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公開番号
2025176595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082862
出願日
2024-05-21
発明の名称
シートトリム及び車両用シート
出願人
日本発條株式会社
,
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/58 20060101AFI20251127BHJP(車両一般)
要約
【課題】ポケットの開口部を複数に分割した構成において当該ポケットの開口部の縁部分における皺の発生を抑制する。
【解決手段】バックトリム22は、トリム本体32と、ポケット形成部材42と、を備えている。ポケット形成部材42の袋状部46のシート幅方向の中間部がトリム本体32に接合されていることで、袋状部46がシート幅方向に分割されかつポケット40の開口部44がシート幅方向に分割されている。袋状部46の内部かつ袋状部46の分割部分に対してシート幅方向一方側及びシート幅方向他方側には、袋状部46を補強する第1補強部48がそれぞれ設けられている。また、袋状部46の内部には、袋状部46を補強する第2補強部50が設けられている。第2補強部50は袋状部46の分割部分に対してシート幅方向一方側からシート幅方向他方側にかけて途切れなく設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
着座乗員の背部を支持するシートバックの表面部分を構成するトリム本体と、
前記トリム本体の背面側において前記トリム本体との間にポケットを形成し、前記ポケットの開口部側の縁部分がシート幅方向に沿って袋状に形成された袋状部となっており、前記袋状部のシート幅方向の中間部が前記トリム本体に接合されていることで前記袋状部がシート幅方向に分割されかつ前記ポケットの開口部がシート幅方向に分割されているポケット形成部材と、
前記袋状部の内部かつ前記袋状部の分割部分に対してシート幅方向一方側及びシート幅方向他方側にそれぞれ設けられ、前記袋状部を補強する第1補強部と、
前記袋状部の内部において前記袋状部の分割部分に対してシート幅方向一方側からシート幅方向他方側にかけて途切れなく設けられ、前記袋状部を補強する第2補強部と、
を備えたシートトリム。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記袋状部のシート幅方向の中間部が前記トリム本体に縫製で接合されている請求項1に記載のシートトリム。
【請求項3】
前記第2補強部は、前記袋状部の内部における前記ポケットの開口部の開放端側の端に沿って設けられている請求項1に記載のシートトリム。
【請求項4】
各々の前記第1補強部と前記第2補強部とが別体となっている請求項1に記載のシートトリム。
【請求項5】
前記第2補強部は、棒状に形成されており、
前記第2補強部は、前記袋状部の内面と縫製部分との間の隙間を通じて取り回されている請求項2に記載のシートトリム。
【請求項6】
着座乗員の背部を支持するシートバック本体を有するシートバックと、
前記シートバック本体に取付けられた請求項1に記載のシートトリムと、
を備えた車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートトリム及び車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1~特許文献3には、ポケットを有するシートトリム(シートカバー)が開示されている。下記特許文献1に記載されたシートトリムでは、樹脂板をポケットの開口部の縁部分の内部に設けることで、ポケットの開口部の縁部分を補強している。また、下記特許文献2及び特許文献3に記載されたシートトリムでは、ワイヤをポケットの開口部の縁部分の内部に設けることで、ポケットの開口部の縁部分を補強している。これにより、ポケットの開口部の縁部分における皺の発生が抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-111869号公報
特開2016-155541号公報
特開2016-117297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1~特許文献3に記載された構成は、ポケットの開口部の縁部分における皺の発生を抑制することができるという観点では有用な構成ではあるが、ポケットの開口部を複数に分割した構成において当該ポケットの開口部の縁部分における皺の発生を抑制することを考慮していない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、ポケットの開口部を複数に分割した構成において当該ポケットの開口部の縁部分における皺の発生を抑制することができるシートトリム及び車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のシートトリムは、着座乗員の背部を支持するシートバックの表面部分を構成するトリム本体と、前記トリム本体の背面側において前記トリム本体との間にポケットを形成し、前記ポケットの開口部側の縁部分がシート幅方向に沿って袋状に形成された袋状部となっており、前記袋状部のシート幅方向の中間部が前記トリム本体に接合されていることで前記袋状部がシート幅方向に分割されかつ前記ポケットの開口部がシート幅方向に分割されているポケット形成部材と、前記袋状部の内部かつ前記袋状部の分割部分に対してシート幅方向一方側及びシート幅方向他方側にそれぞれ設けられ、前記袋状部を補強する第1補強部と、前記袋状部の内部において前記袋状部の分割部分に対してシート幅方向一方側からシート幅方向他方側にかけて途切れなく設けられ、前記袋状部を補強する第2補強部と、を備えている。
【0007】
第1の態様のシートトリムでは、トリム本体とポケット形成部材との間には、ポケットが形成されている。また、ポケット形成部材におけるポケットの開口部側の縁部分は、シート幅方向に沿って袋状に形成された袋状部となっている。また、袋状部のシート幅方向の中間部は、トリム本体に接合されている。これにより、袋状部がシート幅方向に分割されて、ポケットの開口部がシート幅方向に分割されている。ここで、ポケット形成部材の袋状部の内部かつ当該袋状部の分割部分に対してシート幅方向一方側及びシート幅方向他方側には、それぞれ第1補強部が設けられている。これにより、袋状部において分割部分に対してシート幅方向一方側が一方の第1補強部によって補強され、袋状部において分割部分に対してシート幅方向他方側が他方の第1補強部によって補強される。また、袋状部の内部には、第2補強部が設けられている。この第2補強部は、袋状部の分割部分に対してシート幅方向一方側からシート幅方向他方側にかけて途切れなく設けられている。これにより、袋状部が第2補強部によって補強される。このように、各々の第1補強部に加えて第2補強部を設けることにより、ポケットの開口部を複数に分割した構成であっても、当該ポケットの開口部の縁部分を補強することができる。これにより、ポケットの開口部を複数に分割した構成であっても、当該ポケットの開口部の縁部分における皺の発生を抑制することができる。
【0008】
第2の態様のシートトリムは、第1の態様のシートトリムにおいて、前記袋状部のシート幅方向の中間部が前記トリム本体に縫製で接合されている。
【0009】
第2の態様のシートトリムでは、袋状部のシート幅方向の中間部をトリム本体に縫製によって容易に接合することができる。
【0010】
第3の態様のシートトリムは、第1の態様又は第2の態様のシートトリムにおいて、前記第2補強部は、前記袋状部の内部における前記ポケットの開口部の開放端側の端に沿って設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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