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公開番号
2025176457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082630
出願日
2024-05-21
発明の名称
キッチンタオルロール
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D21H
11/04 20060101AFI20251127BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】風合い及び吸水性を保ちつつ、使用時や製造時にしわが入りにくいシートとすることができ、更に紙粉の発生を抑えることも可能なキッチンタオルロールを提供する。
【解決手段】エンボスパターンが付与されたシートを2プライ又は3プライに積層したキッチンタオルシートを、ロール状に巻取ったキッチンタオルロールであって、巻密度が0.28m/cm
2
以上0.43m/cm
2
以下、コア外径が20mm以上60mm以下であり、キッチンタオルシートの、1プライ当たりの坪量が17.6g/m
2
以上26.5g/m
2
以下、紙厚が2.1mm/10プライ以上4.5mm/10プライ以下、比容積が7cm
3
/g以上23cm
3
/g以下であり、表面側のプライにおける外面のNBKPの含有率が60質量%以上100質量%以下であり、内面のNBKPの含有率が30質量%以上80質量%以下である、キッチンタオルロールを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1プライにエンボスパターンが付与されたシートを2プライ又は3プライに積層したキッチンタオルシートを、ロール状に巻取ったキッチンタオルロールであって、
キッチンタオルロールの巻密度が0.28m/cm
2
以上0.43m/cm
2
以下、コア外径が20mm以上60mm以下であり、
前記キッチンタオルシートの、1プライ当たりの坪量が17.6g/m
2
以上26.5g/m
2
以下、紙厚が2.1mm/10プライ以上4.5mm/10プライ以下、比容積が7cm
3
/g以上23cm
3
/g以下であり、
前記キッチンタオルシートの表面側のプライにおける外面の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の含有率が60質量%以上100質量%以下であり、前記表面側のプライにおける内面の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の含有率が30質量%以上80質量%以下であることを特徴とする、キッチンタオルロール。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記キッチンタオルシートの、2プライにおける単位面積当たりの吸水量が300g/m
2
以上690g/m
2
以下であることを特徴とする、請求項1に記載のキッチンタオルロール。
【請求項3】
前記キッチンタオルシートの全体における前記NBKPと、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)の含有比率が、NBKP:LBKP=40~95質量%:5~60質量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のキッチンタオルロール。
【請求項4】
前記キッチンタオルシートの、2プライ又は3プライにおけるJIS P 8113に基づく乾燥時におけるMD方向の引張強度DMDTが1500cN/76mm以上4200cN/76mm以下であり、2プライ又は3プライにおけるJIS P 8113に基づく乾燥時におけるCD方向の引張強度DCDTが1400cN/76mm以上4100cN/76mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のキッチンタオルロール。
【請求項5】
前記キッチンタオルシートの、2プライにおける単位質量当たりの吸水量が8g/g以上20g/g以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のキッチンタオルロール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチンタオルロールに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、キッチンタオルシートや、シートをロール状に巻き取ったキッチンタオルロールが各種開発・販売されている。
【0003】
そのようなキッチンタオルロールでは、巻き取られているキッチンタオルシートの長尺化が進んでいるが、高級品は長尺化に加えて、美粧性や吸水性などの品質が求められている。
【0004】
高級品の中でも、通気乾燥を用いた、所謂TAD(Through Air Drying)抄紙技術(以下、「TAD抄紙法」とも称する)抄紙技術により得られたキッチンタオルシートは、シートが厚く、やわらかな風合いを持ち、吸水性にも優れる。
【0005】
TAD抄紙技術によって抄紙したキッチンタオルシートは、上記のような利点を有するため、市場で販売されているキッチンタオルロールにおいても、製造工程でTAD抄紙技術を用いている製品は多い。
【0006】
キッチンタオルロールに関する先行技術文献として、例えば、特許文献1には、エンボスパターンが付与されたシートをグルーで接着処理し、2プライに積層したキッチンタオルシートをロール状に巻取ったキッチンタオルロールであって、キッチンタオルシートは、エンボスパターンとは異なる抄紙工程由来の凹凸のパターンを有しており、2プライの坪量が30g/m
2
以上54g/m
2
以下、紙厚が1.3mm/10枚以上5mm/10枚以下であり、2プライの1m
2
あたりの吸水量が220g以上600g以下であり、キッチンタオルロールの巻長が14m以上44m以下、巻直径が110mm以上189mm以下であることを特徴とする、キッチンタオルロールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-116768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、TAD抄紙技術により得られたキッチンタオルシートは凹凸を有し、嵩高いため、繊維間結合が少なく、強度が低い。
そのため、シートに沿ったシワがつきやすく、使用時だけでなく、製造工程においてシートを巻き取る際にもシワが生じやすい(すなわち、美粧性が低下する)という課題がある。また、強度が低く、シートが嵩高いため、抄紙工程において紙粉が発生しやすく、紙粉を掃除する必要があるため、操業性にも劣る。
【0009】
シートの強度を高めつつ、しわを抑制するためには、1.坪量を上げる、2.針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の比率(NBKP/LBKP:N/L比とも称する)を高める、3.紙の密度を高める、といった対策が考えられる。また、紙粉を抑制するためには、上記の対策のうち、2及び3の対策が考えられる。
【0010】
しかし、対策1と2は、シートの強度が高くなりすぎてしまい、ゴワゴワした触感となって風合いが悪くなるという問題があった。また、対策3では、シートの吸水性が悪くなり、品質が低下するという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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