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公開番号2023130745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-21
出願番号2022035210
出願日2022-03-08
発明の名称偽造防止媒体
出願人独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類B42D 25/435 20140101AFI20230913BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】本発明は、繊維パターンを利用することにより複製や偽造が困難な偽造防止媒体を提供する。
【解決手段】本発明は、可視光域又は近赤外線の所定の波長域の光を吸収する特性を有する基材上の少なくとも一部、又は基材上の少なくとも一部に所定の波長域の光を吸収する吸収層を有し、基材上又は吸収層に形成された識別画像部を備え、識別画像部は、所定の波長域のレーザ光の照射による基材又は吸収層の変質又は凹凸のレーザ痕から成る第一の繊維パターンを備えた第一の模様部を有することを特徴とする偽造防止媒体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可視光域又は近赤外線の所定の波長域の光を吸収する特性を有する基材上の少なくとも一部、又は基材上の少なくとも一部に前記所定の波長域の光を吸収する特性を有する吸収層を有し、前記基材上の少なくとも一部又は前記吸収層に形成された識別画像部を備え、
前記識別画像部は、前記所定の波長域のレーザ光の照射による前記基材又は前記吸収層の変質又は凹凸のレーザ痕から成る第一の繊維パターンを備えた第一の模様部を有することを特徴とする偽造防止媒体。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記識別画像部は、前記所定の波長域のレーザ光の照射による前記レーザ痕から成る個人情報を備えた第二の模様部を更に備え、前記第一の模様部と前記第二の模様部が隣接又は近接して形成されたことを特徴とする偽造防止媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維パターンを利用することにより複製や偽造が困難な偽造防止媒体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
偽造防止効果を必要とする銀行券、パスポ-ト、有価証券、身分証明書、カ-ド、通行券等のセキュリティ印刷物(以下「セキュリティ印刷物」という。)は、それぞれ偽造、変造又は改ざん等を防止する対策(以下「偽造防止対策」という。)が施されている。
【0003】
前述の偽造防止対策として、プラスチック板又は金属板等のベースとなる基材(以下「基材」という。)に対し、何らかの固有の繊維配列や繊維の分布状態である繊維パターン(以下「繊維パターン」という。)を形成し、形成した繊維パターンとあらかじめ登録された真正な繊維パターンを照合して真否を確認する方法が多く提案されている。
【0004】
例えば、前述の繊維パターンを使用した偽造防止対策としては、イメージセンサにより読取可能なランダム模様を有する識別用タグにおいて、透明媒体の中に繊維や金属の繊維パターンによるモアレ縞を生じさせる少なくとも一対の繊維パターン部材を立体的に配したことを特徴とする識別用タグが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、支持体内に赤外域に吸収を有する繊維状又は扁平状細片が、繊維パターンとなるように内添された情報識別シートであり、該情報識別シートに500~1500nmの波長からなる赤外線を照射することにより、支持体内の該細片の繊維パターンを可視情報化して読み取り又は記録するものであり、該繊維パターンの情報を繰り返して同定できることを特徴とする情報識別シートが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-29636号公報
特開2019-92098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1は、繊維や金属ワイヤー等によるランダムな周期構造を特殊繊維により形成したタグであり、秘匿性に優れているが、タグやシール等として商品に付随させる必要があり、タグの付け外しの手間又はシールの貼り直し(以下「貼り直し等」という。)等の不正を招くおそれがあった。
【0008】
また、特許文献2の技術は、赤外線に応答可能な特殊なインキと繊維を使用することから、秘匿性に優れているが、繊維が特殊であることから、高価であるとともに、繊維パターンを形成するために特殊な装置が必要とされていた。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するものであり、貼り直し等の不正を防止し、特殊な材料及び装置を使用することなく、簡易な方法で作製可能な偽造防止媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、可視光域又は近赤外線の所定の波長域の光を吸収する特性を有する基材上の少なくとも一部に、所定の波長域の光を吸収する吸収層を有し、基材上又は吸収層に形成された識別画像部を備え、識別画像部は、所定の波長域のレーザ光の照射による基材又は吸収層の変質又は凹凸のレーザ痕から成る第一の繊維パターンを備えた第一の模様部を有することを特徴とする偽造防止媒体である。
(【0011】以降は省略されています)

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