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公開番号
2023170669
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-12-01
出願番号
2022082573
出願日
2022-05-19
発明の名称
電線保持具
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
4/02 20060101AFI20231124BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】放熱性に優れる電線保持具を提供すること。
【解決手段】電線保持具1は、複数の電線2の芯線21が超音波接合によって互いに接合される際に、複数の電線2の芯線21とは異なる箇所を保持するものであって、複数の電線2の延在方向と交差する第1方向において、複数の電線2を挟み込んで保持する一対の保持板10を備え、一対の保持板10の各々は、複数の電線2を保持する保持面11に凹条部13が設けられ、凹条部13は、保持板10における延在方向及び第1方向と交差する第2方向の一端から第2方向に延びる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電線の芯線が超音波接合によって互いに接合される際に、前記複数の電線の接合箇所とは異なる箇所を保持する電線保持具であって、
前記複数の電線の延在方向と交差する第1方向において、前記複数の電線を挟み込んで保持する一対の保持板を備え、
前記一対の保持板の各々は、
前記複数の電線を保持する保持面に凹条部が設けられ、
前記凹条部は、
前記保持板における前記延在方向及び前記第1方向と交差する第2方向の一端から前記第2方向に延びる、
電線保持具。
続きを表示(約 80 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電線保持具において、
前記凹条部は、
前記一端から他端まで連続して延びる、
電線保持具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線保持具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の電線をコネクタ等の接続部品を用いることなく接続する方法として、複数の電線において、それぞれ、絶縁被覆から芯線を露出させて、露出させた複数の芯線を互いに超音波接合によって接合する方法があり、これにより、電線束が製造される。上記方法においては、超音波接合時の振動(超音波振動)によって電線が振れてしまうことがある。このため、上記方法が採用される場合、超音波接合機や超音波接合用設備等(例えば、アンビルやホーン等)から電線が脱落しないように、電線における芯線同士の接合部とは異なる箇所を保持する電線保持具が用いられることが多い。従来の電線保持具の一つは、一対の保持板によって複数の電線を挟み込むように保持している(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-5337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した電線保持具によって複数の電線を保持する場合、複数の電線が互いに交差した状態で保持されることがある。このような状態で超音波接合が行われると、各電線の交差箇所には、荷重が増加するため、超音波振動による芯線及び絶縁被覆の擦れや絶縁被覆同士の擦れによって摩擦熱が生じることがある。これにより、複数の電線(特に絶縁被覆同士)が意図せぬ箇所(例えば、上記交差箇所等)で溶着されるおそれがある。つまり、電線束が製造される際(即ち、超音波接合時において)、意図せぬ箇所での複数の電線同士の溶着が抑止されることが望ましく、ひいては、電線保持具において上記課題が解決されるよう構成されることが好ましい。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、放熱性に優れる電線保持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線保持具は、下記を特徴としている。
【0007】
複数の電線の芯線が超音波接合によって互いに接合される際に、前記複数の電線の接合箇所とは異なる箇所を保持する電線保持具であって、
前記複数の電線の延在方向と交差する第1方向において、前記複数の電線を挟み込んで保持する一対の保持板を備え、
前記一対の保持板の各々は、
前記複数の電線を保持する保持面に凹条部が設けられ、
前記凹条部は、
前記保持板における前記延在方向及び前記第1方向と交差する第2方向の一端から前記第2方向に延びる、
電線保持具であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る電線保持具について以下に述べる。
本構成の電線保持具によれば、保持板に凹条部が設けられることで、超音波接合時に複数の電線にて発生した熱を放散するための経路が確保される。加えて、保持板において、凹条部が電線の延在方向と交差する第2方向に延びることで、上記熱を効果的に放散できる。加えて、凹条部が保持板の一端から延びることで、上記熱をより効果的に放散できる。このように、本構成の電線保持具は、従来の電線保持具と比べて、放熱性に優れる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る電線保持具を含む超音波接合による電線束の製造装置を示す概略斜視図である。
図2は、図1に示す製造装置の概略上面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る電線保持具の概略平面図である。
図4は、図3に示す電線保持具の概略上面図である。
図6は、電線保持具の放熱について説明するための概略平面図である。
図7は、変形例に係る電線保持具を示す図3に相当する図である。
図8は、図7に示す電線保持具の図6に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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