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公開番号
2025177730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084796
出願日
2024-05-24
発明の名称
車室前部構造
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
28/10 20060101AFI20251128BHJP(車両一般)
要約
【課題】アクセルインターロック装置によるアクセルペダルの踏み込み操作規制中に過剰な荷重が加えられても、アクセルペダルの踏み込み操作が可能になるのを抑制する。
【解決手段】車室12の前部には、パッド30を有するアクセルペダル25と、インターロック本体部41に対しシャフト43を出没させるアクセルインターロック装置40と、過剰踏み込み抑制部とが設けられる。アクセルインターロック装置40は、突出状態のシャフト43の先端部の受け部51に対し、アクセルペダル25における被取り付け部38の前端部の下面が接触されることで、同アクセルペダル25の踏み込み操作を規制する。過剰踏み込み抑制部は、アクセルインターロック装置40による踏み込み操作規制中に過剰な荷重がパッド30に加えられたときに、受け部51が被取り付け部38の前端部の下面に沿う方向へ移動するのを抑制することで、過剰な踏み込み操作を抑制する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アクセルペダル及びアクセルインターロック装置が車室の前後方向における前部に設けられた車室前部構造であって、
前記アクセルペダルは、軸により回動可能に支持されたロッドと、前記ロッドのうち、前記軸から離間した箇所に取り付けられたパッドと、を備え、
前記アクセルインターロック装置は、前記パッドの踏み込み方向における前方において、ブラケットを介して車体のフロアに取り付けられたインターロック本体部と、前記踏み込み方向に沿う方向に延びる軸線を有するシャフトと、前記シャフトを前記インターロック本体部に対し、前記軸線に沿う方向へ出没させるアクチュエータと、を備え、
前記アクセルインターロック装置は、前記インターロック本体部から突出させられた前記シャフトの先端部に対し、前記アクセルペダルの下面が接触されることで、同アクセルペダルの踏み込み操作を規制するものであり、
さらに、前記アクセルインターロック装置による前記踏み込み操作の規制中に過剰な荷重が前記パッドに加えられたときに、前記シャフトの前記先端部が、前記アクセルペダルの前記下面に沿う方向へ移動するのを抑制することで、過剰な踏み込み操作を抑制する過剰踏み込み抑制部が設けられている、車室前部構造。
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【請求項2】
前記アクセルインターロック装置により前記踏み込み操作を規制された前記アクセルペダルの前記下面に対し、前記軸線がなす角度は、過剰な前記荷重が前記パッドに加えられたときに、前記シャフトに対し、前記前後方向における前方へ向かう力が作用する大きさに設定されており、
前記インターロック本体部の外殻部分は、前記踏み込み方向に沿う方向へ延びるケースにより構成され、
前記ブラケットは、前記前後方向における前記ケースの後面と前記フロアとの間に架け渡され、かつ過剰な前記荷重が前記パッドに加えられる前には、前記前後方向における前方及び後方の少なくとも一方へ突出するように屈曲する架け渡し部を、前記過剰踏み込み抑制部の少なくとも一部として備えている、請求項1に記載の車室前部構造。
【請求項3】
前記アクセルインターロック装置により前記踏み込み操作を規制された前記アクセルペダルの前記下面に対し、前記軸線がなす角度は、過剰な前記荷重が前記パッドに加えられたときに、前記シャフトに対し、前記前後方向における前方へ向かう力が作用する大きさに設定されており、
前記ロッドは、前記パッドの下面に沿って延び、かつ前記パッドに取り付けられる被取り付け部を有し、
前記アクセルインターロック装置は、前記インターロック本体部から突出させられた前記シャフトの前記先端部に対し、前記前後方向における前記被取り付け部の前端部の下面が、前記アクセルペダルの前記下面として接触されることで、前記踏み込み操作を規制するものであり、
前記ロッドは、前記前後方向における前記被取り付け部の前側に隣接する箇所に、前記被取り付け部に対し下側へ屈曲する屈曲部を、前記過剰踏み込み抑制部の少なくとも一部として有している、請求項1に記載の車室前部構造。
【請求項4】
前記パッドは、前記踏み込み操作の荷重が加えられるパッド本体部を備え、
前記アクセルインターロック装置は、前記インターロック本体部から突出させられた前記シャフトの前記先端部に対し、前記パッド本体部の下面が、前記アクセルペダルの前記下面として接触されることで、前記アクセルペダルの前記踏み込み操作を規制するものであり、
前記パッド本体部の前記下面において、前記インターロック本体部から突出させられた前記シャフトの前記先端部を前記前後方向における両側から挟み込む箇所には、一対の壁部が設けられ、
一対の前記壁部により、前記過剰踏み込み抑制部の少なくとも一部が構成されている、請求項1に記載の車室前部構造。
【請求項5】
一対の前記壁部を第1壁部とした場合、
前記パッド本体部の前記下面において、前記インターロック本体部から突出させられた前記シャフトの前記先端部を車幅方向における両側から挟み込む箇所には、一対の第2壁部が設けられ、
一対の前記第1壁部、及び一対の前記第2壁部により、前記過剰踏み込み抑制部が構成されている、請求項4に記載の車室前部構造。
【請求項6】
一対の前記第1壁部、及び一対の前記第2壁部は、それぞれ前記パッド本体部の前記下面から下方へ突出するリブにより構成されている、請求項5に記載の車室前部構造。
【請求項7】
隣り合う前記第1壁部及び前記第2壁部は相互に繋がっており、前記過剰踏み込み抑制部は筒状をなしている、請求項6に記載の車室前部構造。
【請求項8】
前記軸は、前記フロアよりも上方に配置され、
前記ロッドは、前記フロアよりも上方であり、かつ前記軸よりも前記前後方向における後方に配置されるとともに、前記軸により上下方向へ回動可能に支持され、
前記パッドは、前記フロアよりも上方であり、かつ前記軸よりも前記前後方向における後方で前記ロッドに取り付けられ、
前記パッドは、前記ロッドと一緒に前記軸を支点として上下方向へ回動するものである、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の車室前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室前部構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
バス等の車両の一形態として、アクセルインターロック装置が搭載されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。アクセルインターロック装置は、乗降扉が開かれているとき等にアクセルペダルの踏込みを規制することで、車両の不意な発進を抑制する装置である。
【0003】
アクセルインターロック装置が搭載された車室前部構造の一形態を図12及び図13に示す。図12に示すように、この車室前部構造におけるアクセルペダル103は、軸105により回動可能に支持されたロッド104と、ロッド104に取り付けられたパッド106とを備える。
【0004】
アクセルインターロック装置110は、インターロック本体部111、シャフト113及びアクチュエータ114を備える。インターロック本体部111の外殻部分は、ケース112により構成される。ケース112は、ブラケット115を介して車体101のフロア102に取り付けられる。ブラケット115は、ケース112の後面とフロア102との間に架け渡された架け渡し部116を有する。
【0005】
シャフト113は、パッド106の踏み込み方向における前方に配置され、かつ同踏み込み方向に沿って延びる軸線L1を有する。アクチュエータ114は、シャフト113をインターロック本体部111に対し、軸線L1に沿う方向へ出没させる。
【0006】
上記構成のアクセルインターロック装置110は、乗降扉が開かれているとき等に、シャフト113をアクチュエータ114により、インターロック本体部111からパッド106側へ突出させる。そして、シャフト113の先端部に対し、アクセルペダル103の一部、例えば、パッド106の前端部の下面107が接触されることで、同アクセルペダル103の踏み込み操作が規制される。この規制により、車両の不意な発進が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-25998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、上記従来の車室前部構造では、パッド106の下面107に対し軸線L1がなす角度αによっては、次の懸念がある。アクセルインターロック装置110によりアクセルペダル103の踏み込み操作が規制されているときに、パッド106に過剰な荷重が加えられると、シャフト113に対し、後方へ向かう力が作用する。この力により、シャフト113の先端部が、図13に示すように、パッド106の下面107に沿って後方へ移動しながら、同シャフト113が後方へ倒れる。これに伴い、ブラケット115の架け渡し部116が変形させられる。その結果、パッド106の踏み込み操作が可能になる。乗降扉が開放されているにも拘わらず、車両が発車可能になるおそれがある。なお、図12中の矢印Aは、パッド106の踏み込み方向を示し、矢印Bはシャフト113が倒れる方向を示している。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための車室前部構造の各態様を記載する。
[態様1]アクセルペダル及びアクセルインターロック装置が車室の前後方向における前部に設けられた車室前部構造であって、前記アクセルペダルは、軸により回動可能に支持されたロッドと、前記ロッドのうち、前記軸から離間した箇所に取り付けられたパッドと、を備え、前記アクセルインターロック装置は、前記パッドの踏み込み方向における前方において、ブラケットを介して車体のフロアに取り付けられたインターロック本体部と、前記踏み込み方向に沿う方向に延びる軸線を有するシャフトと、前記シャフトを前記インターロック本体部に対し、前記軸線に沿う方向へ出没させるアクチュエータと、を備え、前記アクセルインターロック装置は、前記インターロック本体部から突出させられた前記シャフトの先端部に対し、前記アクセルペダルの下面が接触されることで、同アクセルペダルの踏み込み操作を規制するものであり、さらに、前記アクセルインターロック装置による前記踏み込み操作の規制中に過剰な荷重が前記パッドに加えられたときに、前記シャフトの前記先端部が、前記アクセルペダルの前記下面に沿う方向へ移動するのを抑制することで、過剰な踏み込み操作を抑制する過剰踏み込み抑制部が設けられている、車室前部構造。
【0010】
上記の構成によれば、アクセルインターロック装置により、アクセルペダルの踏み込みが規制されるときには、アクチュエータにより、シャフトがインターロック本体部から突出される。このシャフトの先端部に対し、アクセルペダルの下面が接触されることにより、アクセルペダルの踏み込み操作が規制される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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