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公開番号2024042562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147353
出願日2022-09-15
発明の名称電流センサユニット及び電気装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01R 15/20 20060101AFI20240321BHJP(測定;試験)
要約【課題】電流センサによる適正な電流検出を行わせることができる電流センサユニット及び電気装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置30は、昇圧装置40とインバータ50と電流センサユニット60とを有している。電流センサユニット60は、磁束密度に応じた電気信号を出力する検出素子62と、検出素子62に接続された配線部を有するセンサ基板63とを有する電流センサ61と、電力変換装置30のリアクトル41にて発生する磁気ノイズを、センサ基板を通らない経路に誘導するノイズ誘導板65と、を備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気装置(30)に設けられる電流センサユニット(60)であって、
磁束密度に応じた電気信号を出力する検出素子(62)と、前記検出素子に接続された配線部を有するセンサ基板(63)とを有する電流センサ(61)と、
前記電気装置においてノイズ発生部品(41)にて発生する磁気ノイズを、前記センサ基板を通らない経路に誘導するノイズ誘導部材(65)と、
を備える、電流センサユニット。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ノイズ誘導部材は、前記ノイズ発生部品から前記センサ基板までの間において、前記ノイズ発生部品にて発生する磁気ノイズを、前記センサ基板に到達する前に当該センサ基板を通らない経路に誘導する、請求項1に記載の電流センサユニット。
【請求項3】
前記電気装置において、前記センサ基板の正面視で当該センサ基板の幅方向に離間する位置に前記ノイズ発生部品が設けられるようになっており、
前記ノイズ誘導部材は、前記センサ基板の側方であってかつ前記ノイズ発生部品の側に離れた位置に、当該センサ基板の板面の延びる方向に交差する向きに設けられている、請求項2に記載の電流センサユニット。
【請求項4】
電流を流す導電部材(54)に取り付けられる電流センサユニットであって、
前記導電部材の通電時に生じる磁束を集磁するセンサコア(64)を有し、そのセンサコアが、前記センサ基板の板面に交差する方向に延びるように設けられており、
前記ノイズ誘導部材は、前記センサ基板の板厚方向において一端側が前記センサ基板よりもはみ出し、かつ他端側が前記センサコアよりもはみ出すように設けられている、請求項3に記載の電流センサユニット。
【請求項5】
電流を流す導電部材(54)に取り付けられる電流センサユニットであって、
前記検出素子は、前記導電部材の通電時に生じる磁束を検出するものであり、
前記ノイズ誘導部材は、前記センサ基板に交差する向きに延びる板状の面材であり、その面材に設けられた溝部(65a)に前記導電部材が挿通されている、請求項3に記載の電流センサユニット。
【請求項6】
前記電気装置は筐体(31)を有し、その筐体内に前記電流センサユニット及び前記ノイズ発生部品が収容されるようになっており、
前記ノイズ誘導部材は、前記ノイズ発生部品から遠い側となる反対側部分が、前記センサ基板の板面の延びる方向に対して非垂直で交差し、かつ当該センサ基板から離れる側に傾いている、請求項3に記載の電流センサユニット。
【請求項7】
前記電気装置において、前記センサ基板を側方から見た側面視で当該センサ基板の板厚方向に離間する位置に前記ノイズ発生部品が設けられており、
前記ノイズ誘導部材は、前記センサ基板の板面に対向しかつ前記ノイズ発生部品の側に離れた位置に設けられている、請求項2に記載の電流センサユニット。
【請求項8】
前記ノイズ誘導部材は、
前記センサ基板の側方であってかつ前記ノイズ発生部品の側に離れた位置に、当該センサ基板の板面の延びる方向に交差する向きに設けられた第1誘導部(71)と、
前記センサ基板の板面に対向しかつ前記ノイズ発生部品の側に離れた位置に設けられた第2誘導部(72)と、
を有する、請求項2に記載の電流センサユニット。
【請求項9】
電流を流す導電部材(54)に取り付けられる電流センサユニットであって、
前記導電部材の通電時に生じる磁束を集磁するセンサコア(64)を有し、そのセンサコアが、前記センサ基板の板面に交差する方向に延びるように設けられており、
前記検出素子と前記センサコアと前記導電部材とが、前記ノイズ誘導部材と共に一体で樹脂モールドされている、請求項1に記載の電流センサユニット。
【請求項10】
前記ノイズ誘導部材は、前記ノイズ発生部品にて発生する磁気ノイズを、前記センサ基板に設けられた配線部(63a)を通らない経路に誘導する、請求項1に記載の電流センサユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電流センサユニット及び電気装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電流センサの検出精度の向上を図る技術として、例えば特許文献1の技術が知られている。この特許文献1には、平行に配置されている2本のバスバに切欠きが設けられ、それら各バスバの切欠きに磁電変換素子が配置されている電流センサにおいて、磁電変換素子を挟むように磁気シールド板を配置するとともに、磁電変換素子と磁気シールド板とを絶縁性の樹脂でモールドするようにした構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-125907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電流センサは、一般にセンサ基板に設けられた配線部を介して検出信号を出力する。この場合、磁気ノイズがセンサ基板に鎖交すると、それに起因して起電圧が発生し電流センサの検出精度に影響が及ぶことが懸念される。この点において、既存技術では改善の余地があると考えられる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電流センサによる適正な電流検出を行わせることができる電流センサユニット及び電気装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【0007】
手段1は、
電気装置に設けられる電流センサユニットであって、
磁束密度に応じた電気信号を出力する検出素子と、前記検出素子に接続された配線部を有するセンサ基板とを有する電流センサと、
前記電気装置においてノイズ発生部品にて発生する磁気ノイズを、前記センサ基板を通らない経路に誘導するノイズ誘導部材と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、電流センサユニットは、検出素子及びセンサ基板を含む電流センサとノイズ誘導部材とを備えており、電気装置においてノイズ発生部品にて磁気ノイズが発生する場合に、ノイズ誘導部材により、センサ基板を通らない経路に磁気ノイズが誘導される。この場合、磁気ノイズがセンサ基板に鎖交することに起因して生じる電流センサの検出精度の低下を抑制することができる。その結果、電流センサによる適正な電流検出を行わせることができる。
【0009】
手段2では、前記ノイズ誘導部材は、前記ノイズ発生部品から前記センサ基板までの間において、前記ノイズ発生部品にて発生する磁気ノイズを、前記センサ基板に到達する前に当該センサ基板を通らない経路に誘導する。
【0010】
上記構成によれば、ノイズ発生部品からセンサ基板までの間において、ノイズ誘導部材による磁気ノイズの誘導が行われるため、センサ基板に対する磁気ノイズの影響を排除する上で好適なる構成が実現できる。
(【0011】以降は省略されています)

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