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公開番号2024046823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152133
出願日2022-09-26
発明の名称電子時計、データ処理方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G04G 21/04 20130101AFI20240329BHJP(時計)
要約【課題】より効率よく機能動作を制御することのできる電子時計、データ処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子時計(1)は、計時動作を制御する第1マイコン(11)と、第1マイコン(11)よりも演算処理能力の高い第2マイコン(12)と、第2マイコン(12)により制御される情報取得部としての衛星電波受信処理部(18)及び計測部(20)を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
計時動作を制御する第1の制御部と、
前記第1の制御部よりも演算処理能力の高い第2の制御部と、
前記第2の制御部により制御される情報取得部と、
を備える電子時計。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2の制御部は現在時刻の計数を行わない、請求項1記載の電子時計。
【請求項3】
前記第2の制御部は、低負荷処理時の電力効率が前記第1の制御部よりも低く、高負荷処理時の電力効率が前記第1の制御部よりも高い、請求項1記載の電子時計。
【請求項4】
前記情報取得部には、衛星からの電波を受信して測位に係る演算処理を行う衛星電波受信処理部と、物理量を計測する計測部と、のうち少なくとも一方が含まれる請求項1記載の電子時計。
【請求項5】
前記情報取得部は、測位衛星からの電波を受信して測位に係る演算処理を行う衛星電波受信処理部と、物理量を計測する計測部と、を含み、
前記第2の制御部は、前記衛星電波受信処理部の測位データと前記計測部の計測データとを統合処理する
請求項1記載の電子時計。
【請求項6】
前記第1の制御部により制御されて外部機器との通信を行う通信部を備え、
前記第1の制御部は、前記第2の制御部が前記情報取得部から取得したデータを前記通信部により外部機器へ送信させる
請求項1記載の電子時計。
【請求項7】
前記第1の制御部及び前記第2の制御部から共通に読み書き可能な記憶部を備え、
前記情報取得部が取得したデータは、前記記憶部に記憶され、
前記第1の制御部は、前記記憶部から前記データを読み出して前記通信部により外部機器へ送信させる
請求項6記載の電子時計。
【請求項8】
前記第1の制御部により制御される表示部を備え、
前記第1の制御部は、前記第2の制御部が前記情報取得部から取得したデータに基づく表示を前記表示部により行わせる
請求項1記載の電子時計。
【請求項9】
前記第2の制御部は、前記情報取得部の動作が停止されている状況で動作を中断することが可能である請求項1記載の電子時計。
【請求項10】
計時動作を制御する第1の制御部と、前記第1の制御部よりも演算処理能力の高い第2の制御部と、情報取得部と、を備え、前記情報取得部は、測位衛星からの電波を受信して測位に係る演算処理を行う衛星電波受信処理部と、物理量を計測する計測部と、を含む電子時計のデータ処理方法であって、
前記第2の制御部が、前記情報取得部の動作を制御し、前記衛星電波受信処理部から取得した測位データと前記計測部から取得した計測データと、を時系列的に統合処理する
データ処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、電子時計、データ処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子時計、特に腕時計型などの携帯や身体装着の可能なものには、時計としての機能に加えて多様な機能を有するものがある。このような付加的な機能には、ユーザのアクティビティ計測やバイタルの計測、位置情報や周囲の環境情報の取得、通信機能などがある。
【0003】
一方で、このような電子時計にとって付加的な機能を主として、時計としても利用可能な端末装置として、スマートウォッチが知られている。特許文献1には、演算処理能力とそれに応じた消費電力の異なる2つのマイコンを有するスマートウォッチが開示されている。このスマートウォッチでは、通常処理を演算処理の力の高い方のメインマイコンに行わせる一方、他方のサブマイコンに最低限の計時動作及び時刻表示動作を行わせている。スマートウォッチの待機時などにはメインマイコンをオフすることで、低消費電力で最低限の計時動作を継続的に実行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-007818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術では、衛星電波受信処理モジュールや計測部などを演算処理能力の低いサブマイコンに接続して動作させている。その結果、取得データを一度サブマイコンを介してメインマイコンへ送らねばならなかった。
【0006】
この発明の目的は、2つの制御部を備える電子時計において、より効率よく機能動作を制御することのできる電子時計、データ処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、
計時動作を制御する第1の制御部と、
前記第1の制御部よりも演算処理能力の高い第2の制御部と、
前記第2の制御部により制御される情報取得部と、
を備える電子時計である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に従うと、電子時計においてより効率よく機能動作を制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の電子時計の機能構成を示すブロック図である。
計測制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
(a)データ出力制御処理及び(b)データ表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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