特許ウォッチ

公開番号2024013341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022115362
出願日2022-07-20
発明の名称時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 9/00 20060101AFI20240125BHJP(時計)
要約【課題】ゼンマイの巻上げ時にパワーリザーブ表示が見易い時計を提供する。
【解決手段】時計は、リューズを巻いて、リザーブ時間を延長する方式の時計であって、リザーブ量を表示するパワーリザーブ表示を裏面に有し、表面の文字板を12時が上にくるように前記文字板の法線方向から正面視したときに、前記リューズは右側についており、前記裏面を前記裏面の法線方向から正面視したときに、前記リューズが前記右側にくるようにすると、各種の表示が適切に読み取れる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
リューズを巻いて、リザーブ時間を延長する方式の時計であって、
リザーブ量を表示するパワーリザーブ表示を裏面に有し、
表面の文字板を１２時が上にくるように前記文字板の法線方向から正面視したときに、前記リューズは右側についており、
前記裏面を前記裏面の法線方向から正面視したときに、前記リューズが前記右側にくるようにすると、各種の表示が適切に読み取れる、
時計。
続きを表示（約 590 文字）【請求項２】
前記各種の表示には、前記パワーリザーブ表示に付随する文字を含む、
請求項１に記載の時計。
【請求項３】
前記パワーリザーブ表示には、前記リザーブ量の数字が表示されている、
請求項２に記載の時計。
【請求項４】
前記各種の表示には、ロゴに関する文字を含む、
請求項１に記載の時計。
【請求項５】
側面から前記リューズを見たとき、手動で前記リューズを巻く方向は、第１の方向であり、
前記時計の前記裏面を、前記リューズが前記右側にくるように前記裏面の法線方向から正面視した場合、前記リューズを巻く方向は、前記第１の方向である、
請求項１に記載の時計。
【請求項６】
リューズを巻いて、リザーブ時間を延長する方式の時計であって、
リザーブ量を表示するパワーリザーブ表示を裏面に有し、
表面の文字板における文字の上下方向に対して、前記裏面の文字の前記上下方向が反転している、
時計。
【請求項７】
前記裏面の文字には、前記パワーリザーブ表示に付随する文字を含む、
請求項６に記載の時計。
【請求項８】
前記パワーリザーブ表示には、前記リザーブ量の数字が表示されている、
請求項７に記載の時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、時計に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ゼンマイを巻いてムーブメントを駆動する機械式の時計において、表面の表示情報を増やすために、また、デザイン上、表面の表示をシンプルにするために、ゼンマイの巻上量又はゼンマイの動力蓄積残量であるリザーブ量を表示するパワーリザーブ表示を裏面に配置した時計が、例えば特許文献１に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１１７１０５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１のパワーリザーブ表示では、目盛に数値が表示されていないので、ゼンマイのリザーブ量を適切に読み取り難いという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
時計は、リューズを巻いて、リザーブ時間を延長する方式の時計であって、リザーブ量を表示するパワーリザーブ表示を裏面に有し、表面の文字板を１２時が上にくるように前記文字板の法線方向から正面視したときに、前記リューズは右側についており、前記裏面を前記裏面の法線方向から正面視したときに、前記リューズが前記右側にくるようにすると、各種の表示が適切に読み取れる。
【０００６】
時計は、リューズを巻いて、リザーブ時間を延長する方式の時計であって、リザーブ量を表示するパワーリザーブ表示を裏面に有し、表面の文字板における文字の上下方向に対して、前記裏面の文字の前記上下方向が反転している。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態に係る時計の正面図。
第１実施形態に係る時計の裏面図。
第２実施形態に係る時計の裏面図。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
１．第１実施形態
先ず、第１実施形態に係る時計１について、図１及び図２を参照して説明する。
尚、本実施形態の時計１は、リューズ７を巻いて、リザーブ時間を延長する方式の機械式時計である。また、説明の便宜上、以降の図１、図２、及び図３において、互いに直交する３つの軸として、Ｘ軸、Ｙ軸、及びＺ軸を図示している。また、Ｘ軸に沿った方向を「Ｘ方向」、Ｙ軸に沿った方向を「Ｙ方向」、Ｚ軸に沿った方向を「Ｚ方向」と言う。また、各軸の矢印側を「プラス側」、矢印と反対側を「マイナス側」とも言う。また、Ｘ方向のプラス側を「右」、Ｘ方向のマイナス側を「左」、Ｙ方向のプラス側を「上」、Ｙ方向のマイナス側を「下」、Ｚ方向のプラス側を「表」、Ｚ方向のマイナス側を「裏」、とも言う。また、プラスＺ方向から見た図を「正面図」、マイナスＺ方向から見た図を「裏面図」として説明する。
【０００９】
時計１は、図１及び図２に示すように、円筒状の外装ケース２を備え、時計１の表面５Ａには、外装ケース２の内周側に、円盤状の文字板３が配置され、時計１の裏面５Ｂには、外装ケース２を備え、外装ケース２の内周側に、円盤状の裏蓋１０が配置され、ゼンマイ９の巻上量又はゼンマイの動力蓄積残量であるリザーブ量を表示するパワーリザーブ表示１１が設けられている。尚、外装ケース２の二つの開口のうち、表面５Ａ側の開口及び裏面５Ｂ側の開口は、それぞれカバーガラスで塞がれている。
【００１０】
また、時計１は、外装ケース２内に収容されたムーブメント８と、ムーブメント８を駆動するゼンマイ９と、を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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