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公開番号2025174264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080427
出願日2024-05-16
発明の名称シートの製造方法
出願人特種東海製紙株式会社
代理人個人
主分類D21G 9/00 20060101AFI20251120BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】シート又はシートと接触する走行体の表面に液体を噴射する工程を含むシートの製造方法において、当該シートの表面への液体の噴射むら又は当該走行体の表面の摩耗むらを抑制すること。
【解決手段】シート又はシートと接触する走行体の表面に液体を噴射する工程を含むシートの製造方法であって、前記液体を扇形に噴射し、前記液体の噴射パターンの長手方向が前記シート又は走行体の幅方向と5度未満の角度で交わる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
シート又はシートと接触する走行体の表面に液体を噴射する工程を含むシートの製造方法であって、
前記液体を扇形に噴射し、
前記液体の噴射パターンの長手方向と前記シート又は前記走行体の幅方向とが５度未満の角度で交わる、シートの製造方法。
続きを表示（約 450 文字）【請求項２】
前記液体の噴射パターンの長手方向が前記シート又は前記走行体の幅方向と平行である、請求項１記載の製造方法。
【請求項３】
前記扇形の噴射角が５０～１２０度である、請求項１記載の製造方法。
【請求項４】
前記液体を複数の扇形に噴射し、且つ、複数の扇形の一部が重複する、請求項１記載の製造方法。
【請求項５】
前記噴射を固定ノズルにより行う、請求項１記載の製造方法。
【請求項６】
前記固定ノズルが二股管の端部に備えられている、請求項５記載の製造方法。
【請求項７】
前記固定ノズルがフラットノズルである、請求項５記載の製造方法。
【請求項８】
前記液体が水を含む、請求項１記載の製造方法。
【請求項９】
前記シートが紙である、請求項１記載の製造方法。
【請求項１０】
前記走行体がロールである、請求項１記載の製造方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、紙等のシートの製造方法に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、抄紙機内を移動する湿紙に対して、紙力増強等のために紙力増強剤等を含む液体が噴射されている。
【０００３】
特許文献１には、ヤンキードライヤー上の湿紙の表面に水溶性高分子を含む薬液を扇形に噴射するにあたり、複数の扇形が湿紙の幅方向に対してそれぞれ５～３０度の角度で交わり、且つ、各扇形の面が平行となるようにして、湿紙に対して水溶性高分子を含む薬液を噴射することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１０－１５０７３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１によれば、そこに記載される噴射手法により、薬液の塗布むらを抑制することができるとされているが、改善の余地がある。
【０００６】
更に、特許文献１では、ロール状のヤンキードライヤー上の湿紙に薬液を噴射することを前提としており、ヤンキードライヤーの表面に薬液を直接噴射することを想定していないが、紙等のシートの製造方法では、当該シートと接触する各種のロールの表面に液体を直接噴射する場合があり、その場合に、ロール表面の不均一な摩耗が問題となる。
【０００７】
本発明は、紙等のシートの表面に各種の液体を噴射する工程を備えるシートの製造方法において、当該シートの表面への液体の噴射むらを抑制することを第１の目的とする。
【０００８】
また、本発明は、紙等のシートと接触するロール等の走行体の表面に各種の液体を噴射する工程を備えるシートの製造方法において、当該走行体の表面の摩耗むらを抑制することを第２の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の第１及び第２の目的は、シート又はシートと接触する走行体の表面に液体を噴射する工程を含むシートの製造方法であって、
前記液体を扇形に噴射し、
前記液体の噴射パターンの長手方向と前記シート又は前記走行体の幅方向とが５度未満の角度で交わる、シートの製造方法によって達成することができる。
【００１０】
前記液体の噴射パターンの長手方向が前記シート又は前記走行体の幅方向と平行であることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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