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公開番号
2025145949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046475
出願日
2024-03-22
発明の名称
水分散型粘着剤組成物および粘着シート
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
C09J
133/04 20060101AFI20250926BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】ハジキによる塗工欠点の抑制と耐水性低下の抑制を両立して発現できる水分散型粘着剤組成物を提供する。また、そのような水分散型粘着剤組成物から形成される粘着剤から構成される粘着剤層を含む、耐水性が良好な粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による水分散型粘着剤組成物は、エマルションポリマーとレベリング剤を含む水分散型粘着剤組成物であって、該レベリング剤が、重量平均分子量が2000~30000の変性シリコーン系レベリング剤を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エマルションポリマーとレベリング剤を含む水分散型粘着剤組成物であって、
該レベリング剤が、重量平均分子量が2000~30000の変性シリコーン系レベリング剤を含む、
水分散型粘着剤組成物。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記エマルションポリマー100重量部に対する前記レベリング剤の含有量が、0.01重量部~10重量部である、請求項1に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項3】
前記エマルションポリマーがアクリル系エマルションポリマーである、請求項1に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項4】
前記アクリル系エマルションポリマーが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a成分)由来の構造単位および極性基含有モノマー(b成分)由来の構造単位を含む、請求項3に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項5】
前記極性基含有モノマー(b成分)が、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項4に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項6】
前記アクリル系エマルションポリマーが、反応性乳化剤由来の構造単位を含む、請求項3に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項7】
増粘剤を含む、請求項1に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項8】
粘着付与剤を含む、請求項1に記載の水分散型粘着剤組成物。
【請求項9】
請求項1から8までのいずれかに記載の水分散型粘着剤組成物から形成される粘着剤から構成される粘着剤層を含む、粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水分散型粘着剤組成物および粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
粘着シートは、様々な技術分野において採用されている。粘着シートが有する粘着剤層は、通常、ベースポリマーを含む粘着剤組成物を基材上に塗布して塗膜を形成し、その塗膜を乾燥することで、基材上に形成することで得られる。
【0003】
粘着剤層を構成する代表的な粘着剤としては、従来、有機溶剤を含有する溶剤型粘着剤組成物から形成される溶剤型粘着剤が多く用いられている。
【0004】
近年、世界的な環境負荷低減の流れを背景として、溶剤型粘着剤から、環境負荷の大きい有機溶剤を用いない水分散型粘着剤への転換が積極的に検討されている。水分散型粘着剤は、有機溶剤を含有しない水分散型粘着剤組成物から形成される。
【0005】
水分散型粘着剤組成物から水分散型粘着剤を形成するためには、代表的には、PET(ポリエチレンテレフタレート)基材に代表されるプラスチック基材上に水分散型粘着剤組成物を塗布して塗膜を形成し、その塗膜を乾燥する必要がある。しかし、疎水性のプラスチック基材に対して、水は濡れにくい。このため、プラスチック基材上に水分散型粘着剤組成物を塗布すると、親水性の水分散型粘着剤組成物が疎水性のプラスチック基材上ではじかれるというハジキが起こり、塗工欠点が生じるという問題がある。
【0006】
上記のような水分散型粘着剤組成物を使用する場合のハジキによる塗工欠点を防止するために、最近、水分散型粘着剤組成物中にレベリング剤を配合させる技術が報告されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-134274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、水分散型粘着剤組成物にレベリング剤を配合させると、得られる水分散型粘着剤の耐水性が低下し、例えば、高湿度環境下において粘着特性が低下しやすいことが判明した。
【0009】
本発明の課題は、ハジキによる塗工欠点の抑制と耐水性低下の抑制を両立して発現できる水分散型粘着剤組成物を提供することにある。本発明の課題は、また、そのような水分散型粘着剤組成物から形成される粘着剤から構成される粘着剤層を含む、耐水性が良好な粘着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[1]本発明の実施形態による水分散型粘着剤組成物は、エマルションポリマーとレベリング剤を含む水分散型粘着剤組成物であって、該レベリング剤が、重量平均分子量が2000~30000の変性シリコーン系レベリング剤を含む。
[2]上記[1]に記載の水分散型粘着剤組成物において、上記エマルションポリマー100重量部に対する上記レベリング剤の含有量が、0.01重量部~10重量部であってもよい。
[3]上記[1]または[2]に記載の水分散型粘着剤組成物において、上記エマルションポリマーがアクリル系エマルションポリマーであってもよい。
[4]上記[3]に記載の水分散型粘着剤組成物において、上記アクリル系エマルションポリマーが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a成分)由来の構造単位および極性基含有モノマー(b成分)由来の構造単位を含んでいてもよい。
[5]上記[4]に記載の水分散型粘着剤組成物において、上記極性基含有モノマー(b成分)が、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群から選ばれる少なくとも1種であってもよい。
[6]上記[3]から[5]までのいずれかに記載の水分散型粘着剤組成物において、上記アクリル系エマルションポリマーが、反応性乳化剤由来の構造単位を含んでいてもよい。
[7]上記[1]から[6]までのいずれかに記載の水分散型粘着剤組成物において、上記水分散型粘着剤組成物は、増粘剤を含んでいてもよい。
[8]上記[1]から[7]までのいずれかに記載の水分散型粘着剤組成物において、上記水分散型粘着剤組成物は、粘着付与剤を含んでいてもよい。
[9]本発明の実施形態による粘着シートは、上記[1]から[8]までのいずれかに記載の水分散型粘着剤組成物から形成される粘着剤から構成される粘着剤層を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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