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公開番号2024042249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146831
出願日2022-09-15
発明の名称シート製造装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20240321BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】円滑にシートを製造する。
【解決手段】シート製造装置は、繊維を含む材料を気流によって堆積させてウェブを形成する堆積部と、前記ウェブの一方面の側から水分を付与する加湿部と、加湿された前記ウェブに対して加圧箇所において加圧して、シートに形成する加圧部と、を備え、前記加圧部は、前記加圧箇所において前記ウェブの前記一方面と接触する第1ローラーと、前記加圧箇所において前記ウェブの他方面と接触する第2ローラーとを有し、前記ウェブの前記一方面が前記加圧箇所を始点として所定の長さにわたって前記第1ローラーの表面と接触するように、前記ウェブが搬送され、前記第1ローラーは加熱機構を有し、前記ウェブの前記一方面が前記第1ローラーの表面と接触している間に、前記第1ローラーが前記ウェブに対して加熱を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を含む材料を気流によって堆積させてウェブを形成する堆積部と、
前記ウェブの一方面の側から水分を付与する加湿部と、
加湿された前記ウェブに対して加圧箇所において加圧して、シートに形成する加圧部と、を備え、
前記加圧部は、前記加圧箇所において前記ウェブの前記一方面と接触する第1ローラーと、前記加圧箇所において前記ウェブの他方面と接触する第2ローラーとを有し、
前記ウェブの前記一方面が前記加圧箇所を始点として所定の長さにわたって前記第1ローラーの表面と接触するように、前記ウェブが搬送され、
前記第1ローラーは加熱機構を有し、前記ウェブの前記一方面が前記第1ローラーの表面と接触している間に、前記第1ローラーが前記ウェブに対して加熱を行う、ことを特徴とするシート製造装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシート製造装置であって、
前記第1ローラーは金属から成る、ことを特徴とするシート製造装置。
【請求項3】
請求項1に記載のシート製造装置であって、
前記第1ローラーの径は、前記第2ローラーの径よりも大きい、ことを特徴とするシート製造装置。
【請求項4】
請求項1に記載のシート製造装置であって、
前記第1ローラーに対向する位置であり、かつ、前記ウェブの搬送方向において前記加圧箇所より下流に設けられた第3ローラーを有し、
前記第1ローラーから剥離された前記ウェブが前記第3ローラーと接触する、ことを特徴とするシート製造装置。
【請求項5】
請求項2に記載のシート製造装置であって、
前記第1ローラーの表面は、凹凸を有する、ことを特徴とするシート製造装置。
【請求項6】
請求項1に記載のシート製造装置であって、
前記繊維を結合させるための澱粉を供給する澱粉供給部と、
前記澱粉と前記繊維とを混合する混合部と、を含む、ことを特徴とするシート製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、被解繊物を大気中で解繊する解繊部と、解繊された解繊物に樹脂を含む添加物を大気中で混合する混合部と、解繊物と添加物とを混合した混合物を調湿する調湿部と、調湿した混合物を加圧する加圧部と、加圧された混合物を加熱する加熱部と、を備えるシート製造装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-137437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記装置では、十分な強度を有するシートを製造するために結着剤として樹脂が必要であった。近年、樹脂を用いなくても十分な強度を有するシートの製造方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シート製造装置は、繊維を含む材料を気流によって堆積させてウェブを形成する堆積部と、前記ウェブの一方面の側から水分を付与する加湿部と、加湿された前記ウェブに対して加圧箇所において加圧して、シートに形成する加圧部と、を備え、前記加圧部は、前記加圧箇所において前記ウェブの前記一方面と接触する第1ローラーと、前記加圧箇所において前記ウェブの他方面と接触する第2ローラーとを有し、前記ウェブの前記一方面が前記加圧箇所を始点として所定の長さにわたって前記第1ローラーの表面と接触するように、前記ウェブが搬送され、前記第1ローラーは加熱機構を有し、前記ウェブの前記一方面が前記第1ローラーの表面と接触している間に、前記第1ローラーが前記ウェブに対して加熱を行う。
【図面の簡単な説明】
【0006】
シート製造装置の構成を示す模式図。
加圧部の構成を示す模式図。
加圧部におけるウェブの巻き掛け状態を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
まず、シート製造装置1の構成について説明する。シート製造装置1は、シートSを形成する装置である。
図1に示すように、シート製造装置1は、例えば、供給部10と、粗砕部11と、解繊部20と、選別部40と、第1ウェブ形成部45と、回転体49と、混合部50と、堆積部60と、ウェブ搬送部80と、加湿部90と、加圧部100と、切断部120と、を含む。さらに、シート製造装置1は、上記各部の駆動機構を制御する制御部(プロセッサー)を備える。
【0008】
供給部10は、粗砕部11に原料を供給する。供給部10は、例えば、粗砕部11に原料を連続的に投入するための自動投入部である。供給部10によって供給される原料は、各種繊維を含む材料である。
【0009】
繊維としては、特に限定されず、広範な繊維材料を用いることができる。繊維としては、天然繊維(動物繊維、植物繊維)、化学繊維(有機繊維、無機繊維、有機無機複合繊維)などを例示できる。繊維は、更に詳しくは、セルロース、絹、羊毛、綿、大麻、ケナフ、亜麻、ラミー、黄麻、マニラ麻、サイザル麻、針葉樹、広葉樹等からなる繊維等が挙げられ、これらを単独で用いてもよいし、適宜混合して用いてもよいし、精製などを行った再生繊維として用いてもよい。
【0010】
繊維の原料としては、例えば、パルプ、古紙、古布等が挙げられる。また、繊維は、各種の表面処理がされていてもよい。また、繊維の材質は、純物質であってもよいし、不純物及びその他の成分など、複数の成分を含む材質であってもよい。また、繊維として、古紙やパルプシートなどを乾式で解繊した解繊物を用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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