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公開番号2025141381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041280
出願日2024-03-15
発明の名称集積回路の異常処理回路および集積回路
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 3/00 20060101AFI20250919BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】集積回路の起動時にフィードバック端子の地絡異常の発生を異常として処理することのできる異常処理回路を提供する。
【解決手段】異常処理回路30は、第1直流電源10と第2直流電源20を搭載した集積回路1の動作異常を処理する。集積回路1は、第1直流電源10の出力端子vo1が第1回路11を介して第2直流電源20の入力端子vi2に接続され、第2直流電源20の入力端子vi2が第2回路12を介して第1直流電源10のフィードバック端子FB1に接続されている。異常処理回路30は、第2直流電源20の入力端子vi2の電圧Vi2が閾値電圧Vthを超えた場合に、第1直流電源10の動作を停止する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1直流電源と第2直流電源を搭載した集積回路の動作異常を処理する異常処理回路であって、前記第1直流電源の出力端子が第1回路を介して前記第2直流電源の入力端子に接続され、前記第2直流電源の前記入力端子が第2回路を介して前記第1直流電源のフィードバック端子に接続されている構成の前記集積回路において、
前記第2直流電源の前記入力端子の電圧が閾値電圧を超えた場合に、前記第1直流電源の動作を停止する、
異常処理回路。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
第1入力端子に前記第2直流電源の前記入力端子の電圧に応じた電圧が入力され、第2入力端子に前記閾値電圧に応じた電圧が入力されるコンパレータを備え、
前記第2直流電源の前記入力端子の電圧が前記閾値電圧を超えた場合に、前記コンパレータの出力電圧のレベルが切り替わることに応じて、前記第1直流電源の動作を停止する、
請求項1に記載の異常処理回路。
【請求項3】
前記第1直流電源は、DC/DCコンバータ回路であり、
前記第1回路は、第1端が前記第1直流電源の前記出力端子に接続され、第2端が前記第2直流電源の前記入力端子に接続されたリアクトルと、前記リアクトルの第2端とグランドの間に接続されたコンデンサとを備える、
請求項1に記載の異常処理回路。
【請求項4】
前記第2回路は、第1抵抗と第2抵抗の直列回路であり、
前記直列回路の第1端が、前記第2直流電源の前記入力端子に接続されており、
前記直列回路の第2端が、グランドに接続されており、
前記第1抵抗と前記第2抵抗の接続点が、前記第1直流電源の前記フィードバック端子に接続されている、
請求項1-3のいずれか1項に記載の異常処理回路。
【請求項5】
第1直流電源と第2直流電源を搭載した集積回路であって、
前記第1直流電源の出力端子と前記第2直流電源の入力端子を接続する第1回路と、
前記第2直流電源の前記入力端子と前記第1直流電源のフィードバック端子を接続する第2回路と、
前記第2直流電源の前記入力端子の電圧が閾値電圧を超えた場合に、前記第1直流電源の動作を停止する異常処理回路と、
を備える集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、集積回路の異常処理回路および集積回路に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
DC-DCコンバータ回路やリニア電源回路などのような直流電源を複数搭載した半導体集積回路(以下、集積回路とする)が知られている。例えば、非特許文献1に記載の集積回路は、第1直流電源と第2直流電源としての2つの降圧型DC-DCコンバータ回路を搭載している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
ROHM BD64547MUV システムモータドライバ データシート <URL=https://fscdn.rohm.com/jp/products/databook/datasheet/ic/motor/printer/bd64547muv-j.pdf>
【0004】
[概要]
非特許文献1に記載のような集積回路では、第2直流電源の入力として第1直流電源の出力を接続する構成で使用する場合がある。このような構成において、第1直流電源のフィードバック端子が地絡する地絡異常が発生していると、集積回路のソフトスタートなどの起動時で、第1直流電源の出力電圧が上昇してしまい、集積回路を破壊してしまうおそれがある。集積回路が動作中のときは、フィードバック端子が低電圧であることは異常であるため、第1直流電源を停止することができる。しかし、集積回路の起動時では、フィードバック端子が低電圧であることは通常状態であるため、地絡異常を異常として処理することができない。
【0005】
本開示の目的は、集積回路の起動時にフィードバック端子の地絡異常の発生を異常として処理することのできる集積回路の異常処理回路および集積回路を提供することにある。
【0006】
上述した課題を解決するために、本開示の一態様は、異常処理回路であって、第1直流電源と第2直流電源を搭載した集積回路の動作異常を処理する。集積回路は、第1直流電源の出力端子が第1回路を介して第2直流電源の入力端子に接続され、第2直流電源の入力端子が第2回路を介して第1直流電源のフィードバック端子に接続されている構成である。異常処理回路は、第2直流電源の入力端子の電圧が閾値電圧を超えた場合に、第1直流電源の動作を停止する。
【0007】
本開示の他の一態様は、集積回路であって、第1直流電源と第2直流電源を搭載しており、第1回路と、第2回路と、異常処理回路とを備える。第1回路は、第1直流電源の出力端子と第2直流電源の入力端子を接続する。第2回路は、第2直流電源の入力端子と第1直流電源のフィードバック端子を接続する。異常処理回路は、第2直流電源の入力端子の電圧が閾値電圧を超えた場合に、第1直流電源の動作を停止する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、比較例における集積回路の構成を示す回路図である。
図2は、比較例における集積回路でフィードバック端子が地絡していない場合の起動時の動作を示すタイムチャートである。
図3は、比較例における集積回路でフィードバック端子が地絡している場合の起動時の動作を示すタイムチャートである。
図4は、実施形態における集積回路の構成を示す回路図である。
図5は、実施形態における集積回路でフィードバック端子が地絡している場合の起動時の動作を示すタイムチャートである。
【0009】
[詳細な説明]
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、構成要素、構成要素の設置位置及び接続形態は、一例であり、本開示に限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。さらに、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。また、以下の比較例と実施形態には、同様の構成要素が含まれている場合があり、同様の構成要素には共通の符号を付与し、重複する説明を省略する。
【0010】
(比較例)
実施形態における集積回路を説明する前に、図1を参照して、比較例における集積回路の構成を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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