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公開番号2025140159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039356
出願日2024-03-13
発明の名称予測装置および予測方法
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C12M 1/34 20060101AFI20250919BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】藻類を培養する際に必要な将来の光合成光量子束密度を予測する。
【解決手段】予測装置(30)は、藻類を含む培養液を貯留する容器(6)が設置された地域について気象予報情報を取得し、容器(6)に照射した太陽光(L)の光合成光量子束密度と過去の気象情報との対応関係を示す対応情報と、気象予報情報と、を参照し、対応情報および気象予報情報に基づき、太陽光(L)について将来の光合成光量子束密度を予測する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光を透過する材料で形成された、藻類を含む培養液を貯留する容器が設置された地域について、気象予報を示す気象予報情報を取得する取得部と、
前記容器に照射した太陽光の光合成光量子束密度と、前記容器が設置された地域における過去の気象情報と、の対応関係を示す対応情報と、前記取得部によって取得された前記気象予報情報と、を参照する参照部と、
前記参照部によって参照された前記対応情報および前記気象予報情報に基づき、前記容器に照射する太陽光について将来の光合成光量子束密度を予測する予測部と、を備えることを特徴とする予測装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記予測部によって予測された光合成光量子束密度に基づき、前記容器に照射する太陽光を遮光するための遮光部材の遮光率を設定する設定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の予測装置。
【請求項3】
前記予測部は、
前記参照部によって参照された過去の気象情報のうち、前記取得部によって取得された前記気象予報情報が示す気象予報に最も近い気象情報を特定し、
特定した気象情報に対応する光合成光量子束密度を、前記容器に照射する太陽光における将来の光合成光量子束密度の予測値とすることを特徴とする請求項1または2に記載の予測装置。
【請求項4】
前記参照部は、前記対応情報として、所定期間における前記容器に照射した太陽光の光合成光量子束密度の平均値と、当該所定期間における前記容器が設置された地域の過去の気象情報と、の対応関係を示す情報を参照し、
前記予測部は、特定した気象情報に対応する光合成光量子束密度の平均値を前記予測値とすることを特徴とする請求項3に記載の予測装置。
【請求項5】
光を透過する材料で形成された、藻類を含む培養液を貯留する容器が設置された地域について、気象予報を示す気象予報情報を取得する取得ステップと、
前記容器に照射した太陽光の光合成光量子束密度と、前記容器が設置された地域における過去の気象情報と、の対応関係を示す対応情報と、前記取得ステップによって取得された前記気象予報情報と、を参照する参照ステップと、
前記参照ステップによって参照された前記対応情報および前記気象予報情報に基づき、前記容器に照射する太陽光について将来の光合成光量子束密度を予測する予測ステップと、を含むことを特徴とする予測方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、予測装置および予測方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、培養液を循環させて光合成微生物を培養する培養槽と、培養槽に貯溜された培養液を循環させる培養液循環装置と、培養液の少なくとも一部を遮光する遮光部材と、を備える培養システムが開示されている。また、当該培養システムは、培養液に照射される太陽光の強度を測定する光強度センサと、光強度センサにより測定された太陽光の強度に基づいて、遮光部材の配置を制御する遮光部材配置装置の制御を行う演算制御装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-57989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の培養システムでは、演算制御装置は、光強度センサによって測定された現在の太陽光の強度に基づいて、遮光部材配置装置の制御を行うものである。よって、当該培養システムでは、培養液に照射される太陽光の強度を予測することは想定されていない。本発明の一態様は、藻類を培養する際に必要な将来の光合成光量子束密度を予測することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る予測装置は、光を透過する材料で形成された、藻類を含む培養液を貯留する容器が設置された地域について、気象予報を示す気象予報情報を取得する取得部と、前記容器に照射した太陽光の光合成光量子束密度と、前記容器が設置された地域における過去の気象情報と、の対応関係を示す対応情報と、前記取得部によって取得された前記気象予報情報と、を参照する参照部と、前記参照部によって参照された前記対応情報および前記気象予報情報に基づき、前記容器に照射する太陽光について将来の光合成光量子束密度を予測する予測部と、を備える。
【0006】
また、本発明の一態様に係る予測方法は、光を透過する材料で形成された、藻類を含む培養液を貯留する容器が設置された地域について、気象予報を示す気象予報情報を取得する取得ステップと、前記容器に照射した太陽光の光合成光量子束密度と、前記容器が設置された地域における過去の気象情報と、の対応関係を示す対応情報と、前記取得ステップによって取得された前記気象予報情報と、を参照する参照ステップと、前記参照ステップによって参照された前記対応情報および前記気象予報情報に基づき、前記容器に照射する太陽光について将来の光合成光量子束密度を予測する予測ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、藻類を培養する際に必要な将来の光合成光量子束密度を予測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る藻類培養装置の構成の一例を示す断面図である。
図1に示す藻類培養装置において、点線A1に囲まれた部分をZ軸正方向から見た図である。
図1に示す藻類培養装置が備える容器を覆う遮光部材の構成を示す斜視図である。
図1に示す藻類培養装置が備える予測装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4に示す予測装置が備える制御部による対応情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。
光合成光量子束密度と気象予報情報との対応を示す図である。
光合成光量子束密度と全天日射量との対応を示す図である。
図4に示す予測装置が備える制御部による光合成光量子束密度の予測処理および遮光率の設定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<藻類培養装置1の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る藻類培養装置1の構成の一例を示す断面図である。図1において、容器6の延伸方向をX軸方向、藻類培養装置1が設置される地面に対して垂直な方向をZ軸方向、X軸方向およびZ軸方向の両方の方向に直交する方向をY軸方向とする。また、X軸方向およびZ軸方向は互いに直交する。藻類培養装置1は、屋外に設置され、容器6を用いて藻類を培養する装置である。図1に示すように、藻類培養装置1は、コンテナ2と、制御盤3と、タンク4と、ポンプ5と、容器6と、測定部8と、を備える。
【0010】
コンテナ2は、制御盤3、タンク4およびポンプ5を収容する収容部である。制御盤3は、予測装置30を収容し、藻類培養装置1の各部を制御するためのものである。なお、予測装置30は、制御盤3の外部に設けられてもよく、サーバであってもよい。タンク4は、培養液を貯留する貯留部であり、パイプP1を介してポンプ5と接続されており、パイプP3を介して容器6と接続されている。タンク4は支持部41によって支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

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