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公開番号2024071098
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181844
出願日2022-11-14
発明の名称レシプロ式圧縮機
出願人株式会社前川製作所
代理人SSIP弁理士法人
主分類F04B 39/10 20060101AFI20240517BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】吸気弁や排気弁の弁配置の自由度を向上して、レシプロ式圧縮機全体の設計自由度を向上する。
【解決手段】一実施形態に係るレシプロ式圧縮機は、シリンダと、シリンダ内を往復動可能に設けられたピストンと、シリンダの周壁に設けられた吸入ポート又は吐出ポートの少なくも一方を構成するシリンダポートと、シリンダポートを開閉するように開位置と閉位置との間でシリンダの径方向に移動可能な弁と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダと、
前記シリンダ内を往復動可能に設けられたピストンと、
前記シリンダの周壁に設けられた吸入ポート又は吐出ポートの少なくも一方を構成するシリンダポートと、
前記シリンダポートを開閉するように開位置と閉位置との間で前記シリンダの径方向に移動可能な弁と、
を備えるレシプロ式圧縮機。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記弁は、前記シリンダの周方向に延在する板状部材である、
請求項1に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項3】
前記弁は、前記板状部材の弾性力で前記シリンダポートを閉止可能である、
請求項2に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項4】
前記シリンダポートの少なくとも一部は、上死点に位置するときの前記ピストンの少なくとも一部と前記シリンダの軸方向で重複する、
請求項1又は2に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項5】
前記シリンダポートは、吸気ポートであり、
前記弁は、前記シリンダの内周面に沿って前記周方向に延在する吸気弁である、
請求項3に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項6】
前記吸気ポートは、前記ピストンに装着されたピストンリングが摺動する摺動面と同一径の前記内周面に開口する開口部を有し、
前記板状部材は、前記開口部を開閉可能である、
請求項5に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項7】
前記ピストンは、前記板状部材との干渉を避けるための凹部を有する、
請求項5又は6に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項8】
前記シリンダポートは、排気ポートであり、
前記弁は、前記シリンダの外周面に沿って前記周方向に延在する排気弁である、
請求項3に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項9】
前記排気ポートは、前記外周面に開口する開口部を有し、
前記板状部材は、前記開口部を開閉可能である、
請求項8に記載のレシプロ式圧縮機。
【請求項10】
前記シリンダポートは、吸気ポートと排気ポートとを含み、
前記弁は、前記シリンダの内周面に沿って前記周方向に延在する吸気弁と、前記シリンダの外周面に沿って前記周方向に延在する排気弁とを含む、
請求項3に記載のレシプロ式圧縮機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レシプロ式圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
シリンダ内を往復動可能に設けられたピストンによって気体を圧縮するレシプロ式圧縮機が知られている。このようなレシプロ式圧縮機では、シリンダ内に気体を導く際に開く吸気弁と、シリンダ内で圧縮された気体をシリンダ外に排出する際に開く排気弁とを備えている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-36381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸気弁及び排気弁をシリンダの上方に吸気弁及び排気弁を設ける場合、平面視においてシリンダの内径の範囲を超えて配置することが難しいことから、吸気ポート及び排気ポートの通路断面積を確保し難い。
また例えば、吸気ポート又は排気ポートの何れか一方をシリンダの側方に設ける場合、吸気ポート又は排気ポートの何れか一方を設ける分だけシリンダライナフランジの外径が大きくなったり、吸気又は排気の通路断面積が狭くなったりする。
【0005】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、吸気弁や排気弁の弁配置の自由度を向上して、レシプロ式圧縮機全体の設計自由度を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係るレシプロ式圧縮機は、
シリンダと、
前記シリンダ内を往復動可能に設けられたピストンと、
前記シリンダの周壁に設けられた吸入ポート又は吐出ポートの少なくも一方を構成するシリンダポートと、
前記シリンダポートを開閉するように開位置と閉位置との間で前記シリンダの径方向に移動可能な弁と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、吸気ポート及び排気ポートの通路断面積を比較的容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るレシプロ式圧縮機の吸気弁及び排気弁の周囲の構成を示す断面図である。
他の実施形態に係るレシプロ式圧縮機の吸気弁及び排気弁の周囲の構成を示す断面図である。
さらに他の実施形態に係るレシプロ式圧縮機の吸気弁及び排気弁の周囲の構成を示す断面図である。
図1のIV矢視断面図であり、吸気ポート及び吸気弁の一例を示している。
図1のIV矢視断面図であり、吸気ポート及び吸気弁の他の一例を示している。
図1のIV矢視断面図であり、吸気ポート及び吸気弁のさらに他の一例を示している。
図3のV矢視断面図であり、排気ポート及び排気弁の一例を示している。
図3のV矢視断面図であり、排気ポート及び排気弁の他の一例を示している。
図3のV矢視断面図であり、排気ポート及び排気弁のさらに他の一例を示している。
図3に示した圧縮機の他の例についての、図3のV矢視断面図に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
【0010】
図1は、一実施形態に係るレシプロ式圧縮機の吸気弁及び排気弁の周囲の構成を示す断面図である。
図2は、他の実施形態に係るレシプロ式圧縮機の吸気弁及び排気弁の周囲の構成を示す断面図である。
図3は、さらに他の実施形態に係るレシプロ式圧縮機の吸気弁及び排気弁の周囲の構成を示す断面図である。
図1から図3に示す幾つかの実施形態に係るレシプロ式圧縮機1(以下、単に圧縮機1とも称する)は、例えばヒートポンプサイクル構成機器であって冷媒を圧縮するための圧縮機であり、シリンダ2と、シリンダ2内を往復動可能に設けられたピストン3と、連接棒4と、ピストン3と連接棒4とを接続するためのピストンピン5とを備えている。
図2及び図3に示す圧縮機1は、シリンダ2の上方に配置されたバルブプレート6を備えている。
図1から図3では、ピストン3は上死点に位置している。図1から図3におけるピストン3の下方には、連接棒4と接続される不図示のクランク軸が配置されている。
図1から図3に示す圧縮機1では、一組のシリンダ2及びピストン3について描かれているが、圧縮機1は単気筒型の往復動圧縮機であってもよく、多気筒型の往復動圧縮機であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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