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公開番号2024028659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-04
出願番号2024010557,2020013241
出願日2024-01-26,2020-01-30
発明の名称時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類G04G 3/00 20060101AFI20240226BHJP(時計)
要約【課題】時間精度を向上できる時計を提供すること。
【解決手段】時計は、水晶振動子と、水晶振動子を発振させる発振回路を備えた制御装置と、水晶振動子と制御装置とを接続する配線と、水晶振動子、配線、および制御装置を収納する収納容器と、収納容器を収納する外装ケースと、を備え、平面視において、水晶振動子と制御装置とは収納容器内で並設される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水晶振動子と、
前記水晶振動子を発振させる発振回路を備えた制御装置と、
前記水晶振動子と前記制御装置とを接続する配線と、
前記水晶振動子、前記配線、および前記制御装置を収納する収納容器と、
前記収納容器を収納する外装ケースと、を備え、
平面視において、前記水晶振動子と前記制御装置とは前記収納容器内で並設される
ことを特徴とする時計。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1に記載の時計において、
前記制御装置は、前記水晶振動子に接続される制御装置電極を有し、
前記水晶振動子は、前記制御装置に接続される水晶振動子電極を有し、
前記制御装置電極と前記水晶振動子電極とは、平面視で隣り合って配置される
ことを特徴とする時計。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の時計において、
前記制御装置は、前記発振回路から出力される発振信号を分周して基準信号を出力する分周回路と、定電圧回路とを備え、
前記収納容器には、前記分周回路と接続される第1端子と、前記定電圧回路に接続される第2端子とが設けられる
ことを特徴とする時計。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の時計において、
前記外装ケースに取り付けられる時計用バンドを備え、
前記外装ケースには、前記時計用バンドの一端部が取り付けられる第1取付部と、他端部が取り付けられる第2取付部とが設けられ、
前記水晶振動子は、前記第1取付部と前記第2取付部とを結ぶ仮想線に対して、長手方向が交差するように配置される
ことを特徴とする時計。
【請求項5】
請求項4に記載の時計において、
前記水晶振動子は、前記仮想線と前記長手方向とが成す角度が、60°以上、かつ、120°以下となるように配置される
ことを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転制御装置に設けられたICおよび水晶振動子により、指針の回転周期を調速可能に構成された時計が開示されている。
特許文献1の時計では、ICおよび水晶振動子を駆動させて水晶振動子を発振させる。そして、当該水晶振動子の発振周波数に基づいて、指針の回転周期を高精度に調速できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-141848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の時計では、水晶振動子の発振特性は、水晶振動子とICとを接続させる配線の配線寄生容量の変動の影響を受ける。例えば、特許文献1の時計では、水晶振動子とICは分離して配置され、配線により両者を電気的に接続している。なお、この配線には寄生容量が生じる。配線の寄生容量は、固体ばらつきや温度および湿度などの環境要因により変動し、この寄生容量の変動は水晶振動子の発振特性に影響を与える。これにより、指針の回転周期の精度が悪くなる問題があった。そのため、水晶振動子とICとを接続させる配線の配線寄生容量の変動を小さくでき、時間精度を向上できる時計が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の時計は、水晶振動子と、前記水晶振動子を発振させる発振回路を備えた制御装置と、前記水晶振動子と前記制御装置とを接続する配線と、前記水晶振動子、前記配線、および前記制御装置を収納する収納容器と、前記収納容器を収納する外装ケースと、を備え、平面視において、前記水晶振動子と前記制御装置とは前記収納容器内で並設される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
一実施形態の時計を示す正面図。
時計のムーブメントの要部を示す平面図。
収納容器の要部を示す平面図。
収納容器の要部を示す拡大断面図。
時計の概略構成を示すブロック図。
変形例の収納容器の要部を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[実施形態]
以下、本開示の一実施形態の時計1を図面に基づいて説明する。
図1は、時計1を示す正面図である。本実施形態では、時計1は電子制御式機械時計として構成される。
図1に示すように、時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、円筒状の外装ケース2を備え、外装ケース2の内周側に、文字板3が配置されている。外装ケース2の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラスで塞がれており、裏面側の開口は裏蓋で塞がれている。
【0008】
時計1は、外装ケース2内に収容されたムーブメント150(図2参照)と、時刻情報を表示する時針4A、分針4B、秒針4Cとを備えている。文字板3には、カレンダー小窓3Aが設けられており、カレンダー小窓3Aから、日車6が視認可能となっている。また、文字板3には、時刻を指示するためのアワーマーク3Bや、パワーリザーブ針5で持続時間を指示する扇形のサブダイヤル3Cが設けられている。
【0009】
外装ケース2の12時側の側面には第1取付部8Aが設けられ、6時側の側面には第2取付部8Bが設けられている。そして、第1取付部8Aには時計用バンド9の一方の端部が取り付けられ、第2取付部8Bには時計用バンド9の他方の端部が取り付けられている。つまり、本実施形態では、外装ケース2の12時側の側面および6時側の側面に、時計用バンド9が取り付けられている。
【0010】
また、外装ケース2の3時側の側面には、りゅうず7が設けられている。りゅうず7は、時計1の中心に向かって押し込まれた0段位置から1段位置および2段位置に引き出されて移動することができる。
りゅうず7を1段位置に引いて回転すると、日車6を移動して日付を合わせることができる。りゅうず7を2段位置に引くと秒針4Cが停止し、2段位置でりゅうず7を回転すると、時針4A、分針4Bが移動して時刻を合わせることができる。りゅうず7による日車6や時針4A、分針4Bの修正方法は、従来の時計と同様であるため説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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