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公開番号2024057967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164991
出願日2022-10-13
発明の名称移動体給電システム
出願人大成建設株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類H02J 50/05 20160101AFI20240418BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】移動体への無線給電を、効率良く行うことができる構成を、容易に実現すること。
【解決手段】走行路R上を走行する移動体50の受電電極60へと交流電力を無線で伝送可能な移動体給電システム1Aは、床面Fから立ち上がるように設けられた壁本体20Aと、壁本体20Aの厚さ方向Dtの一方側の壁側面20sに取り付けられ、受電電極60と厚さ方向Dtに隙間Kを開けて対向したときに、受電電極60と電界結合する送電電極30と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
走行路上を走行する移動体の受電電極へと交流電力を無線で伝送可能な移動体給電システムであって、
床面から立ち上がるように設けられた壁本体と、
前記壁本体の厚さ方向の一方側の壁側面に取り付けられ、前記受電電極と前記厚さ方向に隙間を開けて対向したときに、前記受電電極と電界結合する送電電極と、を備える
ことを特徴とする移動体給電システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記送電電極に対し、前記厚さ方向の他方側に定められた寸法以上の厚さにわたる部分が、絶縁性材料のみによって形成されている
請求項1に記載の移動体給電システム。
【請求項3】
前記壁側面から前記厚さ方向の一方側に延び、絶縁性材料から形成されたスペーサをさらに備え、
前記送電電極は、前記スペーサに支持されている
請求項2に記載の移動体給電システム。
【請求項4】
前記壁本体は、
前記床面から上方に立ち上がるように設けられた下地材と、
前記下地材に対して前記厚さ方向の少なくとも一方側に固定された壁仕上材と、を備え、
前記下地材、及び前記壁仕上材が絶縁性材料から形成されている
請求項2又は3に記載の移動体給電システム。
【請求項5】
前記壁本体において、前記送電電極に対して前記厚さ方向の他方側に、導電性部材として設けられ、前記壁側面と平行な面に沿って延びる板状で、導電性材料から形成されたグランド部材をさらに備えている
請求項2又は3に記載の移動体給電システム。
【請求項6】
前記壁本体は、
前記床面から上方に立ち上がるように設けられた下地材と、
前記下地材に対して前記厚さ方向の少なくとも一方側に固定された壁仕上材と、を備え、
前記下地材が導電性材料から形成されるとともに、前記壁仕上材が絶縁性材料から形成されている
請求項2又は3に記載の移動体給電システム。
【請求項7】
前記定められた寸法が、40mmである
請求項2又は3に記載の移動体給電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体給電システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車、電動カート、AGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送車)、等、電気エネルギーを動力に用いる移動体において、無線給電(ワイヤレス給電)により、外部からの給電を受けるものがある。このような移動体は、走行路に設けられた送電電極に対して対向する受電電極を備えている。受電電極は、送電電極から、例えば電界結合方式により、無線による電力供給を受けることができる。
例えば、特許文献1には、路面に沿った平面状の表面を有する第1送電電極、および第2送電電極を有する送電装置から、移動体が、交流電力を無線により受電する構成が開示されている。
【0003】
しかしながら、送電電極を走行路の路面に設置する場合、送電電極の表面上に、各種の誘電損失を伴う異物が載り、送電電極と受電電極との間における電力の伝送効率が影響を受けてしまうことがある。また、送電電極を走行路の路面に設置するには、路面を掘り起こして送電装置を埋設する必要があり設置に手間がかかる。もしくは、厚みを有する送電装置を設置することによって段差が生じ、移動体の走行を妨げる恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-68077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、移動体への無線給電を、効率良く行うことができる構成を、容易に実現することが可能な、移動体給電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の移動体給電システムは、走行路上を走行する移動体の受電電極へと交流電力を無線で伝送可能な移動体給電システムであって、床面から立ち上がるように設けられた壁本体と、前記壁本体の厚さ方向の一方側の壁側面に取り付けられ、前記受電電極と前記厚さ方向に隙間を開けて対向したときに、前記受電電極と電界結合する送電電極と、を備えることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、送電電極を、壁本体の壁側面に設けることによって、送電電極上に誘電損失を伴う異物が載るのを抑えることができる。また、送電電極の設置に際しても、壁本体の壁側面に、送電電極を設ければよいため、設置に掛かる手間を抑えることができる。
したがって、移動体への無線給電を、効率良く行うことができる構成を、容易に実現することが可能な、移動体給電システムを提供することができる。
【0008】
本発明の一態様においては、本発明の移動体給電システムは、前記送電電極に対し、前記厚さ方向の他方側に定められた寸法以上の厚さにわたる部分が、絶縁性材料のみによって形成されている。
【0009】
このような構成によれば、送電電極に対して厚さ方向の他方側に設けられる導電性部材の影響によって、送電電極と受電電極との間における電力の伝送効率が低下するのを抑えることができる。その結果、例えば、送電電極と受電電極との隙間が大きい場合であっても、送電電極と受電電極との間における無線による電力の伝送を、効率良く行うことができる。
【0010】
本発明の一態様においては、本発明の移動体給電システムは、前記壁側面から前記厚さ方向の一方側に延び、絶縁性材料から形成されたスペーサをさらに備え、前記送電電極は、前記スペーサに支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

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