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公開番号2024049539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155820
出願日2022-09-29
発明の名称情報提供装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01W 1/06 20060101AFI20240403BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡易な構成で精度よく天候の情報を提供する。
【解決手段】情報提供装置10は、走行中の車両の位置情報と、車両の外部環境を測定する外界認識センサにより出力された、測定エラーの発生を示す測定エラー情報とを含む走行情報と、道路地図を含む地図情報を取得する情報取得部111と、情報取得部111により取得された走行情報と地図情報とに基づき、道路地図の所定領域内で降雪が発生したか否かを判定する判定部112と、判定部112の判定結果を道路地図に対応付けた情報を出力する出力部113と、を備える。判定部112は、地図情報と走行情報とに基づき車両が所定領域内を走行しているとき測定エラーが発生したと認識すると、所定領域内において降雪が発生したと判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
走行中の車両の位置情報と、前記車両の外部環境を測定する車載センサにより出力された、測定エラーの発生を示す測定エラー情報とを含む走行情報を取得する走行情報取得部と、
道路地図を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記走行情報取得部により取得された前記走行情報と、前記地図情報取得部により取得された前記地図情報とに基づき、前記道路地図の所定領域内で降雪が発生したか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を前記道路地図に対応付けた情報を出力する出力部と、を備え、
前記判定部は、前記地図情報と前記走行情報とに基づき前記車両が前記所定領域内を走行しているとき前記測定エラーが発生したと認識すると、前記所定領域内において降雪が発生したと判定することを特徴とする情報提供装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報提供装置において、
前記走行情報はさらに、前記車両のワイパの作動状態を示す作動情報を含み、
前記判定部は、前記地図情報と前記走行情報とに基づき、前記所定領域を走行中の前記車両の前記ワイパが作動中であることを条件に、前記所定領域内で降雪が発生したか否かの判定を行うことを特徴とする情報提供装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報提供装置において、
前記測定エラー情報の信頼度を算出する算出部をさらに備え、
前記走行情報はさらに、前記車両の走行速度を示す速度情報を含み、
前記算出部は、前記速度情報により示される前記走行速度が低いほど前記信頼度を高く算出し、
前記判定部は、前記信頼度が所定程度以上であるとき、降雪が発生したと判定することを特徴とする情報提供装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報提供装置において、
前記算出部は、前記速度情報に基づき検出される前記車両の停車状態が所定時間以上継続して検出されたとき、前記停車状態の継続時間が長いほど前記信頼度を低く算出することを特徴とする情報提供装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の情報提供装置において、
外気温又は予測された外気温を示す外気温情報を取得する外気温取得部を備え、
前記判定部は、前記外気温情報により示される前記所定領域内の温度が降雪の可能性を示す温度以下であることを条件に、前記走行情報と前記地図情報とに基づき前記所定領域内で降雪が発生したか否かの判定を行うことを特徴とする情報提供装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載の情報提供装置において、
前記車載センサには、前記車両と前方車両および後方車両の少なくとも一方との車間距離を検知する車間距離認識センサが含まれ、
前記測定エラー情報には、前記車間距離認識センサによる車間距離の測定エラーの発生を示す情報が含まれることを特徴とする情報提供装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載の情報提供装置において、
前記車載センサには、前記車両が走行中の道路の区画線を検知する区画線認識センサが含まれ、
前記測定エラー情報には、前記区画線認識センサによる区画線の測定エラーの発生を示す情報が含まれることを特徴とする情報提供装置。
【請求項8】
請求項2に記載の情報提供装置において、
前記判定部は、前記地図情報と前記走行情報とに基づき、前記車両が前記所定領域内を走行しているとき、かつ、前記ワイパが停止しているときに前記測定エラーが発生したと認識すると、前記車両が走行中の道路に積雪が残っていると判定することを特徴とする情報提供装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路の天候の情報を提供する情報提供装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置として、従来、自車両に搭載したミリ波レーダにより検出された計測点の中から停止物体の条件を満たす計測点を抽出し、抽出された計測点の数に基づき自車両周辺の天候を判定するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-164492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ミリ波レーダ等のセンサにより検出される計測点の数は膨大である。したがって、特許文献1記載の装置のようにミリ波レーダの計測点の情報を用いて天候を判定するようにしたのでは、装置の処理負荷を増大させるおそれがある。また、計測点の情報を蓄積するための記憶領域が必要となり装置の規模を増大させるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である情報提供装置は、走行中の車両の位置情報と、車両の外部環境を測定する車載センサにより出力された、測定エラーの発生を示す測定エラー情報とを含む走行情報を取得する走行情報取得部と、道路地図を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、走行情報取得部により取得された走行情報と、地図情報取得部により取得された地図情報とに基づき、道路地図の所定領域内で降雪が発生したか否かを判定する判定部と、判定部の判定結果を道路地図に対応付けた情報を出力する出力部と、を備える。判定部は、地図情報と走行情報とに基づき車両が所定領域内を走行しているとき測定エラーが発生したと認識すると、所定領域内において降雪が発生したと判定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、簡易な構成で精度よく天候の情報を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る情報提供装置を備える情報提供システムの構成の一例を示す図。
車載装置の要部構成を示すブロック図。
本発明の実施形態に係る情報提供装置の要部構成を示すブロック図。
測定エラーの集計結果を示す図。
天候情報の表示例を示す図。
図3の演算部で実行される処理の一例を示すフローチャート。
図3の演算部で実行される処理の他の例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図6Bを参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る情報提供装置は、車両が走行したまたは走行中の道路の天候の情報、特に、降雪の発生の有無を提供するための装置である。図1は、本実施形態に係る情報提供装置を備える情報提供システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報提供システム1は、情報提供装置10と、車載装置30とを備える。情報提供装置10はサーバ装置として構成される。車載装置30は、通信網2を介して情報提供装置10と通信可能に構成される。
【0009】
通信網2には、インターネット網や携帯電話網等に代表される公衆無線通信網だけでなく、所定の管理地域ごとに設けられた閉鎖的な通信網、例えば無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等も含まれる。
【0010】
車載装置30は、車両20に搭載される。車両20には、複数の車両20-1,20-2,・・・,20-nが含まれる。なお、車両20は、手動運転車両であってもよいし、自動運転車両であってもよい。また、車両20には、車種やグレードが異なる車両が含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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