を含む第1領域のポア率が、前記積層方向の他端を含む第2領域のポア率より低い一対の外部電極とを有することを特徴とする積層セラミック電子部品。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記一対の外部電極の少なくとも一方のポア率は、前記第2領域から前記第1領域に向かって低下することを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項3】
前記第1領域のポア率は、10%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項4】
前記第1領域のポア率は、5%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項5】
前記第1領域のポア率は、0.5%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項6】
前記第2領域のポア率は、30%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項7】
前記第2領域のポア率は、10%より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項8】
前記第1領域は、前記端面から、前記積層方向を向く前記積層体の一方の主面上に回り込んだ第1回り込み部を有し、
前記第2領域は、前記端面から、前記積層方向を向く前記積層体の他方の主面上に回り込んだ第2回り込み部を有し、
前記第1回り込み部の厚みは、前記第2回り込み部の厚みより厚いことを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項9】
前記第1回り込み部の厚みは、前記第2回り込み部の厚みの1.1倍以上であることを特徴とする請求項8に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項10】
前記一対の外部電極の少なくとも一方を覆うメッキ層を有し、
前記メッキ層において、前記積層方向の一端を含む第3領域のポア率が、前記積層方向の他端を含む第4領域のポア率より低いことを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミック電子部品及び電子装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば積層セラミックコンデンサは、内部電極層及び誘電体層が交互に積層された積層チップを有し、その積層方向と直交する方向の端面には外部電極が設けられている(例えば特許文献1参照)。積層セラミックコンデンサの製造工程において、積層チップの端面に導電ペーストを塗布して焼き付けることにより外部電極が形成する。このとき、焼き付け時の積層チップの収縮により外部電極に作用する応力を緩和するため、外部電極にはポアが形成されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-89924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回路基板に実装された積層セラミックコンデンサ内の熱は、外部電極を伝導して回路基板に放熱される。しかし、外部電極内にポアが多いと、外部電極の密度が低下するため、積層セラミックコンデンサから回路基板への熱伝導性が悪化する。
【0005】
そこで本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、放熱性を向上することができる積層セラミック電子部品及び電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の積層セラミック電子部品は、複数の誘電体層、及び前記誘電体層を介して設けられた複数の内部電極層を含む略直方体形状の積層体と、前記積層体において互いに対向する一対の端面をそれぞれ覆い、前記積層体の積層方向に沿って前記複数の内部電極層と接続され、少なくとも一方において、前記積層方向の一端を含む第1領域のポア率が、前記積層方向の他端を含む第2領域のポア率より低い一対の外部電極とを有することを特徴とする。
【0007】
上記の積層セラミック電子部品において、前記一対の外部電極の少なくとも一方のポア率は、前記第2領域から前記第1領域に向かって低下してもよい。
【0008】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1領域のポア率は、10%以下であってもよい。
【0009】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1領域のポア率は、5%以下であってもよい。
【0010】
上記の積層セラミック電子部品において、前記第1領域のポア率は、0.5%以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

太陽誘電株式会社
検出装置
5日前
太陽誘電株式会社
電子部品
10日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
5日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
5日前
太陽誘電株式会社
においセンサ及び感応膜
3日前
太陽誘電株式会社
全固体電池および包装体
6日前
太陽誘電株式会社
全固体電池およびその製造方法
3日前
太陽誘電株式会社
固体酸化物型燃料電池およびその製造方法
9日前
太陽誘電株式会社
全固体電池、包装体、および回路基板の製造方法
6日前
太陽誘電株式会社
磁性基体、磁性基体を備えるコイル部品、コイル部品を備える回路基板、及び回路基板を備える電子機器
6日前
株式会社コロナ
操作装置
13日前
HOYA株式会社
光源装置
12日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
11日前
富士電機株式会社
半導体装置
18日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
5日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
5日前
個人
組み合わせアース端子
18日前
東レ株式会社
ポリマー電解質および電池
6日前
富士電機株式会社
半導体装置
18日前
日亜化学工業株式会社
面状光源の製造方法
5日前
三菱電機株式会社
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
18日前
株式会社ノーリツ
燃料電池ユニット
17日前
三菱電機株式会社
半導体装置
3日前
レボックス株式会社
光源装置
9日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
11日前
三菱電機株式会社
半導体装置
11日前
株式会社AESCジャパン
電池パック
11日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
5日前
三桜工業株式会社
冷却器
3日前
株式会社不二越
アクチュエータ
6日前
日本特殊陶業株式会社
アレイアンテナ
9日前
東莞市康祥電子有限公司
電気コネクタ
16日前
サン電子株式会社
アンテナ装置
10日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
6日前
河村電器産業株式会社
回路遮断器
11日前
続きを見る