TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024046812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152112
出願日2022-09-26
発明の名称センサ装置および時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類G04B 47/06 20060101AFI20240329BHJP(時計)
要約【課題】 設計の自由度の低下を抑制させることができるセンサ装置およびそれを備えた時計を提供する。
【解決手段】 センサ取付部14を有する腕時計ケース1と、センサ取付部14に取り付けられたセンサ部15と、センサ部15またはセンサ取付部14に対向しない位置で腕時計ケース1に設けられた流通口である少なくとも1つの第1の流通口21および少なくとも1つの第2の流通口22と、を有し、第1の流通口21または第2の流通口22を介して流体がセンサ部15へと流通可能な流通路16と、を備え、第1の流通口21と第2の流通口22とは互いに対向しない位置に設けられる。従って、センサ取付部14およびセンサ部15を、腕時計ケース1の外部に露出させることなく、腕時計ケース1で隠すことができる。このため、センサ取付部14およびセンサ部15によって腕時計ケース1が外観的およびデザイン的な制約を受けず、設計の自由度の低下を抑制させることができる。
【選択図】 図4

特許請求の範囲【請求項1】
センサ取付部を有するケースと、
前記センサ取付部に取り付けられたセンサ部と、
前記センサ部または前記センサ取付部に対向しない位置で前記ケースに設けられた流通口である少なくとも1つの第1の流通口及び少なくとも1つの第2の流通口と、を有し、前記第1の流通口または前記第2の流通口を介して流体が前記センサ部へと流通可能な流通路と、
を備え、
前記第1の流通口と前記第2の流通口とは互いに対向しない位置に設けられる
ていることを特徴とするセンサ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のセンサ装置において、
前記第1の流通口は、前記センサ部または前記センサ取付部に対して前記ケースの表裏面方向に位置がずれており、
前記第2の流通口は、前記センサ部または前記センサ取付部に対して前記ケースの外周方向に位置がずれている
ことを特徴とするセンサ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のセンサ装置において、
前記第2の流通口は、前記ケースの側面に設けられて、スイッチが取り付けられるスイッチ取付部に連通して設けられている
ことを特徴とするセンサ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のセンサ装置において、
前記ケースは、本体ケースと外装部材とを備え、
前記センサ部または前記センサ取付部に対して前記ケースの表裏面方向に位置のずれた第1の流通口は、前記外装部材に設けられ、前記第1の流通口を除く前記流通路は、前記本体ケースと前記外装部材との間に設けられている
ことを特徴とするセンサ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のセンサ装置において、
前記外装部材は、少なくとも露出部材を備え、
前記露出部材は、前記流通路に対応して前記本体ケースの外面に配置されている
ことを特徴とするセンサ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のセンサ装置において、
前記露出部材は、前記本体ケースの下面に取り付けられた蓋体の押え部と前記本体ケースとの間に挟まれて固定されている
ことを特徴とするセンサ装置。
【請求項7】
請求項1に記載されたセンサ装置を備えていることを特徴とする時計。
【請求項8】
請求項7に記載の時計において、
前記センサ装置の少なくとも1つの前記第1の流通口及び少なくとも1つの前記第2の流通口は、時計本体の中心から放射状となる方向に位置する前記時計本体の側面に設けられている
ことを特徴とする時計
【請求項9】
請求項8に記載の時計において、
前記第1の流通口及び前記第2の流通口は、前記時計本体のほぼ2時側からほぼ4時側までの前記側面に設けられている
ことを特徴とする時計。
【請求項10】
請求項9に記載の時計において、
前記第1の流通口は、前記時計本体のほぼ3時側の側面に少なくとも1つ設けられ、前記第2の流通口は、前記第1の流通口とは異なる前記時計本体の側面に少なくとも1つ設けられている
ことを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、腕時計などの電子機器に用いられるセンサ装置およびそれを備えた時計に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの側面にセンサ装置を設け、このセンサ装置によって腕時計ケースの外部の水圧や気圧などの圧力を検出するものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-151229号公報
【0004】
この種のセンサ装置は、腕時計ケースの側面に設けられたセンサ収容部と、このセンサ収容部内に配置されたセンサ収容体と、このセンサ収容体に収容されたセンサと、センサ収容体の外面側にパッキンを介して配置された異物侵入防止部材と、この異物侵入防止部材の外面側に配置されたセンサカバーと、を備えている。
【0005】
このようなセンサ装置は、腕時計ケースのセンサ取付部内に、センサが収容されたセンサ収容体、異物侵入防止部材、およびセンサカバーをその順で同一軸上で対応させて、複数のビスによって取り付けるように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このようなセンサ装置では、腕時計ケースのセンサ取付部内に、センサが収容されたセンサ収容体、異物侵入防止部材、およびセンサカバーを同一軸上で対応させてビス止めした構造であるが、このような構造の場合、腕時計の内部または外部部品の位置・形状などが制約を受けるので、設計の自由度が低下するという問題がある。
【0007】
この発明が解決しようとする課題は、設計の自由度の低下を抑制させることができるセンサ装置およびそれを備えた時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、センサ取付部を有するケースと、前記センサ取付部に取り付けられたセンサ部と、前記センサ部または前記センサ取付部に対向しない位置で前記ケースに設けられた流通口である少なくとも1つの第1の流通口及び少なくとも1つの第2の流通口と、を有し、前記第1の流通口または前記第2の流通口を介して流体が前記センサ部へと流通可能な流通路と、を備え、前記第1の流通口と前記第2の流通口とは互いに対向しない位置に設けられることを特徴とするセンサ装置である。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、設計の自由度の低下を抑制させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明を適用した腕時計の一実施形態を示した拡大正面図である。
図1に示された腕時計を3時側から見た拡大側面図である。
図1に示された腕時計のA―A矢視における拡大断面図である。
図3に示された腕時計のA部を示した拡大断面図である。
図2に示された腕時計のB―B矢視における要部の拡大断面図である。
図5に示された腕時計ケースの飾り部材を腕時計ケースの外部側から見た拡大側面図である。
図6に示された飾り部材を上側から見た拡大平面図である。
図6に示された飾り部材を腕時計ケースの内部側から見た状態を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はその要部を示した拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ナカソネ住設株式会社
スケルトン形コンソール時計
7日前
カシオ計算機株式会社
センサ装置および時計
27日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
27日前
オメガ・エス アー
連続アニメーションの生成に適合する時計
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び時計
29日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、表示制御方法及びプログラム
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
27日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
27日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
27日前
セイコーエプソン株式会社
電子制御式機械時計
1か月前
モントレー ブレゲ・エス アー
フレキシブル表示針のアクチュエート機構
1か月前
オメガ・エス アー
携行型時計のベゼル又は風防を駆動するためのプレス装置
8日前
セイコーエプソン株式会社
電波修正時計および電波修正時計の制御方法
1か月前
オメガ・エス アー
剛性を調整する手段を備える計時器用共振器機構のための渦巻きばね
1日前
オメガ・エス アー
剛性を調整する手段を備える計時器用共振器機構のための渦巻きばね
1日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、時刻表示方法及びプログラム
16日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、プログラム及び時刻修正方法
27日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、データ処理方法及びプログラム
27日前
カシオ計算機株式会社
部品搭載部材、ケース、時計、および部品搭載部材の製造方法
27日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
23日前
コマディール・エス アー
セラミックス装飾が象嵌された計時器又は宝飾品の要素を作る方法
1か月前
カシオ計算機株式会社
スイッチ装置および時計
20日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
23日前
コマディール・エス アー
携行型時計、ファッションアイテム又は宝飾品の外側コンポーネントを製造する方法
1か月前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
14日前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
14日前
セイコーエプソン株式会社
時計用文字板、時計用文字板の製造方法及び時計
1か月前
有限会社ナオトフカサワデザイン
腕時計及び腕時計型表示装置
1か月前
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
時計の設定及び巻上げの動作を最適化する方法、並びに最適化方法を実施するデバイス
2日前
グーグル エルエルシー
電子部品間で確実に信号を転送するための方法および装置
1か月前