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公開番号2024033071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136454
出願日2022-08-30
発明の名称時計モジュール及び電子時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G04R 60/10 20130101AFI20240306BHJP(時計)
要約【課題】表示画面とアンテナとが重なる場合でも、アンテナの受信感度の低減を抑制することのできる時計モジュール及び電子時計を提供する。
【解決手段】時計モジュールは、液晶表示画面(13)と、通信に係るアンテナパターン(112)及びアンテナ部品(111)を有するアンテナ素子(11)と、金属部品(12)と、を備える。アンテナパターン(112)は、平面視で曲線形状を有して、かつ液晶表示画面(13)と重なって位置している。アンテナ素子(11)は、アンテナパターン(112)から伸びたアンテナ部品(111)の延長方向である仮想ライン上の一方側と他方側とのうちいずれかが金属部品(12)と重ならないるように位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
デジタル表示画面と、
通信に係るアンテナパターンと、当該アンテナパターンと接続して前記アンテナパターンから伸びたアンテナ部品と、を有するアンテナ素子と、
金属部品と、
を備え、
前記アンテナパターンは、平面視で曲線形状を有して、かつ前記デジタル表示画面と重なって位置しており、
前記アンテナ素子は、前記アンテナパターンから伸びた前記アンテナ部品の延長方向である仮想ライン上の一方側と他方側とのうちのいずれかが前記金属部品と重ならないように位置している
時計モジュール。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記アンテナ部品は、平面視で矩形であり、
当該アンテナ部品の延長方向は、前記アンテナ部品の長手方向であり、
前記仮想ライン上の前記一方側及び前記他方側のうち前記金属部品と重ならない方は、外周側である、
請求項1記載の時計モジュール。
【請求項3】
前記アンテナ素子は、近距離無線通信に利用される請求項1記載の時計モジュール。
【請求項4】
前記アンテナパターンは、利用周波数の波長に応じた長さよりも長い請求項1記載の時計モジュール。
【請求項5】
前記利用周波数は、近距離無線通信に係る周波数である請求項4記載の時計モジュール。
【請求項6】
前記金属部品は、前記アンテナパターンから基準距離以上離隔している請求項1記載の時計モジュール。
【請求項7】
前記曲線形状は、円弧形状である請求項1記載の時計モジュール。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の時計モジュールを備える電子時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、時計モジュール及び電子時計に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子時計、特に腕に装着する腕時計には、大きさと重量の制約の中で多くの機能を実行可能なものがある。これらのうち、電波の受信や通信を行うことのできる電子時計は、当該電波の送受信に用いられるアンテナを有する。このアンテナは、他の金属部品などにより干渉を受けると適切な感度での電波のやり取りが困難になる。したがって、アンテナは、送受信感度がなるべく低下しないように他の金属部品との位置関係が定められる。
【0003】
しかしながら、電子時計では、サイズの増加を抑えながらより多くの機能を実行するために、アンテナを理想的な位置に位置させるのが難しい場合がある。特許文献1は、衛星信号を受信するアンテナが当該液晶表示画面と重なる場合でも、表示電極や接続配線の一部以外とは重ならないようにアンテナを配置する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-83229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、多数の表示画素を有する表示画面などに対してアンテナの位置関係を調整するのが難しい場合がある。
【0006】
この発明の目的は、表示画面とアンテナとが重なる場合でも、アンテナの受信感度の低減を抑制することのできる時計モジュール及び電子時計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、
デジタル表示画面と、
通信に係るアンテナパターンと、当該アンテナパターンと接続して前記アンテナパターンから伸びたアンテナ部品と、を有するアンテナ素子と、
金属部品と、
を備え、
前記アンテナパターンは、平面視で曲線形状を有して、かつ前記デジタル表示画面と重なって位置しており、
前記アンテナ素子は、前記アンテナパターンから伸びた前記アンテナ部品の延長方向である仮想ライン上の一方側と他方側とのうちのいずれかが前記金属部品と重ならないように位置している
時計モジュール。
【発明の効果】
【0008】
本発明に従うと、表示画面とアンテナとが重なる場合でも、アンテナの受信感度の低減を抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
時計モジュールにおけるアンテナ素子の位置関係を説明する底面図である。
時計モジュールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の時計モジュール100におけるアンテナ素子11の位置関係を説明する底面図である。図2は、断面線AAにおける時計モジュール100の断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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