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公開番号2024052762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024017597,2020016932
出願日2024-02-08,2020-02-04
発明の名称スイッチ装置および時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類G04G 21/00 20100101AFI20240405BHJP(時計)
要約【課題】 装置全体の小型化を図り、且つ接点ばねの破損を防いで良好に撓み変形させることができるスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供する。
【解決手段】 回路基板13の外周面側にその外周方向に沿って配置された接点ばね23と、回路基板13に対して固定されて接点ばね23が接離可能に接触する接点部25と、を備え、接点ばね23は、回路基板13に対して固定されて回路基板13の上面側に向けて突出する支点部26と、この支点部26から回路基板13の外周面の外周方向に蛇行部27aを有して延長された可動部27と、を備えている。従って、支点部26から可動部27の先端部までの直線距離が短くても、支点部26から可動部27の先端部までの可動部27の長さを長くすることができる。このため、装置全体の小型化を図ることができると共に、可動部27を撓み変形させ易くして支点部26に大きな負荷が加わるのを防ぐことができる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
基板の外周面側に、前記基板の外周方向に沿って配置された接点部材と、
前記基板に対して固定されて前記接点部材が接触する接点部と、
を備え、
前記接点部材は、前記基板に対して固定されて前記基板の一面側に向けて突出する支点部と、前記支点部から延長された曲がり部を有する可動部と、を備えている、
ことを特徴とするスイッチ装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載のスイッチ装置において、
前記曲がり部は、蛇行する蛇行部を含む、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のスイッチ装置において、
前記蛇行部は、前記可動部の延長方向と直交する方向に蛇行し、この蛇行した先端部には、前記接点部に接離可能に接触する接触部が設けられている、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記基板の前記一面側に配置されたハウジングを備え、
前記接点部材は、前記ハウジングの外周面に対応して配置されており、
前記接点部は、前記ハウジングの外周面に設けられて前記基板と電気的に接続されている、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記接点部材は、前記基板の前記一面と反対側の他面に配置された押え板の外周部に起立した状態で前記押え板に一体的に設けられている、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記接点部材を前記基板の前記外周面側に向けて押圧する釦部を備え、前記釦部の釦軸が前記基板の前記外周面に対して所定の角度をもって傾いている、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項7】
請求項6に記載のスイッチ装置において、
前記接点部材には、前記釦部の前記釦軸によって押圧される押圧部が前記釦軸に対してほぼ直交する方向に傾いて設けられている、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項8】
請求項3に記載のスイッチ装置において、
前記接点部材の前記接触部は、前記接点部に向けて傾斜している、
ことを特徴とするスイッチ装置。
【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えている、
ことを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、時計、携帯通信機、携帯情報端末機などの電子機器に用いられるスイッチ装置およびそれを備えた時計に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、時計のスイッチ装置においては、特許文献1に記載されているように、回路基板の外周部に板ばねを外周方向に沿って設け、この板ばねを釦部で押圧して撓み変形させ、この撓み変形した板ばねを回路基板の外周面に設けられた接点部に接離可能に接触させる構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭53-34568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなスイッチ装置では、板ばねを釦部で押圧した際に、板ばねが一端部を支点として他端部側が撓み変形する構造であるから、回路基板の外周部の外周方向における板ばねの長さが短いと、支点である板ばねの一端部に負荷が加わり、板ばねが破損し易いという問題がある。
【0005】
また、このようなスイッチ装置では、回路基板の外周部の外周方向における板ばねの長さが長いと、板ばねの設置スペースが大きくなり、スイッチ装置全体の小型化を図ることができないという問題が生じる。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、装置全体の小型化を図り、且つ接点部材の破損を防いで良好に撓み変形させることができるスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、基板の外周面側に、前記基板の外周方向に沿って配置された接点部材と、前記基板に対して固定されて前記接点部材が接触する接点部と、を備え、前記接点部材は、前記基板に対して固定されて前記基板の一面側に向けて突出する支点部と、前記支点部から延長された曲がり部を有する可動部と、を備えている、ことを特徴とするスイッチ装置である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、装置全体の小型化を図ることができると共に、接点部材の破損を防いで良好に撓み変形させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明を適用した腕時計の一実施形態を示した拡大正面図である。
図1に示された腕時計のA-A矢視における拡大断面図である。
図2に示された時計モジュールを示し、(a)は時計モジュールから文字板を取り外した状態を示した拡大平面図、(b)は時計モジュールから回路基板および基板押え板の一部を取り外した状態を示した拡大裏面図である。
図2に示された時計モジュールの回路基板を上方から見た拡大平面図である。
図1に示された腕時計のB-B矢視における要部を示した拡大断面図である。
図5に示されたスイッチ装置の動作状態を示した拡大断面図である。
図5に示されたスイッチ装置における接点ばねを示した拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図7を参照して、この発明を適用した腕時計の一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。また、この時計ケース1の2時側、4時側、6時側、8時側および10時側には、スイッチ装置3がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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