TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024040154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2023219303,2021005227
出願日2023-12-26,2019-08-26
発明の名称電子部品間で確実に信号を転送するための方法および装置
出願人グーグル エルエルシー,Google LLC
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G04G 17/00 20130101AFI20240315BHJP(時計)
要約【課題】第1構成要素と、第2構成要素とを備える電子機器用ヒンジシステムを提供する。
【解決手段】第1構成要素は、第1筐体と、第1筐体内で延在する第1基板と、第1のコネクタと、第1のコネクタ内に設けられた複数の湾曲要素とを含んでもよい。第1基板は、導電性要素と、導電性要素に電気的に接続された超小型電子機器とを有してもよい。湾曲要素は、導電性を有し、互いに間隔を空けてもよい。各湾曲要素は、第1構成要素の導電性要素と電気的に接続されてもよい。第2構成要素は、第2筐体と、第2筐体の端部に設けられた第2のコネクタとを含んでもよい。第1のコネクタは、第1構成要素が第2構成要素と係合するときに第1のコネクタが第2のコネクタと回転可能に連結されるよう、第2のコネクタと嵌合するように構成されてもよい。
【選択図】図1F
特許請求の範囲【請求項1】
電子機器用ヒンジシステムであって、
第1構成要素を備え、前記第1構成要素は、
第1筐体と、
前記第1筐体内を延在する第1基板とを含み、前記第1基板は、導電性要素と、前記導電性要素に電気的に接続された1つ以上の超小型電子機器とを有し、前記第1構成要素は、さらに、
前記第1筐体の端部に設けられた第1のコネクタを含み、前記第1のコネクタは、第1方向に前記第1のコネクタを貫通する縦開口部と、前記第1方向に互いに間隔を空けた、前記第1方向と交差する第2方向に前記第1のコネクタの中まで延びる複数の第1開口部とを有し、前記第1構成要素は、さらに、
前記第1のコネクタに設けられた、前記第1方向に互いに間隔を空けた導電性を有する複数の湾曲要素を含み、各湾曲要素は、少なくとも一部が前記縦開口部の周囲を延在する内面と、前記内面の反対側に外面とを有し、各湾曲要素の前記外面の湾曲部分は、前記複数の第1開口部の各々において露出しており、各湾曲要素は、少なくとも前記第1構成要素の前記導電性要素の各々と電気的に接続され、前記電子機器用ヒンジシステムは、さらに、
第2筐体と、前記第2筐体の端部に設けられた第2のコネクタとを含む第2構成要素を備え、
前記第1のコネクタは、前記第1構成要素が前記第2構成要素と係合するときに前記第1のコネクタが前記第2のコネクタと回転可能に連結されるよう、前記第2のコネクタと嵌合するように構成される、電子機器用ヒンジシステム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2のコネクタは、各々が前記第2のコネクタの中まで延びる2つの凹部を含み、前記2つの凹部は、前記第1方向に互いに間隔を空けており、前記電子機器用ヒンジシステムは、前記第1方向に前記縦開口部を貫通して前記凹部の各々の中まで延びるピンをさらに備え、前記ピンは、前記第1構成要素を前記第2構成要素と回転可能に連結させる、請求項1に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項3】
前記第2構成要素は、前記第2筐体内を延在する第2基板を含み、前記第2基板は、導電性要素と、前記導電性要素に電気的に接続された1つ以上の超小型電子機器とを有し、
前記第2のコネクタは、前記第1方向に互いに間隔を空けた、前記第1方向と交差する第3方向に前記第2のコネクタの中まで延びる複数の第2開口部を有し、かつ、前記第1方向に互いに間隔を空けた導電性を有する複数の接触部を内部に有し、前記複数の接触部のうちの少なくともいくつかの接触部の一部は、前記複数の第2開口部の各々において露出しており、各接触部は、少なくとも前記第2構成要素の前記導電性要素の各々と電気的に接続され、
前記複数の湾曲要素は、前記第1構成要素が前記第2構成要素と係合するときに前記複数の湾曲要素が前記複数の接触部と電気的に接続されるよう、前記複数の接触部と嵌合するように構成される、請求項1または2に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項4】
前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、前記第1構成要素が前記第2構成要素と係合するときに互いに嵌合する連動部品を有し、前記連動部品は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが互いを基準にして回転することを防ぐように構成される、請求項3に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項5】
前記連動部品は、前記第1のコネクタから延び、かつ、前記第2のコネクタの中まで延びる凹部と係合するように構成されたタブを含み、前記タブおよび凹部の断面は、各々、矩形であり、前記電子機器用ヒンジシステムは、前記第1構成要素が前記第2構成要素に
係合するときに前記湾曲要素と前記複数の接触部との界面の周りを密閉して水を通さないように構成されるガスケットをさらに備える、請求項4に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項6】
前記複数の接触部のうちの少なくともいくつかの接触部は、前記第2筐体によって支持される中央部分と、前記中央部分を基準にして片持ちの自由端とを有し、各自由端は、前記第1構成要素が前記第2構成要素と係合するときに前記複数の湾曲要素の各々と接触すると、曲がって前記複数の第2開口部の各々の中に入るように構成される、請求項3~5のいずれか1項に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項7】
前記第2構成要素は、導電性要素と、前記導電性要素に電気的に接続された1つ以上の電子機器とを有する、前記第2筐体内を延在する第3基板を含み、
前記複数の接触部のうちの少なくともいくつかの接触部は、前記第2基板の前記導電性要素と前記第3基板の前記導電性要素とを電気接続する、請求項3~6のいずれか1項に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項8】
前記複数の接触部の少なくとも1つは、前記第1構成要素が前記第2構成要素と係合するときに前記複数の湾曲要素とは間隔を空けるように構成される、請求項7に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項9】
前記複数の接触部の少なくとも1つは、前記第2基板と電気的に接続され、前記第3基板から電気的に絶縁される、請求項7に記載の電子機器用ヒンジシステム。
【請求項10】
前記第1構成要素は、電子腕時計ベルトであり、前記第2構成要素は、アナログ腕時計である、先行する請求項のいずれか1項に記載の電子機器用ヒンジシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2018年9月25日に出願された米国特許出願第16/140,679号の継続出願であり、その開示内容を、引用により本明細書に援用する。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
背景
従来の電子腕時計および活動モジュールは、腕時計ベルトとの間で信号を転送しない。しかしながら、電子腕時計業界は、バイオセンシング技術の発展に向けて進んでおり、腕時計ベルトに追加のセンサー、バッテリ、および/またはカメラを搭載することが今後必要になるであろう。これにより、腕時計ベルトと電子腕時計または活動モジュールとの間を電気的接続する必要があるであろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
簡単な概要
本開示は、第1構成要素(たとえば、腕時計ベルト)と第2構成要素(たとえば、電子腕時計)とを回転可能に連結させることによって、追加の電力を使うことなく第1構成要素と第2構成要素との間で信号を確実に転送することができる電子腕時計システムおよび電子機器用ヒンジシステムを可能にする。
【0004】
本開示の一態様は、第1構成要素と第2構成要素とを備える電子機器用ヒンジシステムを提供する。第1構成要素は、第1筐体と、第1筐体内を延在する第1基板と、第1筐体の端部に設けられた第1のコネクタと、第1のコネクタ内に設けられた複数の湾曲要素とを含んでもよい。第1基板は、導電性要素と、当該導電性要素に電気的に接続された1つ以上の超小型電子機器とを有してもよい。第1のコネクタは、第1方向に第1のコネクタを貫通する縦開口部を有してもよい。第1のコネクタは、第1方向に互いに間隔を空けた、第1方向と交差する第2方向に第1のコネクタの中まで延びる複数の第1開口部を有してもよい。湾曲要素は、導電性を有し、第1方向に互いに間隔を空けてもよい。各湾曲要素は、少なくとも一部が縦開口部の周囲を延在する内面と、内面の反対側に外面とを有してもよい。各湾曲要素の外面の湾曲部分は、複数の第1開口部の各々において露出してもよい。各湾曲要素は、少なくとも第1構成要素の導電性要素と電気的に接続されてもよい。第2構成要素は、第2筐体と、第2筐体の端部に設けられた第2のコネクタとを含んでもよい。第1のコネクタは、第1構成要素が第2構成要素と係合するときに第1のコネクタが第2のコネクタと回転可能に連結されるよう、第2のコネクタと嵌合するように構成されてもよい。
【0005】
本開示の別の態様は、電子腕時計ベルトと、当該電子腕時計ベルトと回転可能に連結された差し込み口と、電子腕時計とを備える電子腕時計システムを提供する。電子腕時計ベルトは、第1の可撓性基板が内部に延在する第1の可撓性筐体と、第1筐体の端部に設けられ、複数の湾曲要素を内部に設ける第1のコネクタとを含んでもよい。第1基板は、導電性要素と、当該導電性要素に電気的に接続された1つ以上の超小型電子機器とを有してもよい。湾曲要素は、導電性を有し、互いに間隔を空けてもよい。各湾曲要素は、少なくとも第1基板の導電性要素の各々と電気的に接続されてもよい。差し込み口は、円形の棚部と、複数の接触部を内部に有する、円形の棚部の内部に設けられた中間コネクタとを含んでもよい。接触部は、導電性を有し、周方向に互いに間隔を空けてもよい。各接触部は、円形の棚部の底面において露出する第1端部と、底面の反対側の円形の棚部の上面にお
いて露出する第2端部とを有してもよい。接触部の第1端部は、複数の湾曲要素と係合し、かつ電気的に接続されてもよい。
【0006】
電子腕時計は、第2基板が内部に延在する第2筐体と、複数のピンを内部に有する、第2筐体の表面に設けられた第2のコネクタとを備えてもよい。第2基板は、導電性要素と、当該導電性要素に電気的に接続された1つ以上の超小型電子機器とを有してもよい。ピンは、導電性を有し、周方向に互いに間隔を空けてもよい。各ピンは、第2筐体の底面において露出した自由端を有してもよい。各ピンは、少なくとも第2基板の導電性要素の各々と電気的に接続されてもよい。複数のピンは、電子腕時計が差し込み口と係合するときにピンの自由端が接触部の第2の端部と係合し、かつ電気的に接続されるよう、複数の接触部と嵌合するように構成されてもよい。
【0007】
本開示のさらに別の態様は、可撓性筐体と、当該可撓性筐体内を延在する可撓性基板と、当該可撓性筐体の端部に設けられたコネクタと、コネクタ内に設けられた複数の湾曲要素とを備える電子腕時計ベルトを提供する。可撓性基板は、導電性要素と、当該導電性要素に電気的に接続された1つ以上の超小型電子機器とを有してもよい。コネクタは、第1方向にコネクタを貫通する縦開口部を有してもよい。コネクタは、第1方向に互いに間隔を空けた、第1方向と交差する第2方向にコネクタの中まで延びる複数の横開口部を有してもよい。湾曲要素は、導電性を有し、第1方向に互いに間隔を空けてもよい。各湾曲要素は、少なくとも一部が縦開口部の周囲を延在する内面と、内面とは反対側の外面とを有してもよい。各湾曲要素の外面の湾曲部分は、複数の開口部の各々において露出してもよい。各湾曲要素は、少なくとも導電性要素の各々と電気的に接続されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の態様に係る、電子腕時計システムの斜視図である。
図1Aの腕時計ベルトの別の斜視図である。
図1Aの腕時計ベルトのコネクタの一部透明な拡大斜視図である。
図1Aの電子腕時計のコネクタの斜視図である。
図1Aの腕時計ベルトと電子腕時計との連結の一部透明な拡大斜視図である。
第1の位置で示された、図1Aの腕時計ベルトと電子腕時計との連結の横断面図である。
第2の位置で示された、図1Aの腕時計ベルトと電子腕時計との連結の別の横断面図である。
本開示の態様に係る、図1Fのリングの変形例の横断面図である。
本開示の態様に係る、図1Fのコネクタの変形例の横断面図である。
本開示の態様に係る、図1Fの接触部の変形例の横断面図を示す。
本開示の態様に係る、図1Fの接触部の変形例の横断面図を示す。
本開示の態様に係る、図1Fの接触部の変形例の横断面図を示す。
図1F、図2D、および図2Eに示す接触部の一部透明な拡大斜視図である。
本開示の態様に係る、図1Bの腕時計ベルトのコネクタの変形例の拡大斜視図である。
本開示の態様に係る、図1Dの電子腕時計のコネクタの変形例の拡大斜視図である。
図3Aの腕時計ベルトのコネクタおよび図3Bの電子腕時計のコネクタの拡大斜視図である。
図3Aの腕時計ベルトと図3Bの電子腕時計との連結の横断面図である。
本開示の態様に係る、電子腕時計システムの斜視図である。
図4Aの腕時計ベルトと、差し込み口と、電子腕時計との連結の一部透明な拡大斜視図である。
電子腕時計を差し込み口から間隔を空けた状態で、図4Aの腕時計ベルトと、差し込み口と、電子腕時計とを示した一部透明な拡大斜視図である。
図4Aの差し込み口のコネクタの拡大斜視図である。
図4Aの差し込み口のコネクタの拡大斜視図である。
図4Aの電子腕時計のコネクタの拡大斜視図である。
図4Aの腕時計ベルトと、差し込み口と、電子腕時計との連結の横断面図である。
図4Aの電子腕時計の接触部と差し込み口の接触部との連結の線図であり、1対の接触部のみが互いに回転可能に位置合わせされている。
本開示の態様に係る、活動モジュールシステムの斜視図である。
本開示の態様に係る、アナログ腕時計システムの斜視図である。
本開示の態様に係る、ラップトップヒンジシステムの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
概要
この技術は、一般に、腕時計とベルトとの間、キーボードと画面との間、またはその他のデバイスの可動構成要素間で信号を確実に転送するように構成される電子機器用ヒンジシステムまたは機構に関する。特に、この機構は、第1構成要素と第2構成要素との間を回転可能に電気的に接続させる。機構は、第2構成要素に含まれる複数の導電性接触部と嵌合する複数の湾曲要素(たとえば、湾曲要素はリングである、または、湾曲要素は、湾曲部分と任意の形状の部分とを有する要素である)を第1構成要素に含む。湾曲要素(たとえば、リング)と接触部との電気接続は、回転の間、維持されてもよい。なぜならば、湾曲要素(たとえば、リング)が接触部を基準にして回転するとき、湾曲要素(たとえば、リング)のそれぞれの外周面に沿って接触部の端部がスライド可能であるからである。
【0010】
いくつかの実施態様では、第1構成要素は、腕時計ベルトであってもよく、第2構成要素は、スマートウォッチなど、電子腕時計であってもよい。第1構成要素は、複数の湾曲要素を有するコネクタを含んでもよい。いくつかの実施態様では、複数の湾曲要素は、互いに間隔を空けた横並びの導電性リングを含む。リングは、従来のピンを収容するように構成された第1構成要素の1つの開口部(または縦開口部)の周囲を延在する。従来のピンは、第1構成要素(たとえば、腕時計ベルト)を第2構成要素(たとえば、スマートウォッチ)のコネクタに連結させるために使われてもよい。第2構成要素は、互いに間隔を空けた横並びの導電性接触部を有するコネクタを含んでもよい。接触部は、腕時計ベルトがスマートウォッチに連結されたときにリングと嵌合するように構成される。ユーザが通常に動いている間、腕時計ベルトがスマートウォッチを基準にして回転するとき、接触部とリングとの間の電気接続は維持されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ナカソネ住設株式会社
スケルトン形コンソール時計
3日前
カシオ計算機株式会社
センサ装置および時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
23日前
オメガ・エス アー
連続アニメーションの生成に適合する時計
27日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び時計
25日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
23日前
オメガ・エス アー
携行型時計のベゼル又は風防を駆動するためのプレス装置
4日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、時刻表示方法及びプログラム
12日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、プログラム及び時刻修正方法
23日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
19日前
カシオ計算機株式会社
部品搭載部材、ケース、時計、および部品搭載部材の製造方法
23日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、データ処理方法及びプログラム
23日前
カシオ計算機株式会社
スイッチ装置および時計
16日前
セイコーエプソン株式会社
時計用部品、時計、および、時計用部品の製造方法
19日前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
10日前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
自動ロック手段を含む、散発的な瞬間に作動可能な時計モジュール
10日前
有限会社ナオトフカサワデザイン
腕時計及び腕時計型表示装置
26日前