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公開番号2024060887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168452
出願日2022-10-20
発明の名称化学蓄熱反応器
出願人日新電機株式会社,国立大学法人東海国立大学機構
代理人個人,個人
主分類F28D 20/00 20060101AFI20240425BHJP(熱交換一般)
要約【課題】化学蓄熱材層に対する反応媒体の供給、及び化学蓄熱材層からの反応媒体の排出を促進できる化学蓄熱反応器を提供する。
【解決手段】化学蓄熱材の反応を行う化学蓄熱反応器は、化学蓄熱材層21と、化学蓄熱材層21と熱交換する熱交換器31とを備える。熱交換器31は、熱媒体流路管32を有する。化学蓄熱反応器は、化学蓄熱材層21への反応媒体の供給又は化学蓄熱材層21からの反応媒体の排出を行う反応媒体流路41を備える。反応媒体流路41は、第1反応媒体流路41a及び第2反応媒体流路の少なくとも一方を含む。第1反応媒体流路41aは、対向する一対の化学蓄熱材層21と、対向する一対の熱媒体流路管32とに囲まれる第1流路断面を有する。第2反応媒体流路は、化学蓄熱材層に囲まれる第2流路断面を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
化学蓄熱材の反応を行う化学蓄熱反応器であって、
化学蓄熱材層と、
熱媒体流路管を有し、前記化学蓄熱材層と熱交換する熱交換器と、
前記化学蓄熱材層への反応媒体の供給又は前記化学蓄熱材層からの反応媒体の排出を行う反応媒体流路と、を備え、
前記反応媒体流路は、
第1反応媒体流路及び第2反応媒体流路の少なくとも一方を含み、
前記第1反応媒体流路は、対向する一対の前記化学蓄熱材層と、対向する一対の前記熱媒体流路管とに囲まれる第1流路断面を有し、
前記第2反応媒体流路は、前記化学蓄熱材層に囲まれる第2流路断面を有する、化学蓄熱反応器。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記熱交換器は、複数の前記熱媒体流路管にわたって配置される補強部材を備える、請求項1に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項3】
前記補強部材は、複数の前記熱媒体流路管を挟み込む第1支持部及び第2支持部を有する、請求項2に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項4】
前記反応媒体流路は、前記第1反応媒体流路と、
前記第1反応媒体流路と連通し、前記第1反応媒体流路と交差する方向に延びる第3反応媒体流路と、含む、請求項1に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項5】
前記熱交換器は、前記一対の熱媒体流路管にわたって配置される一対の補強部材を備え、前記第3反応媒体流路は、前記一対の補強部材の間に形成される、請求項4に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項6】
前記反応媒体流路は、前記第2反応媒体流路と、
前記第2反応媒体流路と連通し、前記第2反応媒体流路と交差する方向に延びる第4反応媒体流路と、含む、請求項1に記載の化学蓄熱反応器。
【請求項7】
前記熱交換器は、一対の前記熱媒体流路管にわたって配置される一対の補強部材を備え、前記第4反応媒体流路は、前記一対の補強部材の間に形成される、請求項6に記載の化学蓄熱反応器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化学蓄熱反応器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されるように、化学蓄熱材の蓄熱反応及び放熱反応を行う化学蓄熱反応器が知られている。化学蓄熱反応器内において、化学蓄熱材は、化学蓄熱材と熱交換器を流通する熱媒体との熱交換が行われるように、熱交換器の熱媒体流路管と接触するように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-040463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような化学蓄熱反応器では、化学蓄熱材に対する反応媒体の供給、及び化学蓄熱材からの反応媒体の排出を行う必要がある。このような化学蓄熱材に対する反応媒体の供給、及び化学蓄熱材からの反応媒体の排出を促進するという観点から、化学蓄熱材層の配置について、未だ改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する化学蓄熱反応器の各態様について説明する。
態様1の化学蓄熱反応器は、化学蓄熱材の反応を行う化学蓄熱反応器であって、化学蓄熱材層と、熱媒体流路管を有し、前記化学蓄熱材層と熱交換する熱交換器と、前記化学蓄熱材層への反応媒体の供給又は前記化学蓄熱材層からの反応媒体の排出を行う反応媒体流路と、を備え、前記反応媒体流路は、第1反応媒体流路及び第2反応媒体流路の少なくとも一方を含み、前記第1反応媒体流路は、対向する一対の前記化学蓄熱材層と、対向する一対の前記熱媒体流路管とに囲まれる第1流路断面を有し、前記第2反応媒体流路は、前記化学蓄熱材層に囲まれる第2流路断面を有する。
【0006】
この構成によれば、第1反応媒体流路を通じる反応媒体を第1流路断面において対向する一対の化学蓄熱材層に供給することができる。また、第1流路断面において対向する一対の化学蓄熱材層から第1反応媒体流路に反応媒体を排出することができる。また、第2反応媒体流路を通じる反応媒体を、第2流路断面を構成する化学蓄熱材層に供給することができる。また、第2流路断面を構成する化学蓄熱材層から第2反応媒体流路に反応媒体を排出することができる。
【0007】
態様2の化学蓄熱反応器では、態様1において、前記熱交換器は、複数の前記熱媒体流路管にわたって配置される補強部材を備えてもよい。この構成によれば、補強部材によって、複数の熱媒体流路管の位置ずれや変形を抑えることができる。
【0008】
態様3の化学蓄熱反応器では、態様2において、前記補強部材は、複数の前記熱媒体流路管を挟み込む第1支持部及び第2支持部を有してもよい。この構成によれば、補強部材によって、複数の熱媒体流路管の位置ずれや変形をより抑えることができる。
【0009】
態様4の化学蓄熱反応器では、態様1から態様3のいずれか一つの態様において、前記反応媒体流路は、前記第1反応媒体流路と、前記第1反応媒体流路と連通し、前記第1反応媒体流路と交差する方向に延びる第3反応媒体流路と、含んでもよい。この構成によれば、第3反応媒体流路から第1反応媒体流路に反応媒体を供給することができる。また、第1反応媒体流路から第3反応媒体流路を通じて反応媒体を排出することができる。
【0010】
態様5の化学蓄熱反応器では、態様4において、前記熱交換器は、前記一対の熱媒体流路管にわたって配置される一対の補強部材を備え、前記第3反応媒体流路は、前記一対の補強部材の間に形成されてもよい。この構成によれば、一対の補強部材を利用して第3反応媒体流路を容易に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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