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公開番号
2025140972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040648
出願日
2024-03-15
発明の名称
冷凍装置
出願人
PHCホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
F25D
11/04 20060101AFI20250919BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷凍装置の冷却室内に保管されている貯蔵物を極力早く冷却できるようにした冷凍装置を提供する。
【解決手段】冷凍装置は、冷却室を有する箱体と、冷却室内に設けられ、冷却室内の温度を検出する庫内温度センサと、冷却室内を冷却する冷凍回路を構成する圧縮機と、冷凍回路を構成する蒸発器と、蒸発器の入口配管に設けられ、蒸発器の入口の温度を検出する蒸発器入口温度センサと、蒸発器の出口配管に設けられ、蒸発器の出口の温度を検出する蒸発器出口温度センサと、各種センサからの情報に基づいて冷凍装置を制御する制御部と、を備え、冷却室内の温度や状態が所定条件となった場合に、制御部は、制御モードを通常運転時の制御方法である、庫内温度センサで検出した温度と設定温度との差に基づいて制御する第1制御モードから、蒸発器出口センサで検出した温度と蒸発器入口センサで検出した温度との差に基づいて制御する第2制御モードに切り替える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
冷却室を有する箱体と、
前記冷却室内に設けられ、前記冷却室内の温度を検出する庫内温度センサと、
前記冷却室内を冷却する冷凍回路を構成する圧縮機と、
前記冷凍回路を構成する蒸発器と、
前記蒸発器の入口配管に設けられ、前記蒸発器の入口の温度を検出する蒸発器入口温度センサと、
前記蒸発器の出口配管に設けられ、前記蒸発器の出口の温度を検出する蒸発器出口温度センサと、
各種センサからの情報に基づいて前記冷凍装置を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記冷却室内の温度や状態が所定条件となった場合に、制御モードを通常運転時の制御方法である、庫内温度センサで検出した温度と設定温度との差に基づいて制御する第1制御モードから、蒸発器出口センサで検出した温度と蒸発器入口センサで検出した温度との差に基づいて制御する第2制御モードに切り替える、冷凍装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第2制御モードにおいて、前記蒸発器出口センサで検出した温度と前記蒸発器入口温度センサで検出した温度との温度差が所定値以下になってから、所定時間経過後に前記第2制御モードを終了する、
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記冷凍装置のユーザーから前記第2制御モードを終了する操作を受け付けた場合、前記第2モードを終了する、
請求項2に記載の冷凍装置。
【請求項4】
前記制御モードの切り替え条件を満たした際に前記冷凍装置の前記制御モードを前記第1制御モードから前記第2制御モードを切り替えるか否かは、ユーザーにより予め設定される、
請求項3に記載の冷凍装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
冷凍装置では、冷却室内の温度上昇が貯蔵物への影響につながるため、冷却室内の温度上昇への対策が検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、冷蔵庫の冷却温度である庫内温度が設定温度よりも大幅に高い場合に、設定温度よりも低い第2の設定温度を用いて冷却することで、庫内温度を検出する庫内温度センサよりも熱容量の大きい冷蔵庫内の貯蔵物を設定温度付近まで急速に冷却することができるコンプレッサモータ運転装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、停電の発生要因に係る警報が発報された場合に、冷蔵庫の運転モードを第1モードから第1モードより冷蔵庫の庫内温度が低い第2モードに移行させることで、停電発生前に冷蔵庫の庫内温度を低下させ、停電時において冷却能力を長期にわたって維持できる冷蔵庫が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公平03-025094号公報
特開2021-196079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されている装置は、設定温度より低い第2の設定温度を用いることで冷蔵庫内の貯蔵物を急速に設定温度付近まで冷却しようとするものであるが、冷蔵庫の庫内温度と設定温度との差に基づいてインバータ装置の運転状態を制御しているため、設定温度より低い第2の設定温度を用いたとしても、庫内温度を検出するセンサと貯蔵物との位置関係により、全ての貯蔵物が設定温度付近まで冷却される前にインバータ装置の運転が停止されるおそれがある。また、貯蔵物が庫内の冷気で冷却される時間は、貯蔵物の温度の状況で異なるものであり、顕熱の状況によって貯蔵物の温度は変化するので、貯蔵物は庫内温度を検出するセンサの検出温度にはなっていない状態が生じる。その場合、結果として全ての貯蔵物が設定温度付近まで冷却されるまでに時間を要してしまう。
【0007】
また、特許文献2には、停電発生前に庫内温度を低下させることで停電時において冷蔵庫の冷却能力を長期に亘って維持できる冷蔵庫制御システムが開示されている。停電に備える場合、停電が予測されてから停電発生までの時間は予測できないため、停電予測後は貯蔵物を極力早く冷却することが望ましいが、特許文献2では、庫内温度を下げるように制御しているのみで、冷蔵庫内の貯蔵物の冷却速度については考慮されていない。さらに、庫内温度を検出するセンサによらず、予冷として冷却運転を継続する場合は、庫内や貯蔵物が十分に冷却された状態でも予冷運転(圧縮機の回転数を上げる、冷却ファンの回転数を上げる等)が継続される場合は、必要以上の消費電力を使用してしまう。
【0008】
本開示は、前記従来の課題を解決するもので、停電が発生するなどの何かしらの要因により庫内温度が上昇した場合に、庫内温度を検出するセンサの位置に関係なく貯蔵物を極力早く設定温度付近まで冷却できるようにした冷凍装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本開示における冷凍装置は、
冷却室を有する箱体と、
冷却室内に設けられ、冷却室内の温度を検出する庫内温度センサと、
冷却室内を冷却する冷凍回路を構成する圧縮機と、
冷凍回路を構成する蒸発器と、
蒸発器の入口配管に設けられ、蒸発器の入口の温度を検出する蒸発器入口温度センサと、
蒸発器の出口配管に設けられ、蒸発器の出口の温度を検出する蒸発器出口温度センサと、
各種センサからの情報に基づいて前記冷凍装置を制御する制御部と、を備え、
制御部は、冷却室内の温度や状態が所定条件となった場合に、制御モードを通常運転時の制御方法である、庫内温度センサで検出した温度と設定温度との差に基づいて制御する第1制御モードから、蒸発器出口センサで検出した温度と蒸発器入口センサで検出した温度との差に基づいて制御する第2制御モードに切り替える。
【発明の効果】
【0010】
本開示における冷凍装置は、何らかの要因で庫内温度が上昇した場合に、庫内の貯蔵物を極力早く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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