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公開番号2024047267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152795
出願日2022-09-26
発明の名称部品搭載部材、ケース、時計、および部品搭載部材の製造方法
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類G04G 19/00 20060101AFI20240329BHJP(時計)
要約【課題】 導電性樹脂で形成されたベース部材に端子を設けた場合でも、ベース部材と端子とが互いに導通しないようにすることができる部品搭載部材、それを備えたケース、それらを備えた時計、および部品搭載部材の製造方法を提供する。
【解決手段】 取付孔20が設けられて腕時計ケース1に取り付けられるベース部材である裏蓋8と、この裏蓋8の取付孔20に配置されて裏蓋8に取り付けられる端子取付部材17と、この端子取付部材17に露出して設けられた充電端子18と、を備え、端子取付部材17は、絶縁性を有する第1の樹脂によって形成され、裏蓋8は、導電性を有する第2の樹脂によって形成され、端子取付部材17と裏蓋8との間に溶着層が介在されている。従って、導電性樹脂で形成されたベース部材に端子を設けた場合でも、ベース部材と端子とが互いに導通しないようにすることができる。
【選択図】 図4


特許請求の範囲【請求項1】
取付孔が設けられてケースに取り付けられるベース部材と、
前記ベース部材の前記取付孔に配置されて前記ベース部材に取り付けられる取付部材と、
前記取付部材に露出して設けられた端子と、
を備え、
前記取付部材は、絶縁性を有する第1の樹脂によって形成され、
前記ベース部材は、導電性を有する第2の樹脂によって形成され、
前記取付部材と前記ベース部材との間に溶着層が介在されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の部品搭載部材において、
前記取付部材と前記ベース部材とは、前記取付部材及び前記ベース部材の各外周面が溶着されて一体に形成されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項3】
取付孔が設けられてケースに取り付けられるベース部材と、
前記ベース部材の前記取付孔に配置されて前記ベース部材に取り付けられる取付部材と、
前記取付部材に露出して設けられた端子と、
を備え、
前記取付部材は、絶縁性を有する第1の樹脂によって形成され、
前記ベース部材は、導電性を有する第2の樹脂によって形成され、
前記取付部材と前記ベース部材とは、前記取付部材および前記ベース部材の各外周面が溶着されて一体に形成されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項4】
請求項1または請求項3に記載の部品搭載部材において、
前記ベース部材は、前記第1の樹脂よりも剛性の高い強化繊維樹脂で形成されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項5】
請求項1または請求項3に記載の部品搭載部材において、
前記ベース部材は、強化繊維として炭素繊維を用いた炭素繊維樹脂で形成されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項6】
請求項1または請求項3に記載の部品搭載部材において、
前記ベース部材は、前記第1の樹脂よりも融点の高い強化繊維樹脂で形成されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項7】
請求項1または請求項3に記載の部品搭載部材において、
前記取付部材は、前記端子が取り付けられて前記ベース部材の前記取付孔内に配置される本体部と、前記本体部の外周部に設けられて前記ベース部材の前記取付孔の内面に溶着された鍔部と、を備えている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項8】
請求項7に記載の部品搭載部材において、
前記鍔部は、前記本体部の外周面から側方に向けて突出する長さが、前記ベース部材の厚み方向の長さよりも長く形成されている
ことを特徴とする部品搭載部材。
【請求項9】
請求項1または請求項3に記載の部品搭載部材を備えていることを特徴とするケース。
【請求項10】
請求項9に記載されたケースを備えていることを特徴とする時計。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、時計、携帯電話、携帯情報端末などの電子機器に用いられる部品搭載部材、それを備えたケース、それらを備えた時計、および部品搭載部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、薄型化および軽量化を図るため、金属やカーボン樹脂などの導電性樹脂といった導電性の部材によって形成されたハウジングであるベース部材を備えるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-169360
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような腕時計では、ベース部材が導電性を有するので、ベース部材に端子(例えば充電端子)を設けようとすると、充電端子とベース部材とが導通してしまい、充電端子としての機能が失われてしまうという問題がある。
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、例えば、導電性樹脂で形成されたベース部材に端子を設けた場合でも、ベース部材と端子とが互いに導通しないようにすることができる部品搭載部材、それを備えたケース、それらを備えた時計、および部品搭載部材の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、取付孔が設けられてケースに取り付けられるベース部材と、前記ベース部材の前記取付孔に配置されて前記ベース部材に取り付けられる取付部材と、前記取付部材に露出して設けられた端子と、を備え、前記取付部材は、絶縁性を有する第1の樹脂によって形成され、前記ベース部材は、導電性を有する第2の樹脂によって形成され、前記取付部材と前記ベース部材との間に溶着層が介在されていることを特徴とする部品搭載部材である。
【0007】
また、この発明は、取付孔が設けられてケースに取り付けられるベース部材と、前記ベース部材の前記取付孔に配置されて前記ベース部材に取り付けられる取付部材と、前記取付部材に露出して設けられた端子と、を備え、前記取付部材は、絶縁性を有する第1の樹脂によって形成され、前記ベース部材は、導電性を有する第2の樹脂によって形成され、前記取付部材と前記ベース部材とは、前記取付部材および前記ベース部材の各外周面が溶着されて一体に形成されている ことを特徴とする部品搭載部材である。
【0008】
また、この発明は、絶縁性を有する第1の樹脂によって端子が取り付けられる取付部材を成形する第1の工程と、導電性を有する第2の樹脂によってベース部材を成形する工程であって、前記ベース部材と前記取付部材との間に介在するように溶着層を形成することを含む第2の工程と、を備えていることを特徴とする部品搭載部材の製造方法である。
【0009】
さらに、この発明は、絶縁性を有する第1の樹脂によって端子が取り付けられる取付部材を成形する第1の工程と、導電性を有する第2の樹脂によってベース部材を形成し、前記取付部材と前記ベース部材とを、前記取付部材および前記ベース部材の各外周面を溶着させて一体に成形する第2の工程と、を備えていることを特徴とする部品搭載部材の製造方法である。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、例えば、導電性樹脂で形成されたベース部材に端子を設けた場合でも、ベース部材と端子とが互いに導通しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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