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公開番号2024039741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144330
出願日2022-09-12
発明の名称建築物壁部
出願人ダイト工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04F 13/08 20060101AFI20240315BHJP(建築物)
要約【課題】脆弱化を防ぎつつ構築に必要な材料を減少させ得る建築物壁部を提供すること。
【解決手段】建築物壁部30は、複数のパネル支持フレームと複数の壁パネル52とパネル取付金具とを備える。壁パネル52が、パネル底部90と壁本体部92とパネル頂部94とを有している。壁本体部92が、並んで配置される複数の面形成部130と溝形成部132とを有している。溝形成部132は溝を形成する。その溝は面形成部130の対の間に配置される。パネル底部90の突出端190と溝形成部132のうち溝の内周面から見て背面にあたる箇所の突出端192とパネル頂部94の突出端194とが、それぞれパネル取付金具54により支えられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ウェブの両端に第1,2フランジを有する断面H形状にそれぞれ形成され、かつ、水平方向に所定間隔置きに立設される複数のパネル支持フレームと、
相隣る前記パネル支持フレーム間に配置され積み上げられる複数の壁パネルと、
前記パネル支持フレームの前記第1フランジと前記壁パネルの一側端部との間に前記パネル支持フレームの縦長方向に沿って配置されるパネル取付金具とを備える建築物壁部であって、
前記壁パネルが、
相隣る前記パネル支持フレーム間に配置される際に他の前記壁パネルの上に載るパネル底部と、
前記パネル底部から立ち上がる壁本体部と、
前記壁本体部に連なるパネル頂部とを有しており、
前記壁本体部が、
並んで配置される複数の面形成部と、
前記面形成部の対の間に配置され前記面形成部の一端から他端に沿う溝を形成する溝形成部とを有しており、
前記パネル底部の突出端と前記溝形成部のうち前記溝の内周面から見て背面にあたる箇所の突出端と前記パネル頂部の突出端とが、それぞれ前記パネル取付金具により支えられていることを特徴とする建築物壁部。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記溝形成部が、相隣る前記パネル支持フレーム間に前記壁パネルが配置されるとき前記溝のうち下へ向かって傾斜する部分となる下方傾斜部を有していることを特徴とする請求項1に記載の建築物壁部。
【請求項3】
前記下方傾斜部が前記面形成部に直接接していることを特徴とする請求項2に記載の建築物壁部。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物壁部に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、壁パネルの取付構造にかかる発明を開示する。特許文献1にかかる壁パネルの取付構造は、複数のパネル支持フレームと、壁パネルと、パネル取付金具とを備える。パネル支持フレームは、ウェブの両端に第1,2フランジを有する断面H形状に形成される。それら複数のパネル支持フレームは、水平方向に所定間隔置きに立設される。壁パネルは、相隣るパネル支持フレーム間に配置される。パネル取付金具は、パネル支持フレームの第1フランジと壁パネルの一側端部との間にパネル支持フレームの縦長方向に沿って配置される。特許文献1に開示された壁パネルの取付構造は、従来のボルト・ナットのような締付け不足および締付け過剰による問題、および、振動によるボルト・ナットの緩み問題を解消し、確実強固な取付状態を確保する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-255055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された壁パネルの取付構造には、建築物の壁部としてみたときこれを構築するために必要な材料に削減の余地があるという問題点がある。本発明は、このような問題を解決するものである。本発明の目的は、脆弱化を防ぎつつ構築に必要な材料を減少させ得る建築物壁部を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
図面に基き本発明の建築物壁部が説明される。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためであって内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、建築物壁部30は、複数のパネル支持フレーム50,50と、複数の壁パネル52,52と、パネル取付金具54とを備える。パネル支持フレーム50は、ウェブ70の両端に第1,2フランジ72,74を有する断面H形状にそれぞれ形成される。パネル支持フレーム50,50は、水平方向に所定間隔置きに立設される。壁パネル52,52,52は、相隣るパネル支持フレーム50,50間に配置され積み上げられる。パネル取付金具54は、パネル支持フレーム50の第1フランジ72と壁パネル52の一側端部との間にパネル支持フレーム50の縦長方向に沿って配置される。壁パネル52が、パネル底部90と、壁本体部92と、パネル頂部94とを有している。パネル底部90は、相隣るパネル支持フレーム50,50間に配置される際に他の壁パネル52の上に載る。壁本体部92は、パネル底部90から立ち上がる。パネル頂部94は、壁本体部92に連なる。壁本体部92が、並んで配置される複数の面形成部130と、溝形成部132とを有している。溝形成部132は、溝を形成する。その溝は、面形成部130の対の間に配置される。その溝は、面形成部130の一端から他端に沿う。パネル底部90の突出端190と溝形成部132のうち溝の内周面から見て背面にあたる箇所の突出端192とパネル頂部94の突出端194とが、それぞれパネル取付金具54により支えられている。
【0007】
パネル底部90の突出端190と溝形成部132のうち溝の内周面から見て背面にあたる箇所の突出端192とパネル頂部94の突出端194とが、それぞれパネル取付金具54により支えられている。これにより、壁パネル52が受ける力は、パネル底部90の突出端190とパネル頂部94の突出端194とからパネル取付金具54に伝えられる。さらに、溝形成部132のうち溝の内周面から見て背面にあたる箇所の突出端192からもその力がパネル取付金具54に伝えられる。このように力が伝えられるので、溝形成部132のうち溝の内周面から見て背面にあたる箇所の突出端192からは力が伝えられない場合に比べ、壁パネル52にかかる応力の最大値は小さくなる。その最大値が小さくなるので、壁パネル52の板厚を薄くできる。その結果、脆弱化を防ぎつつ構築に必要な材料を減少させ得る建築物壁部が提供される。
【0008】
また、上述された溝形成部132が、下方傾斜部150を有していることが望ましい。下方傾斜部150は、相隣るパネル支持フレーム50,50間に壁パネル52が配置されるとき溝のうち下へ向かって傾斜する部分となる。
【0009】
溝形成部132が下方傾斜部150を有していると、溝形成部132が形成する溝の中に雨水などの水分が進入してもその水分は自然に流れ落ちる。これにより、壁パネル52の腐食が抑制される。
【0010】
もしくは、上述した下方傾斜部150が面形成部130に直接接していることが望ましい。これにより、下方傾斜部150と面形成部130との間に配置されるものに水分の排出が妨げられる恐れが低くなる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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