特許ウォッチ

公開番号2025155316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024059091
出願日2024-04-01
発明の名称衣類処理装置
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類D06F 39/00 20240101AFI20251006BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】簡潔な構成で衣類を良好な状態にすることができる技術を提供する。
【解決手段】衣類処理装置は、衣類を収容可能な収容槽と、収容槽から排出される空気を循環させて再び収容槽内に戻す乾燥風路と、乾燥風路内の空気を送風する送風ファンと、乾燥風路内に薬剤を滴下する滴下装置と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
衣類を収容可能な収容槽と、
前記収容槽から排出される空気を循環させて再び前記収容槽内に戻す乾燥風路と、
前記乾燥風路内の空気を送風する送風ファンと、
前記乾燥風路内に薬剤を滴下する滴下装置と、を備える衣類処理装置。
続きを表示（約 470 文字）【請求項２】
前記滴下装置は、薬剤を滴下するノズルと、前記ノズルから滴下された薬剤が通過する滴下口と、前記滴下口を開閉する開閉弁と、を備える、請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項３】
前記滴下装置は、前記送風ファンよりも前記乾燥風路の風下側において薬剤を滴下する、請求項１又は２に記載の衣類処理装置。
【請求項４】
前記滴下装置から滴下された薬剤を受け入れるために前記滴下装置と対向する位置に設けられている受け部を更に備える、請求項１又は２に記載の衣類処理装置。
【請求項５】
前記受け部は、薬剤を受け入れる部分よりも前記乾燥風路の風下側に設けられている凸部を備える、請求項４に記載の衣類処理装置。
【請求項６】
前記滴下装置により前記乾燥風路内に薬剤を滴下する滴下工程と、
前記送風ファンにより前記乾燥風路内の空気を送風する送風工程と、を実行可能であり、
前記滴下工程と前記送風工程が交互に実行される、請求項１又は２に記載の衣類処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書に開示する技術は、衣類処理装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に衣類処理装置が開示されている。特許文献１の衣類処理装置は、衣類を収容可能な収容槽と、収容槽から排出される空気を循環させて再び収容槽内に戻す乾燥風路と、乾燥風路内の空気を送風する送風ファンとを備えている。また、特許文献１の衣類処理装置は、乾燥風路内に濡れ性に富むウェットミストを主体とするミストを発生させて送風ファンによる送風により収容槽内にミストが導入されるようにするミスト供給部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第４９４６７６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の衣類処理装置では、濡れ性に富むウェットミストを発生させるための構成が必要なので装置が複雑になる。本明細書は、簡潔な構成で衣類を良好な状態にすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本明細書が開示する衣類処理装置は、衣類を収容可能な収容槽と、前記収容槽から排出される空気を循環させて再び前記収容槽内に戻す乾燥風路と、前記乾燥風路内の空気を送風する送風ファンと、前記乾燥風路内に薬剤を滴下する滴下装置と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
実施例の衣類処理装置を模式的に示す正面図。
実施例の衣類処理装置を模式的に示す断面図（図１のII－II断面図）。
実施例の滴下装置を模式的に示す断面図。
変形例の滴下装置を模式的に示す断面図。
他の変形例の滴下装置を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
実施例の衣類処理装置２について図面を参照して説明する。図１及び図２に示すように、実施例の衣類処理装置２は、筐体４と、筐体４内に配置されている水槽１０と、水槽１０内に配置されている収容槽１２と、筐体４内に配置されている制御部１００とを備えている。また、衣類処理装置２は、水槽１０に接続されている給水路５０、排水路５５、及び、乾燥風路２０を備えている。更に、衣類処理装置２は、乾燥風路２０内に薬剤を滴下する滴下装置３０を備えている。
【０００８】
実施例の衣類処理装置２は、収容槽１２内に収容された衣類を洗濯する洗濯運転と、収容槽１２内に収容された衣類を乾燥させる乾燥運転とを実行可能な洗濯乾燥機である。衣類処理装置２の筐体４は、水槽１０と収容槽１２を収容している。筐体４の前面部には、収容槽１２内の衣類を出し入れするための開口部４２が設けられている。開口部４２は、水槽１０内及び収容槽１２内と連通している。また、筐体４の前面部には、開口部４２を開閉する扉４０が設けられている。
【０００９】
筐体４内の水槽１０と収容槽１２は、水平に対して傾斜した状態で配置されている。実施例の衣類処理装置２は、いわゆる斜めドラム式の構成である。水槽１０は、衣類処理用の水を貯留可能である。水槽１０内に配置されている収容槽１２は、衣類処理装置２の洗濯運転及び乾燥運転において衣類を収容可能である。収容槽１２は、回転可能な状態で水槽１０内に配置されており、モータ１４の駆動により回転する。
【００１０】
給水路５０は、上流端部が給水源（例えば、水道）に接続されており、下流端部が水槽１０の上部に接続されている。給水路５０は、給水源から供給される水を水槽１０内に供給する。給水路５０には給水弁５２が設けられており、給水弁５２が開弁すると水槽１０内に水が供給される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許