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公開番号2024055786
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023162868
出願日2023-09-26
発明の名称自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
出願人モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 25/06 20060101AFI20240411BHJP(時計)
要約【課題】低減した体積を維持しながら、所定の動作時間後に自動的に停止させることができる、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュールを提供する。
【解決手段】時計モジュール1、例えばオートマトン又はリンギング機構であって、プレート2と、機械装置がプレート2に対して動かないアイドル状態から、機械装置が作動されたときに機械装置の少なくとも一部がプレート2に対して動くことができる動作状態に移行することができる機械装置10とを含み、時計モジュール1は機械装置にエネルギーを供給するバレル3と、バレル3によって作動可能な歯車列20と、機械装置を自動的にロックする手段30を含み、自動ロック手段30は、回転カム4と、回転カム4と協働する可動体7とを含み、可動体7は、機械装置がアイドル状態にあるロック位置と、機械装置が動作状態にある後退位置との間を移動することができ、回転カム4はバレル3に固定されて取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
時計ムーブメント用の時計モジュール(1)、例えばオートマトン又はリンギング機構であって、プレート(2)と機械装置(10)とを含み、前記機械装置(10)は、前記機械装置(10)が前記プレート(2)に対して動かないアイドル状態から、前記機械装置(10)が作動されたときに前記機械装置(10)の少なくとも一部が前記プレート(2)に対して動くことができる動作状態に移行することができ、前記時計モジュール(1)は前記機械装置(10)にエネルギーを供給するバレル(3)を含み、前記機械装置(10)は前記バレル(3)によって作動可能な歯車列(20)を含み、前記時計モジュール(1)は前記機械装置(10)を自動的にロックする手段(30)をさらに含み、前記自動ロック手段(30)は、回転カム(4)と、前記回転カム(4)と協働する可動体(7)とを含み、前記可動体(7)は、前記機械装置(10)が前記アイドル状態にあるロック位置と、前記機械装置(10)が前記動作状態にある後退位置との間を移動することができ、前記回転カム(4)は前記バレル(3)に固定されて取り付けられることを特徴とする、時計モジュール(1)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記可動体(7)は、所定の時間後に前記後退位置から前記ロック位置に自動的に移行するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の時計ムーブメント。
【請求項3】
前記回転カム(4)には少なくとも1つの切欠き(5)が設けられ、前記可動体(7)には指状突起(26)が設けられ、前記可動体(7)が前記ロック位置にあるときに前記指状突起(26)は前記回転カム(4)の切欠き(5)に挿入され、前記可動体(7)が前記後退位置にあるときに前記指状突起(26)は前記切欠き(5)の外側にあることを特徴とする、請求項1に記載の時計ムーブメント。
【請求項4】
前記所定の時間は前記バレル(2)の1回転に相当することを特徴とする、請求項1に記載の時計モジュール。
【請求項5】
前記自動ロック手段(30)は前記可動体(7)を担持する中間レバー(8)を含み、前記中間レバー(8)は第1回転ピボット(21)を中心に動くことができることを特徴とする、請求項1に記載の時計モジュール。
【請求項6】
前記機械装置(10)は、前記歯車列(20)によって前記バレル(3)が回転しているときに前記バレル(3)によって駆動される規制ピニオン(19)を含み、前記規制ピニオン(19)は規制シャフト(15)に固定されて取り付けられることを特徴とする、請求項5に記載の時計モジュール。
【請求項7】
前記自動ロック手段(30)は、前記機械装置(10)が前記アイドル状態にあるときに前記規制シャフト(15)をロックするように構成されることを特徴とする、請求項6に記載の時計モジュール。
【請求項8】
前記自動ロック手段(30)は前記規制シャフト(15)と協働するブレーキレバー(14)を含み、前記ブレーキレバー(14)は、前記ブレーキレバー(14)が前記規制シャフト(15)と接触して前記規制シャフト(15)をロックする接触位置と、前記ブレーキレバー(14)が前記規制シャフト(15)の回転を可能にする前記規制シャフト(15)から離れた位置との間で第2回転ピボット(22)を中心に動くことができることを特徴とする、請求項7に記載の時計モジュール。
【請求項9】
前記ブレーキレバー(14)が前記接触位置にあるときに前記機械装置(10)は前記アイドル位置にあり、前記ブレーキレバー(14)が前記離間位置にあるときに前記機械装置(10)は前記動作位置にあることを特徴とする、請求項8に記載の時計モジュール。
【請求項10】
前記中間レバー(8)は前記ブレーキレバー(14)を作動させて前記ブレーキレバー(14)を前記接触位置から前記離間位置に移行させるように構成され、前記中間レバー(8)は前記ブレーキレバー(14)に機械的に接続されることを特徴とする、請求項9に記載の時計モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、モジュールの動作を自動的にロックする手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュールに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【0002】
本発明は、より詳細には、散発的な瞬間に作動し、所定の動作時間後の自動停止用の装置を必要とする、アニメーション機構又はリンギング機構などの時計モジュールに関する。
【0003】
本発明はまた、このような時計モジュールを含む、腕時計などの時計の時計ムーブメントに関する。
【背景技術】
【0004】
時計製造技術の分野では、所定の時間に起動するように構成された機構や要求に応じて作動可能な機構がある。
【0005】
例えば、リンギング機構では、リンギングは、例えば目覚まし機能の場合に、所与の時間に音を出すように構成される。ミニトリピータ機構と呼ばれる他のタイプのリンギング機構は、時刻を音声で示すために要求に応じて作動可能なリンギングである。
【0006】
他の、いわゆるアニメーション機構は、1つ以上の動きによってオブジェクト、例えばオートマトンをアニメーション化することで構成される。オートマトンのアニメーションは、所定の時間にプログラムすることも、作動手段によって要求に応じて起動することもできる。
【0007】
一般に、これらのリンギング機構又はアニメーション機構は、その動作に必要なエネルギーを供給するように配置されたバレルなどの特定の駆動手段を有する。バレルに接続された歯車列によって、オートマトン又はリンギングが作動する。
【0008】
機構は、バレルが完全に放出するまで作動させることができる。しかしながら、いくつかの機構は、特に同じ装填されたバレルで機構を複数回作動させることができるように、所定の時間後にアニメーション又はリンギングを停止する自動停止手段を含む。
【0009】
例えば、特許文献1には、アラーム機構をロックする手段を含む自動アラーム機構が記載されている。自動ロック手段は回転カムと協働するレバーを含み、カムはレバーをロックして機構が動作するのを防ぐ切欠きを含む。アラーム機構はまた、アラーム機構を解放するためにレバーを解放する手段を含む。レバーが切欠きから解放されると、機構は、レバーが切欠きによって保持されるまで、カムが1回転する時間動作する。カムは、カムが接続されている駆動手段によって駆動される。
【0010】
しかしながら、このような機構は実装が複雑で、場所を取る。
(【0011】以降は省略されています)

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