TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024043854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149060
出願日2022-09-20
発明の名称ガス絶縁開閉装置
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類H02B 13/035 20060101AFI20240326BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】筐体の小型化、絶縁性ガスの使用量削減を図ること。
【解決手段】開閉装置(1)は、絶縁性ガスが充填される筐体(10)と、筐体を貫通して設けられる開閉軸(20)と、筐体の気密性を保ちつつ開閉軸を筐体の貫通位置にて保持する保持部(30)と、開閉軸の駆動によって開閉軸との電気的な接続が切り替えられる複数の電極(40)とを備えている。開閉軸は、筐体の外側で操作機構(3)に接続される連結部(21)と、複数の電極(40)に接触して通電する可動コンタクト(23)と、連結部と可動コンタクトとの間に設けられる絶縁部(22)とを備え、可動コンタクトと電気的に接続する電極が変わることで、通電状態、断路状態及び接地状態を切り替える。通電状態及び断路状態にて絶縁部全体が筐体の内側に配置され、接地状態にて、絶縁部の一部が保持部から筐体の外側に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性ガスが充填される筐体と、
前記筐体を貫通して設けられる開閉軸と、
前記筐体の外側に設けられて前記開閉軸を駆動する操作機構と、
前記筐体の内側の気密性を保ちつつ前記開閉軸を前記筐体の貫通位置にて保持する保持部と、
前記筐体の内側にて前記開閉軸と同一軸線上に並んで設けられ、前記開閉軸の駆動によって前記開閉軸との電気的な接続が切り替えられる複数の電極とを備えたガス絶縁開閉装置であって、
前記開閉軸は、前記筐体の外側で前記操作機構に接続される連結部と、
前記複数の電極に接触して通電する可動コンタクトと、
前記連結部と前記可動コンタクトとの間に設けられる絶縁部とを備え、前記開閉軸の駆動により、前記複数の電極のうち前記可動コンタクトと電気的に接続する前記電極が変わることで、通電状態、断路状態及び接地状態を切り替え、
前記通電状態及び前記断路状態にて、前記絶縁部全体が前記筐体の内側に配置され、
前記接地状態にて、前記絶縁部の一部が前記保持部から前記筐体の外側に配置されることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記絶縁部は、軸状をなす芯材と、前記芯材の外周面に設けられた表層とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項3】
前記表層は、前記連結部の外周に跨って形成されることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項4】
前記連結部における前記表層の形成位置には凹み部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項5】
前記絶縁部における前記連結部側の端部に雄ねじ部が形成され、
前記連結部における前記絶縁部側の端部に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部と、前記雌ねじ部を軸周りにて囲うように前記凹み部とが形成されることを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス絶縁開閉装置に関し、特に、受配電設備用に用いられるガス絶縁開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるガス絶縁開閉装置にあっては、筐体内にSF6ガスなどの絶縁性ガスを封入しつつ、固定電極や可動電極、絶縁操作ロッド等を備えて構成されている。また、特許文献1では、接地断路機能を備えたガス絶縁開閉装置も開示している。かかるガス絶縁開閉装置は、3位置電磁操作器により絶縁操作ロッドを介して可動電極を駆動し、可動電極が電気的に導通する固定電極を変えることによって投入状態、断路状態及び接地状態の何れかとなるように切り替え可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-92871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の接地断路機能を備えたガス絶縁開閉装置では、投入状態、断路状態及び接地状態の全てにおいて、SF6ガスが封入される筐体内に絶縁操作ロッドが配置されるよう構成される。このため、絶縁操作ロッドの軸方向に筐体が大きくなり、筐体内のSF6ガスの使用量も増大する、という問題がある。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、筐体の小型化、絶縁性ガスの使用量削減を図ることができるガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様のガス絶縁開閉装置は、絶縁性ガスが充填される筐体と、前記筐体を貫通して設けられる開閉軸と、前記筐体の外側に設けられて前記開閉軸を駆動する操作機構と、前記筐体の内側の気密性を保ちつつ前記開閉軸を前記筐体の貫通位置にて保持する保持部と、前記筐体の内側にて前記開閉軸と同一軸線上に並んで設けられ、前記開閉軸の駆動によって前記開閉軸との電気的な接続が切り替えられる複数の電極とを備えたガス絶縁開閉装置であって、前記開閉軸は、前記筐体の外側で前記操作機構に接続される連結部と、前記複数の電極に接触して通電する可動コンタクトと、前記連結部と前記可動コンタクトとの間に設けられる絶縁部とを備え、前記開閉軸の駆動により、前記複数の電極のうち前記可動コンタクトと電気的に接続する前記電極が変わることで、通電状態、断路状態及び接地状態を切り替え、前記通電状態及び前記断路状態にて、前記絶縁部全体が前記筐体の内側に配置され、前記接地状態にて、前記絶縁部の一部が前記保持部から前記筐体の外側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、開閉軸が筐体を貫通しており、かかる開閉軸における絶縁部の一部が接地状態にて筐体の外側にはみ出すように配置される。これにより、接地状態にて絶縁部の全てが筐体の内側に収まって配置される構成に比べ、筐体の小型化を図ることができ、ひいては、筐体に封入される絶縁性ガスの使用量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A~図1Cは、実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分概略断面図である。
保持部及びその周辺の部分概略断面図である。
図3Aは、開閉軸の概略断面図であり、図3Bは、図3AのA部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置(以下、単に「開閉装置」という)について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。
【0010】
本発明は、例えば、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS:Cubicle Gas Insulated Switchgear、以下では単に「開閉装置」という)に適用される。しかしながら、本発明が適用される開閉装置については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、キュービクル形でない他のガス絶縁開閉装置にも適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士電機株式会社
半導体装置
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
電力変換装置
3日前
富士電機株式会社
物理量出力回路
1日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
8日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
3日前
富士電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
2日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置の製造方法および炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法
14日前
個人
2軸モーター
7日前
ニデック株式会社
モータ
22日前
個人
バッテリーの補助装置
15日前
ヨツギ株式会社
鳥害防止具
23日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
16日前
株式会社アイドゥス企画
モータシリンダ
22日前
日産自動車株式会社
発電装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
1日前
株式会社ミツバ
回転電機
2日前
株式会社ミツバ
回転電機
15日前
富士電機株式会社
電力変換装置
3日前
株式会社ミツバ
回転電機
15日前
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
3日前
ブラザー工業株式会社
制御装置
22日前
株式会社ミツバ
制動装置
8日前
オムロン株式会社
電力変換装置
8日前
ヴィガラクス株式会社
電気供給システム
9日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
9日前
株式会社ダイヘン
双方向コンバータ
2日前
個人
超電導ロータリー式発電原動機
8日前
ニチコン株式会社
電源装置
15日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
8日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
16日前
株式会社デンソー
電力変換装置
9日前
株式会社日立製作所
電気機器
15日前
株式会社デンソー
電力変換装置
9日前
続きを見る