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公開番号2024050283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022157060
出願日2022-09-29
発明の名称物品検知装置及び物品の管理システム
出願人大王製紙株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類G06K 7/10 20060101AFI20240403BHJP(計算;計数)
要約【課題】物品検知装置において、簡易な構成により、物品の搬送方向を検出する。
【解決手段】紙管ロール検知装置100は、搬送部材30に載って移動する紙管ロール400に設けられたRFIDタグ10から出力された電波を受信するRFIDリーダ40と、RFIDリーダ40によって受信した電波に基づいて、紙管ロール400の通過を記録する記録装置50と、を備え、搬送部材30は、電波を遮蔽する材料で形成され、搬送部材30の通過により、出力された電波が遮蔽される第1位置P1,第2位置P2に固定された第1の固定RFIDタグ21及び第2の固定RFIDタグ22と、搬送部材30が移動する間に、第1の固定RFIDタグ21及び第2の固定RFIDタグ22からの各電波の受信の途切れに基づいて、紙管ロール400の搬送方向を判定する判定部60と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電波を遮蔽する材料で形成された搬送部材に載せられて所定の範囲を移動する物品に設けられた、前記物品に対応した固有の識別情報を記憶したRFIDタグから出力された、前記固有の識別情報を有する電波を、前記物品が前記所定の範囲を通過したときに受信するRFIDリーダと、
前記RFIDリーダによって受信した電波に基づいて、前記固有の識別情報の物品の通過を記録する記録装置と、
前記所定の範囲における互いに異なる2つの位置であって、前記搬送部材の通過により、出力された電波が遮蔽される位置に固定された、互いに異なる固有の識別情報を記憶した第1の固定RFIDタグ及び第2の固定RFIDタグと、
前記搬送部材が前記所定の範囲を移動する間に、前記RFIDリーダによる前記第1の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れと前記RFIDリーダによる前記第2の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れとに基づいて、前記物品の搬送方向を判定する判定部と、を備え、
前記記録装置は、前記物品の前記識別情報に対応付けて、前記搬送方向を記録する、物品検知装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記判定部は、
前記第1の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れと前記RFIDリーダによる前記第2の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れとの時系列の順序に基づいて、前記物品の、前記第1の固定RFIDタグが固定された位置と前記第2の固定RFIDタグが固定された位置との間での移動の方向を求めることにより、前記物品の搬送方向を判定する、請求項1に記載の物品検知装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記物品の搬送方向の判定に加えて、前記搬送部材が前記所定の範囲を移動する間に、前記RFIDリーダによる前記第1の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れ及び前記RFIDリーダによる前記第2の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れと、前記RFIDリーダによる前記物品に設けられた前記RFIDタグから出力された電波の受信の有無との対応関係に基づいて、前記物品の通過の検知漏れを判定し、
前記判定部が前記物品の通過の検知漏れを判定したとき検知漏れを報知する報知部、をさらに備えた、請求項1に記載の物品検知装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記RFIDリーダによる前記第1の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れと前記RFIDリーダによる前記第2の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れとの間の期間及び前記期間の前後の予め設定された所定の期間に、前記RFIDリーダによる前記物品に設けられた前記RFIDタグから出力された電波の受信がなかったときは、前記物品の通過の検知漏れと判定する、請求項3に記載の物品検知装置。
【請求項5】
前記通過の検知漏れと判定された物品に設けられたRFIDタグに記憶された固有の識別情報の、前記記録装置への手動による入力を受け付ける入力部をさらに備えた、請求項3又は4に記載の物品検知装置。
【請求項6】
物品に設けられる、固有の識別情報を記憶したRFIDタグを発行するRFIDラベル発行機と、
倉庫に在庫している前記物品に設けられた前記RFIDタグに記憶された前記識別情報を読み取り、前記物品の保管位置を対応付けて出力する在庫管理用のRFIDリーダと、
使用後の前記物品の残量を検出するとともに、前記物品に設けられた前記RFIDタグに記憶された前記識別情報を読み取り、前記検出した残量を対応付けて出力する残量検出装置と、
請求項1から4のうちいずれか1項に記載の物品検知装置と、
前記RFIDラベル発行機、前記在庫管理用のRFIDリーダ、前記残量検出装置及び前記物品検知装置に接続され、前記RFIDラベル発行機、前記在庫管理用のRFIDリーダ、前記残量検出装置及び前記物品検知装置から出力された情報を前記識別情報に対応付けたデータベースを有する管理サーバと、を備えた物品の管理システム。
【請求項7】
物品に設けられる、固有の識別情報を記憶したRFIDタグを発行するRFIDラベル発行機と、
倉庫に在庫している前記物品に設けられた前記RFIDタグに記憶された前記識別情報を読み取り、前記物品の保管位置を対応付けて出力する在庫管理用のRFIDリーダと、
使用後の前記物品の残量を検出するとともに、前記物品に設けられた前記RFIDタグに記憶された前記識別情報を読み取り、前記検出した残量を対応付けて出力する残量検出装置と、
請求項5に記載の物品検知装置と、
前記RFIDラベル発行機、前記在庫管理用のRFIDリーダ、前記残量検出装置及び前記物品検知装置に接続され、前記RFIDラベル発行機、前記在庫管理用のRFIDリーダ、前記残量検出装置及び前記物品検知装置から出力された情報を前記識別情報に対応付けたデータベースを有する管理サーバと、を備えた物品の管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品検知装置及び物品の管理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
所定の範囲を搬送される物品の通過を検知する物品検知装置が知られている。この物品検知装置は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグの情報を無線通信によって読み取るRFIDリーダを、物品の搬送される範囲の近くに配置し、物品に設けられたRFIDタグの情報を、物品が所定の範囲を搬送されている間にRFIDリーダによって読み取ることで、所定の範囲を搬送された物品の通過を検知するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された物品検知装置は、RFIDリーダを複数設けて、これら複数のRFIDリーダのそれぞれが読み取ったRFIDタグの情報の読取回数と、読み取ったときの受信信号の強度とに基づいて、物品の搬送方向を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-038246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された物品検知装置は、複数のRFIDリーダを必要とするため、コストが高いという問題がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、簡易な構成によりコストを低く抑えて、物品の搬送方向を検出することができる物品検知装置及び物品の管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1は、電波を遮蔽する材料で形成された搬送部材に載せられて所定の範囲を移動する物品に設けられた、前記物品に対応した固有の識別情報を記憶したRFIDタグから出力された、前記固有の識別情報を有する電波を、前記物品が前記所定の範囲を通過したときに受信するRFIDリーダと、前記RFIDリーダによって受信した電波に基づいて、前記固有の識別情報の物品の通過を記録する記録装置と、前記所定の範囲における互いに異なる2つの位置であって、前記搬送部材の通過により、出力された電波が遮蔽される位置に固定された、互いに異なる固有の識別情報を記憶した第1の固定RFIDタグ及び第2の固定RFIDタグと、前記搬送部材が前記所定の範囲を移動する間に、前記RFIDリーダによる前記第1の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れと前記RFIDリーダによる前記第2の固定RFIDタグからの電波の受信の途切れとに基づいて、前記物品の搬送方向を判定する判定部と、を備え、前記記録装置は、前記物品の前記識別情報に対応付けて、前記搬送方向を記録する、物品検知装置である。
【0008】
本発明の第2は、物品に設けられる、固有の識別情報を記憶したRFIDタグを発行するRFIDラベル発行機と、倉庫に在庫している前記物品に設けられた前記RFIDタグに記憶された前記識別情報を読み取り、前記物品の保管位置を対応付けて出力する在庫管理用のRFIDリーダと、使用後の前記物品の残量を検出するとともに、前記物品に設けられた前記RFIDタグに記憶された前記識別情報を読み取り、前記検出した残量を対応付けて出力する残量検出装置と、本発明の物品検知装置と、前記RFIDラベル発行機、前記在庫管理用のRFIDリーダ、前記残量検出装置及び前記物品検知装置に接続され、前記RFIDラベル発行機、前記在庫管理用のRFIDリーダ、前記残量検出装置及び前記物品検知装置から出力された情報を前記識別情報に対応付けたデータベースを有する管理サーバと、を備えた物品の管理システムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る物品検知装置及び物品の管理システムは、簡易な構成によりコストを低く抑えて、物品の搬送方向を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
紙管ロール検知装置の構成を示すブロック図である。
紙管ロール検知装置の構成要素の配置の一例を示す模式図である。
紙管ロール検知装置の処理の流れを示すフローチャートである。
紙管ロールの管理システムを示す模式図である。
紙管ロールの管理システムで使用されるデータベースに記録された情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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