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公開番号2025158076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2025003377
出願日2025-01-09
発明の名称薄型アンテナ
出願人学校法人金沢工業大学
代理人個人,個人
主分類H01Q 1/38 20060101AFI20251008BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】一層の誘電体層からなる小型で薄型のアンテナの提供を目的とする。
【解決手段】金属層と、前記金属層の上面に有する誘電体層と、前記誘電体層の上面に放射素子層とを有し、前記放射素子層の一部を切り欠いた切欠部に非接触給電素子を配置してあることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属層と、前記金属層の上面に有する誘電体層と、前記誘電体層の上面に放射素子層とを有し、前記放射素子層の一部を切り欠いた切欠部に非接触給電素子を配置してあることを特徴とする薄型アンテナ。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記放射素子層は、対向配置された第1放射素子層と第2放射素子層との間に所定のスリット部を設けて配置され、
前記非接触給電素子は対向配置された第1非接触給電素子と第2非接触給電素子とからなり、前記第1非接触給電素子は前記第1放射素子層の対向側を一部切り欠いた第1切欠部に配置し、前記第2非接触給電素子は前記第2放射素子層の対向側を一部切り欠いた第2切欠部に配置してあることを特徴とする請求項1記載の薄型アンテナ。
【請求項3】
前記放射素子層は、対向配置された第1放射素子層と第2放射素子層との間に所定のスリット部を設けて配置され、
一つの非接触給電素子が前記第1放射素子層と第2放射素子層との対向側をそれぞれ切り欠いた切欠部に配置してあることを特徴とする請求項1記載の薄型アンテナ。
【請求項4】
前記第1放射素子層及び第2放射素子層は、前記対向部側以外の側部に側部切欠部を有していることを特徴とする請求項2又は3記載の薄型アンテナ。
【請求項5】
前記誘電体層の上面に、放射素子層と鏡像素子層を有し、前記放射素子層を一部切り欠いた切欠部に前記非接触給電素子を配置してあることを特徴とする請求項1記載の薄型アンテナ。
【請求項6】
複数の放射素子層が、それぞれスリット部を介して連続的に配置してあることを特徴とする請求項1記載の薄型アンテナ。
【請求項7】
複数の放射素子層がY方向及びZ方向に相互にスリット部を介して配置してあることを特徴とする請求項1記載の薄型アンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はメタマテリアル技術を用いたアンテナに関し、小型で薄型のアンテナに係る。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
本出願人は、これまでにメタマテリアル技術を用いた薄型のアンテナを提案している。
例えば特許文献1には、図3(b)に示すように金属層の上面に誘電体層を介して放射素子層を配設し、その上にさらに誘電体層を介して非接触給電素子を配設したアンテナを提案している。
また、特許文献2には図3(c)に示すように金属層と放射素子層の間に非接触給電素子を配設することで薄型化を図ったアンテナを提案している。
これらは誘電体層として2層有していたことから、さらに薄型化を図ることができないか研究した結果、本発明に至った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6452477号公報
特許第7334936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、一層の誘電体層からなる小型で薄型のアンテナの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る薄型アンテナは、金属層と、前記金属層の上面に有する誘電体層と、前記誘電体層の上面に放射素子層とを有し、前記放射素子層の一部を切り欠いた切欠部に非接触給電素子を配置してあることを特徴とする。
【0006】
本発明は、金属層の上面(片面)に一つの誘電体層を介して、放射素子層の一部を切り欠いて非接触給電素子を概ね面一に配置した点に特徴がある。
【0007】
本発明において、放射素子層と非接触給電素子とを面一的に配置する構造には、いろいろなパターンが可能である。
例えば、前記放射素子層は、対向配置された第1放射素子層と第2放射素子層との間に所定のスリット部を設けて配置され、前記非接触給電素子は対向配置された第1非接触給電素子と第2非接触給電素子とからなり、前記第1非接触給電素子は前記第1放射素子層の対向側を一部切り欠いた第1切欠部に配置し、前記第2非接触給電素子は前記第2放射素子層の対向側を一部切り欠いた第2切欠部に配置してある例が挙げられる。
このパターンは、図1及び図8等に記載した例である。
スリット部を介して配置した一対の第1非接触給電素子と第2非接触給電素子とには直接的に給電接続してもよいが、薄型を図る観点からスルーホールを介して駆動部と接続するのが好ましい。
【0008】
本発明は例えば、前記放射素子層は、対向配置された第1放射素子層と第2放射素子層との間に所定のスリット部を設けて配置され、一つの非接触給電素子が前記第1放射素子層と第2放射素子層との対向側をそれぞれ切り欠いた切欠部に配置してあってもよい。
このパターンは、図7,図14等に示した例である。
また、図15に示すように、スリット部の形状をインターデジタル構造にして共平面状にキャパシタンス形成して小型化を図ってもよい。
【0009】
本発明において、放射素子層は概ね方形であってもよいが、電流経路を迂回させ共振周波数を下げる目的で、前記第1放射素子層及び第2放射素子層は、前記対向部側以外の側部に側部切欠部を有していてもよい。
このパターンは、図9等に示した例である。
【0010】
本発明において、鏡像の原理を用いて小型化を図ってもよく、前記誘電体層の上面に、放射素子層と鏡像素子層を有し、前記放射素子層を一部切り欠いた切欠部に前記非接触給電素子を配置してあってもよい。
このパターンの例は、図10,図11,図12等に記載した例である。
この場合も図12に示すように、放射素子層の鏡像素子層との対向部以外の側部に切欠部を設けてもよい。
また、図11に示すように、放射素子層と鏡像素子層とを金属層に短絡させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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