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公開番号2024040834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145453
出願日2022-09-13
発明の名称2部材連結装置および建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240318BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 上側から覗き込むことなく、連結作業を容易に行えると共に、案内部材や連結ピンの損傷を防止できるようにする。
【解決手段】 左第1ブラケット22の左外側ブラケット22Aと対面するアッパブーム10の左第2ブラケット24の外側面には、アッパブーム10を横方向に移動してロアブーム9に接近させたときに、左案内部材32が左上連結ピン26に達した位置で左第1ブラケット22に当接する左ストッパ部材36が設けられている。右第1ブラケット23の右外側ブラケット23Aと対面するアッパブーム10の右第2ブラケット25の外側面には、アッパブーム10を横方向に移動してロアブーム9に接近させたときに、右案内部材33が右上連結ピン27に達した位置で右第1ブラケット23に当接する右ストッパ部材37が設けられている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材と第2部材とを連結する2部材連結装置であって、
前記第1部材に設けられ、左右方向の外側と内側で隙間をもって対面した一対の第1ブラケットと、
前記一対の第1ブラケットにそれぞれ同一軸線上に設けられた第1ピン挿通孔と、
前記第2部材に設けられ、前記一対の第1ブラケットの前記隙間に差し込まれる第2ブラケットと、
前記第2ブラケットに設けられ、前記第1部材と前記第2部材との連結位置で前記第1ピン挿通孔と連通する第2ピン挿通孔と、
前記内側の第1ブラケット側から前記第1ピン挿通孔および前記第2ピン挿通孔に挿入される連結ピンと、
前記第2部材に設けられ、前記第2ブラケットを前記第1ブラケットに接近させたときに前記連結ピンに係合して前記第2ブラケットを前記連結位置に案内する案内部材と、
を備えてなる2部材連結装置において、
前記外側の第1ブラケットと対面する前記第2ブラケットの外側面には、前記第2部材を横方向に移動して前記第1部材に接近させたときに、前記案内部材が前記連結ピンに達した位置で前記第1ブラケットに当接するストッパ部材が設けられていることを特徴とする2部材連結装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、前記上部旋回体の前側に設けられ、複数のブームを連結してなるマルチブーム仕様の作業装置と、前記複数のブームのうち、隣り合う第1ブームと第2ブームとを連結する2部材連結装置と、を備えてなる建設機械であって、
前記2部材連結装置は、
前記第1ブームに設けられ、左右方向の外側と内側で隙間をもって対面した一対の第1ブラケットと、
前記一対の第1ブラケットにそれぞれ同一軸線上に設けられた第1ピン挿通孔と、
前記第2ブームに設けられ、前記一対の第1ブラケットの前記隙間に差し込まれる第2ブラケットと、
前記第2ブラケットに設けられ、前記第1ブームと前記第2ブームとの連結位置で前記第1ピン挿通孔と連通する第2ピン挿通孔と、
前記内側の第1ブラケット側から前記第1ピン挿通孔および前記第2ピン挿通孔に挿入される連結ピンと、
前記第2ブームに設けられ、前記第2ブラケットを前記第1ブラケットに接近させたときに前記連結ピンに係合して前記第2ブラケットを前記連結位置に案内する案内部材と、
を備え、
前記外側の第1ブラケットと対面する前記第2ブラケットの外側面には、前記第2ブームを横方向に移動して前記第1ブームに接近させたときに、前記案内部材が前記連結ピンに達した位置で前記第1ブラケットに当接するストッパ部材が設けられていることを特徴とする建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、連結ピンを用いてマルチブームを構成する隣り合うブーム間を連結するのに好適に用いられる2部材連結装置および建設機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体の前側に回動可能に設けられた作業装置と、を備えている。
【0003】
また、油圧ショベルには、高所の解体を行う機種がある。この高所の解体作業に用いられる作業装置は、複数のブームを連結してなるマルチブームを備えている。例えば、マルチブームを構成する複数のブームのうち、隣り合うロアブームとアッパブームは、2部材連結装置によって着脱可能に連結されている。ロアブームとアッパブームは、左右の側面部、上面部および下面部からなる角筒状に形成されている。
【0004】
2部材連結装置は、第1ブームをなすロアブームに設けられ、左右方向の外側と内側で隙間をもって対面した一対の第1ブラケットと、一対の第1ブラケットにそれぞれ同一軸線上に設けられた第1ピン挿通孔と、第2ブームをなすアッパブームに設けられ、一対の第1ブラケットの隙間に差し込まれる第2ブラケットと、第2ブラケットに設けられ、ロアブームとアッパブームとの連結位置で第1ピン挿通孔と連通する第2ピン挿通孔と、ロアブームの内側の第1ブラケット側から第1ピン挿通孔および第2ピン挿通孔に挿入される連結ピンと、を備えている。
【0005】
ここで、2部材連結装置を用いてロアブームとアッパブームとを連結する場合には、ロアブームを前側に倒した状態で、水平をなすように吊り上げたアッパブームをロアブームに接近させ、第1ブラケットの第1ピン挿通孔に第2ブラケットの第2ピン挿通孔を位置合わせする。しかし、アッパブームを吊り上げた状態で第1ピン挿通孔と第2ピン挿通孔とを位置合わせするのは難しく、連結作業に時間や労力を要してしまう。
【0006】
そこで、2部材連結装置は、アッパブームに案内部材を備えている。この案内部材は、アッパブームを吊り上げて第2ブラケットを第1ブラケットに接近させたときに、第1ブラケット側の連結ピンに係合することにより、第2ブラケットを連結位置、即ち、第2ピン挿通孔を第1ピン挿通孔と同軸となる位置に案内する構成となっている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-230113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、2部材連結装置の案内部材は、内側の第1ブラケット側から第1ピン挿通孔および第2ピン挿通孔に挿入される連結ピンに係合する構造になっているから、連結ピンと案内部材との位置関係を作業装置の側方から目視することができない。従って、連結ピンと案内部材との距離を上側から覗き込むための高所作業車等の設備が必要になるから、連結作業に手間を要してしまう。
【0009】
しかも、連結ピンと案内部材との距離は、上側から覗き込んだだけでは正確に把握するのが難しい。このために、案内部材が連結ピンに衝突して案内部材や連結ピンが損傷する虞がある。
【0010】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、上側から覗き込むことなく、連結作業を容易に行えると共に、案内部材や連結ピンの損傷を防止できるようにした2部材連結装置および建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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