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公開番号2024061260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169100
出願日2022-10-21
発明の名称光ファイバー集束スリーブ
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類G02B 6/04 20060101AFI20240425BHJP(光学)
要約【課題】光ファイバーに対する取付作業性に優れる光ファイバー集束スリーブを提供する。
【解決手段】複数本の光ファイバー31の端部を集束させる光ファイバー集束スリーブ10であって、前記複数本の光ファイバー31の束の周囲を被覆する筒状をなすとともに、その軸方向に沿って分割可能とされた筒状の内筒部11と、前記内筒部11に外嵌された外筒部20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の光ファイバーの端部を集束させる光ファイバー集束スリーブであって、
前記複数本の光ファイバーの束の周囲を被覆する筒状をなすとともに、その軸方向に沿って分割可能とされた内筒部と、
前記内筒部に外嵌された外筒部と、を備える光ファイバー集束スリーブ。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記内筒部は、前記光ファイバーの端末側に配される径小部と、前記径小部に連なるとともにその外径が前記径小部の外径よりも径大とされた径大部と、を備え、
前記外筒部は前記径小部に外嵌されている請求項1に記載の光ファイバー集束スリーブ。
【請求項3】
前記外筒部が前記径小部に外嵌された状態において、前記外筒部の外面は前記径大部の外面と面一に連なっている請求項2に記載の光ファイバー集束スリーブ。
【請求項4】
前記内筒部は、前記光ファイバーの端末側に配置される一端部から当該内筒部の軸方向に沿って延びる複数のスリットを備えており、
前記外筒部は、前記一端部の反対側に配される他端部側から前記一端部側にかけてその内径が縮径されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバー集束スリーブ。
【請求項5】
前記複数のスリットのうち少なくとも一部は、前記他端部側の端部から前記内筒部の周方向に沿って延びるスリット状の被係止部を備えており、
前記外筒部は、その内周面に、前記スリットに案内されるとともに前記被係止部に係止可能な係止突部を備えている請求項4に記載の光ファイバー集束スリーブ。
【請求項6】
前記内筒部は、その軸方向に沿って開閉可能に2分割された第1分割体および第2分割体を備え、
前記第1分割体および前記第2分割体の互いに対向する対向端面のうちの一方に、相手側の分割体に向けて前記内筒部の周方向に沿って延びる片状の突片を備え、他方に、前記突片を嵌め入れる凹部を備えている請求項1または請求項2に記載の光ファイバー集束スリーブ。
【請求項7】
前記外筒部の外面に、相手側ハウジングに取り付けるための取付部が設けられている請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の光ファイバー集束スリーブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、光ファイバー集束スリーブに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の光ファイバーの端部を束ねるスリーブとして、下記特許文献1のものが知られている。このスリーブは、長手方向の全体に亘って切込状の欠損部を有する内筒と、該内筒を内側に挿入する外筒とからなる。内筒の外面と外筒の内面には、互いに螺合可能なねじが設けられている。光ファイバーの端部にこのスリーブを取り付ける際には、光ファイバーの束をまず外筒に挿入した後、内筒に挿入し、内筒を外筒にねじ込む。この時、外筒の内面に光ファイバーの端面に向かって内径が拡大するテーパを設けておくことで、内筒を外筒にねじ込むに従って欠損部が狭まり、光ファイバー束の充填率を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭59-165003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし上記構成のスリーブは、光ファイバーの束を外筒と内筒の双方に貫通させる必要があり、作業性が良くない。また、内筒は上述したようにねじ切り部分に欠損部が設けられているため、ねじ込みの際に欠損部が引っ掛かって回転が妨げられることが懸念される。
【0005】
本明細書に開示される技術は上記事情に鑑みてなされたものであって、光ファイバーに対する取付作業性に優れる光ファイバー集束スリーブを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、複数本の光ファイバーの端部を集束させる光ファイバー集束スリーブであって、前記複数本の光ファイバーの束の周囲を被覆する筒状をなすとともに、その軸方向に沿って分割可能とされた筒状の内筒部と、前記内筒部に外嵌された外筒部と、を備える。
【0007】
上記構成によれば、複数本の光ファイバーを束ねた光ファイバー束の端部に集束スリーブを取り付ける際には、内筒部を分割し、その分割された状態の内筒部の内側に光ファイバー束を挟み込むように内筒部を組み付けて、閉じた状態とする。そしてその後、閉じた状態の内筒部に対して外筒部を外嵌させればよい。つまり、光ファイバー束を筒状の外筒部および内筒部の双方に貫通させる従来の構成と比較して、光ファイバーに対する集束スリーブの取付作業性が向上する。
【0008】
前記内筒部は、前記光ファイバーの端末側に配される径小部と、前記径小部に連なるとともにその外径が前記径小部の外径よりも径大とされた径大部と、を備え、前記外筒部は前記径小部に外嵌されていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、外筒部を内筒部に対して外嵌する際に、内筒部の径小部と径大部との間に形成される段差に突き当たる位置まで外筒部を光ファイバーの端末側から押し込めばよいから、外筒部を内筒部の一端側(光ファイバーの端末側)の決められた位置まで確実かつ簡単に外嵌することができる。
【0010】
前記外筒部が前記径小部に外嵌された状態において、前記外筒部の外面は前記径大部の外面と面一に連なっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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