特許ウォッチ

公開番号2025178574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2024085241
出願日2024-05-27
発明の名称通知制御装置、加湿装置及び通知制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 6/00 20060101AFI20251202BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】加湿装置の保全を行わなければならないタイミングを知ることができる通知制御装置、加湿装置及び通知制御方法を提供する
【解決手段】通知制御装置は、水中のミネラル含有量及び加湿装置の使用時間を取得する取得部と、前記水中のミネラル含有量に基いて閾値時間を設定し、前記使用時間が前記閾値時間に達した場合に前記加湿装置の保全を促す通知を発するための処理を行う処理部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
水中のミネラル含有量及び加湿装置の使用時間を取得する取得部と、
前記水中のミネラル含有量に基いて閾値時間を設定し、前記使用時間が前記閾値時間に達した場合に前記加湿装置の保全を促す通知を発するための処理を行う処理部と、
を備える通知制御装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記取得部は、前記加湿装置が設置された設置地域に関する地域情報を取得し、前記地域情報に基いて前記設置地域における水道水中のミネラル含有量を取得し、
前記水中のミネラル含有量は、前記設置地域における水道水中のミネラル含有量である
請求項１に記載の通知制御装置。
【請求項３】
前記取得部は、複数の地域における水道水中のミネラル含有量を取得し、
前記水中のミネラル含有量に基いて前記閾値時間を設定することは、前記複数の地域における水道水中のミネラル含有量と前記設置地域における水道水中のミネラル含有量との関係に基いて前記閾値時間を設定することを含む
請求項２に記載の通知制御装置。
【請求項４】
前記加湿装置は、貯留水を空気中に放出し、
前記水中のミネラル含有量は、前記貯留水中のミネラル含有量である
請求項１に記載の通知制御装置。
【請求項５】
前記加湿装置は、湿潤した加湿フィルタからに空気中に放出し、
前記保全は、前記加湿フィルタの清掃又は交換を含む
請求項１から４までのいずれかに記載の通知制御装置。
【請求項６】
前記水中のミネラル含有量に基いて前記閾値時間を設定することは、前記水中のミネラル含有量が多くなるほど前記閾値時間を短くすることを含む
請求項１から４までのいずれかに記載の通知制御装置。
【請求項７】
前記取得部は、日時を取得し、
前記処理部は、前記日時が設定期間に属する場合に前記処理を行う
請求項１から４までのいずれかに記載の通知制御装置。
【請求項８】
前記通知は、第１の通知であり、
前記処理部は、前記水中のミネラル含有量に基いて前記加湿装置において使用される消耗品の購入に関する第２の通知を発するための処理を行う
請求項１から４までのいずれかに記載の通知制御装置。
【請求項９】
請求項１から４までのいずれかに記載の通知制御装置と、
空気を加湿する加湿部と、
を備える加湿装置。
【請求項１０】
水中のミネラル含有量及び加湿装置の使用時間を取得することと、
前記水中のミネラル含有量に基いて閾値時間を設定し、前記使用時間が前記閾値時間に達した場合に前記加湿装置の保全を促す通知を発するための処理を行うこと、
を備える通知制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、通知制御装置、加湿装置及び通知制御方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、空気清浄機を開示する。当該空気清浄機は、加湿機能を有する。当該空気清浄機においては、加湿フィルタが、トレイに貯められた水を吸収し、風路を流れる空気を通過させ、通過させる空気を吸収した水に接触させて通過させる空気を加湿する（段落００１１，００２４，００２７，００３４及び００３５）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１６７０２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された空気清浄機においては、加湿フィルタが水の吸収及び放出を繰り返す。このため、水に含まれるミネラル分が加湿フィルタに蓄積する。蓄積したミネラル分は、当該空気清浄機の単位時間当たりの加湿量が低下する原因になり、当該空気清浄機により送られる風がニオイを呈する原因となる。このため、当該空気清浄機においては、加湿フィルタが清掃されなければならない。一方で、水道水に含まれるミネラル分の量は、水道水が供給される地域により異なる。このため、当該空気清浄機においては、加湿フィルタが清掃されなければならなくなるまでの期間が、当該空気清浄機が設置された地域により異なる。しかし、当該空気清浄機においては、当該期間を知ることが困難であり、フィルタを清掃しなければならないタイミングを知ることが困難である。
【０００５】
本開示の一態様は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、加湿装置の保全を行わなければならないタイミングを知ることができる通知制御装置、加湿装置及び通知制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の第１の態様の通知制御装置は、水中のミネラル含有量及び加湿装置の使用時間を取得する取得部と、前記水中のミネラル含有量に基いて閾値時間を設定し、前記使用時間が前記閾値時間に達した場合に前記加湿装置の保全を促す通知を発するための処理を行う処理部と、を備える。
【０００７】
本開示の第２の態様の加湿装置は、本開示の第一の態様の通知制御装置と、空気を加湿する加湿部と、を備える。
【０００８】
本開示の第３の態様の通知制御方法は、水中のミネラル含有量及び加湿装置の使用時間を取得することと、前記水中のミネラル含有量に基いて閾値時間を設定し、前記使用時間が前記閾値時間に達した場合に前記加湿装置の保全を促す通知を発するための処理を行うこと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１実施形態の加湿空気清浄機を模式的に図示する分解斜視図である。
第１実施形態の加湿空気清浄機を模式的に図示する断面図である。
第１実施形態の加湿空気清浄機に備えられる加湿ロータを模式的に図示する斜視図である。
第１実施形態の加湿空気清浄機を備える通知システムのブロック図である。
第１実施形態の加湿空気清浄機の制御系のブロック図である。
第１実施形態の加湿空気清浄機に内蔵される通知制御装置により行われる処理の流れを示すフローチャートである。
第１実施形態の加湿空気清浄機に内蔵される通知制御装置により行われる処理の流れを示すフローチャートである。
第２実施形態の加湿空気清浄機の制御系のブロック図である。
第２実施形態の加湿空気清浄機に内蔵される通知制御装置により行われる処理の流れを示すフローチャートである。
第２実施形態の加湿空気清浄機に内蔵される通知制御装置により行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許