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公開番号2023074288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-29
出願番号2021187161
出願日2021-11-17
発明の名称複写防止媒体
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B42D 25/30 20140101AFI20230522BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】原本と複写物とを励起光照射下の肉眼での観察により区別可能とする。
【解決手段】光透過性基材が、第1面と、第1面と反対側の面の第2面とを有し、前記光透過性基材が紫外線吸収性を有し、前記第1面は交互に配列した複数の第1着色部及び複数の第1非着色部を備え、前記第2面は、交互に配列した複数の第2着色部及び複数の第2非着色部を備え、前記第1着色部は第1反射光を反射させ、前記第2着色部は第2着色光を反射させ、前記第1着色部は、第1着色顔料及び励起光により発色する第1蛍光顔料を含んだ第1着色層を有し、前記第2着色部は前記第1着色部とは異なる色の第2着色顔料及び第2蛍光顔料を含んだ第2着色層を備えた複写防止媒体。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光透過性基材が、第1面と、第1面と反対側の面の第2面とを有し、前記光透過性基材が紫外線吸収性を有し、
前記第1面は交互に配列した複数の第1着色部及び複数の第1非着色部を備え、
前記第2面は交互に配列した複数の第2着色部及び複数の第2非着色部を備え、
前記第1非着色部及び第2非着色部の幅が5μm以上100μm以下の範囲内にある複写防止媒体。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記第1着色部は第1着色光を反射させ、前記第2着色部は第2着色光を反射させ、前記第1着色部は、第1着色顔料及び励起光により発色する第1蛍光顔料を含んだ第1着色層を備え、前記第2着色部は前記第1着色顔料とは異なる色の第2着色顔料と、前記第1蛍光顔料とは異なる色の第2蛍光顔料を含んだ第2着色層を備えた請求項1に記載の複写防止媒体。
【請求項3】
前記第2着色部は光透過性基材を介して第1非着色部と向かい合うように配置し、前記第2非着色部は光透過性基材を介して第1着色部と向かい合うように配置していることを特徴とする請求項1または2に記載の複写防止媒体。
【請求項4】
前記第1非着色部の幅は、前記第1非着色部と光透過性基材を介して向かい合った前記第2着色部の幅と比較してより小さく、
前記第2非着色部の幅は、前記第2非着色部と光透過性基材を介して向かい合った前記第1着色部の幅と比較してより小さい請求項3に記載の複写防止媒体。
【請求項5】
前記第1着色部及び前記第1非着色部は、線形状を有し、幅方向へ交互に配列し、前記第2着色部及び前記第2非着色部は、線形状を有し、前記幅方向へ交互に配列した請求項3に記載の複写防止媒体。
【請求項6】
前記第1着色部、前記第1非着色部、前記第2着色部及び前記第2非着色部は直線形状を有している請求項3に記載の複写防止媒体。
【請求項7】
前記第1着色部、前記第1非着色部、前記第2着色部及び前記第2非着色部は、曲線形状を有している部分を含んだ請求項3に記載の複写防止媒体。
【請求項8】
前記第1着色部は、入れ子状の配列パターンを形成し、前記第2着色部は、前記第1着色部に対応して、入れ子状の配列パターンを形成した請求項3に記載の複写防止媒体。
【請求項9】
前記第1着色部及び前記第1非着色部は市松模様状に配列し、前記第2着色部及び前記第2非着色部は市松模様状に配列した請求項3に記載の複写防止媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写防止媒体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年のカラー複写機の性能向上に伴って、株券及び債券等の有価証券類や各種証明書の偽造が容易になってきている。このためこれら物品には、複写物との判別を可能とした複写防止媒体が使用されることがある。
【0003】
複写防止媒体は、カラー複写機などによる偽造を防止又は牽制するための偽造防止技術が適用された記録媒体である。複写防止媒体としては、例えば、カラー複写機を用いて得られる複写物に、原本には見られない特定の文字や絵柄などのパターンを表示させるものがある。
【0004】
複写防止媒体における偽造防止技術の1つとして、例えばR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の発光を有する蛍光顔料を含む3種の蛍光インクを用いて、複写防止媒体の基材上の画像に対応するRGB画像データを印刷することにより、基材上に蛍光体画像を形成し、白色光下では視認されないが、励起光照射下でRGB光として発色させ、加法混色によって画像に対応した蛍光画像が視認できるようにする画像形成方法が提案されている(特許文献1参照)
【0005】
また複写防止媒体の基材上に画像を設け、この画像が励起光照射下で第1残光時間をもって第1色を発光する第1蛍光体と、第1残光時間より長い第2残光時間をもって第2色を発光する第2蛍光体とを含む複写防止媒体も提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
このような複写防止媒体における印刷物では、第1色と第2色の混合色と、第2色とを呈する2段階の色の変化を示すことになるが、基材上のある1面においての2段階の色の変化のみで、画像からの発光する光にセキュリティ性を確実にもたせることは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平10-35089号公報
特開2005-67043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、白色光下で視認できる画像の色と、励起光照射下で視認できる一方の面の画像の色とその裏面である他方の画像の色と、それぞれ異なる3種の色の変化を観察者に視認させ、原本と複写物との区別を肉眼での観察により可能とする高いセキュリティ性を有した複写防止媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための複写防止媒体は、光透過性基材が、第1面と、第1面と反対側の面の第2面とを有し、前記光透過性基材が紫外線吸収性を有し、
前記第1面は交互に配列した複数の第1着色部及び複数の第1非着色部を備え、
前記第2面は交互に配列した複数の第2着色部及び複数の第2非着色部を備え、
前記第1非着色部及び第2非着色部の幅が5μm以上100μm以下の範囲内にある複写防止媒体である。
【0010】
前記第1着色部は第1着色光を反射させ、前記第2着色部は第2着色光を反射させ、前記第1着色部は、第1着色顔料及び励起光により発色する第1蛍光顔料を含んだ第1着色層を備え、前記第2着色部は前記第1着色顔料とは異なる色の第2着色顔料と、前記第2蛍光顔料とは異なる色の第2蛍光顔料を含んだ第2着色層を備えた複写防止媒体である。
(【0011】以降は省略されています)

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