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公開番号2025146696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2025024723,2024046487
出願日2025-02-19,2024-03-22
発明の名称起動プログラム、起動システム、携帯端末、及びアプリケーションの起動方法
出願人楽天グループ株式会社
代理人個人
主分類H04M 1/72457 20210101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】起動プログラム、起動システム、携帯端末、及びアプリケーションの起動方法を提供する。
【解決手段】アプリケーションの起動方法は、衛星測位システムを利用して携帯端末20が店舗に近づいたことを検知した場合に、携帯端末20の無効化されている信号受信機能を有効化することと、店舗内で発信される信号を信号受信機能により受信した場合に、携帯端末20にインストールされたアプリケーションを自動的に起動させることと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
携帯端末にインストールされたアプリケーションを起動させるための起動プログラムであって、
前記携帯端末は、
前記携帯端末の現在位置を取得するように構成された位置情報処理部と、
信号を受信するように構成された信号受信部であって、有効化と無効化とが切り替え可能な信号受信部と、
を備え、前記起動プログラムが、
前記携帯端末の現在位置を取得することと、
店舗に係る店舗情報を取得することであって、前記店舗情報が、店舗位置と、前記店舗が対象店舗であるかに係る情報と、を含む、ことと、
前記店舗位置と前記現在位置とに基づいて、前記携帯端末が前記店舗に近づいたことを検知した場合に、無効化されている前記信号受信部を有効化することと、
前記店舗内で発信される前記信号を前記信号受信部が受信した場合に、前記対象店舗に応じた前記アプリケーションを自動的に起動させることと、
の命令を含む、起動プログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記アプリケーションは、
前記店舗で利用可能な決済用アプリケーション、
前記店舗で利用可能なポイント付与のためのポイント管理用アプリケーション、
前記店舗で利用可能な来店検知システムの信号を検出するためのチェックイン用アプリケーション、又は、
前記店舗から提供される会員用アプリケーション
のうち何れかである、請求項1に記載の起動プログラム。
【請求項3】
前記チェックイン用アプリケーションは、前記信号を前記信号受信部が受信した場合に、前記携帯端末を保持するユーザのユーザ情報をチェックインサーバに通知することにより、前記店舗へのチェックインを行うように構成されている、
請求項2に記載の起動プログラム。
【請求項4】
前記起動プログラムが、さらに、
前記アプリケーションが自動的に起動したときに、前記アプリケーションに応じた画面を表示させるための命令を含み、
前記アプリケーションに応じた画面は、識別コードを含むコード表示画面又は来店検知の信号を検出するための検出画面である、
請求項1に記載の起動プログラム。
【請求項5】
前記識別コードは、
前記店舗で利用可能な決済処理のための識別コード、
前記店舗で利用可能なポイント付与のための識別コード、又は、
クーポンの配布に使用される識別コード、
入場管理に利用される識別コード
のうち何れかである、
請求項4に記載の起動プログラム。
【請求項6】
前記対象店舗は、電子決済対応店舗又はポイントプログラム加盟店舗のうち少なくとも一方であり、
前記起動プログラムが、前記アプリケーションが自動的に起動したときに、前記対象店舗に応じたコード表示画面を表示させることの命令であって、前記コード表示画面は、前記店舗で利用可能な決済処理のための識別コード、又は、前記店舗で利用可能なポイント付与のための識別コードを含む、ことの命令を含む、
請求項1に記載の起動プログラム。
【請求項7】
前記店舗が前記ポイントプログラム加盟店舗かつ前記電子決済対応店舗である場合、前記コード表示画面は前記店舗で利用可能なポイント付与のための識別コードを含む、
請求項6に記載の起動プログラム。
【請求項8】
前記アプリケーションは、決済処理のための識別コードを表示するように構成された決済用アプリケーションであり、
前記携帯端末には、さらに、チェックイン用アプリケーションがインストールされており、
前記チェックイン用アプリケーションは、前記携帯端末を保持するユーザが前記店舗を来訪したことをチェックインサーバに通知するように構成されており、
前記店舗内では、入口付近から第1信号が発せられているとともにレジ付近から第2信号が発せられており、
前記信号受信部が前記第1信号を受信した場合には、前記チェックイン用アプリケーションが自動的に起動され、
前記信号受信部が前記第2信号を受信した場合には、前記決済用アプリケーションが自動的に起動される、
請求項1に記載の起動プログラム。
【請求項9】
前記起動プログラムが、
前記信号受信部が前記信号を受信したとしても、規定の中止条件を満たす場合には、前記アプリケーションの自動的な起動を回避することを含み、
前記中止条件は、
前記携帯端末の電池容量が規定値を下回っていること、
前記アプリケーションとは別のアプリケーションが使用中であること、又は、
前記店舗が、前記アプリケーションの自動的な起動を回避する施設として予め規定された特定の施設であること、のうち1以上を含む、
請求項1~8のうち何れか一項に記載の起動プログラム。
【請求項10】
前記アプリケーションを自動的に起動させることは、
前記信号を前記信号受信部が受信したときに前記携帯端末が起動中である場合には前記アプリケーションを起動させることと、
前記信号を前記信号受信部が受信したときに前記携帯端末が起動していない場合には前記アプリケーションの起動設定をすることであって、前記起動設定後に前記携帯端末が起動すると前記アプリケーションが自動的に起動することと、を含む、
請求項1~8のうち何れか一項に記載の起動プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、起動プログラム、起動システム、携帯端末、及びアプリケーションの起動方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
キャッシュレス決済には複数の方式がある。例えば特許文献1は、近距離無線通信のためのNFC(Near Field Communication)アプレットを使用したNFCサービスアプリケーションを開示している。NFCアプレットは、携帯端末に装着されるSIM(Subscriber Identity Module)上で動作するプログラムである。
【0003】
NFCアプレットは、クレジットカード又は電子マネーカードのような決済カードをエミュレートするカードエミュレート機能を実現する。ユーザは、NFCサービスアプリケーションにクレジットカード情報を登録することで、携帯端末をクレジットカードの代わりに使ってキャッシュレス決済をすることができる。
【0004】
特許文献1は、ユーザが操作をしなくても、予め設定した利用条件を満たす場合のみNFCサービスアプリケーションが利用できるように、NFCアプレットの有効及び無効の状態を管理する方法を開示している。この方法を採用すると、ユーザが手動でNFCアプレットを有効にしたり無効にしたりする必要がなくなるので、ユーザ操作が簡素化される。
【0005】
キャッシュレス決済の別の方式として、コード決済がある。コード決済サービスを提供する事業者は複数あり、複数の事業者の各々がコード決済用アプリケーションを提供している。ユーザは、携帯端末を購入した後、1又は複数の決済用アプリケーションを自身の携帯端末にインストールする。例えばストアスキャン方式でのコード決済の際には、ユーザが、決済に使用する決済用アプリケーションを起動させた後、決済用の画面を表示する、といった操作を手動で行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-211379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
同じ決済用アプリケーションでも、NFCサービスアプリケーションとコード決済用アプリケーションでは、使用時の操作方法が異なる。また、決済用アプリケーションに限らず、アプリケーションの操作方法はその種類によって異なる。そのため、ユーザによる手動操作を簡素化するための技術はアプリケーションに応じて必要になる。
【0008】
本開示の目的は、携帯端末にインストールされたアプリケーションの手動操作を簡素化することができる起動プログラム、起動システム、携帯端末、及びアプリケーションの起動方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る起動プログラムは、携帯端末にインストールされたアプリケーションを起動させるための起動プログラムであって、前記携帯端末は、前記携帯端末の現在位置を取得するように構成された位置情報処理部と、信号を受信するように構成された信号受信部であって、有効化と無効化とが切り替え可能な信号受信部と、を備え、前記起動プログラムが、前記携帯端末の現在位置を取得することと、店舗に係る店舗情報を取得することであって、前記店舗情報が店舗位置を含む、ことと、前記店舗位置と前記現在位置とに基づいて、前記携帯端末が前記店舗に近づいたことを検知した場合に、無効化されている前記信号受信部を有効化することと、前記店舗内で発信される前記信号を前記信号受信部が受信した場合に、前記アプリケーションを自動的に起動させることと、の命令を含む。
【0010】
本開示の一態様に係る起動システムは、店舗内で信号を発信するように構成された信号発信装置と、アプリケーションがインストールされた携帯端末であって、前記携帯端末の現在位置を取得するように構成された位置情報処理部と、前記信号を受信するように構成された信号受信部と、を含む、携帯端末と、前記店舗に係る店舗情報を前記携帯端末に送信するように構成されるサーバであって、前記店舗情報が店舗位置を含む、サーバと、を備え、前記携帯端末は、前記位置情報処理部により現在位置を取得することと、前記サーバとの通信により前記店舗情報を取得することと、前記店舗位置と前記現在位置とに基づいて、前記携帯端末が前記店舗に近づいたことを検知した場合に、無効化されている前記信号受信部を有効化することと、前記信号受信部が前記店舗内で前記信号を受信した場合に、前記アプリケーションを自動的に起動させることと、を実行するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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