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公開番号
2025140111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039290
出願日
2024-03-13
発明の名称
エンジン
出願人
カワサキモータース株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02B
77/00 20060101AFI20250919BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】簡単な構造で、捩り振動抑制機能と回転数の検出の両方を実現できるエンジンを提供する。
【解決手段】本開示のエンジンEは、ピストン3の往復運動を回転運動に変えるクランクシャフト2と、クランクシャフト2の捩り振動を抑制する振動低減装置40とを備えている。クランクシャフト2の軸方向端部に、鍔状のフランジ部50が設けられている。振動低減装置40は、フランジ部50に着脱自在に連結される環状部材52と、捩り振動を吸収するダンパ部材54を介して環状部材に連結されてクランクシャフト2の回転が伝達される軸体30とを有している。フランジ部50の外周部に、クランクシャフト2の回転数を検出する複数の第1の被検知部69が周方向に離間して形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ピストンの往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトと、
前記クランクシャフトの捩り振動を抑制する振動低減装置と、を備えたエンジンであって、
前記クランクシャフトの軸方向端部に、鍔状のフランジ部が設けられ、
前記振動低減装置は、
前記フランジ部に着脱自在に連結される環状部材と、
捩り振動を吸収するダンパ部材を介して前記環状部材に連結されて、前記クランクシャフトの回転が伝達される軸体とを有し、
前記フランジ部または前記環状部材の外周部に、前記クランクシャフトの回転数を検出する複数の被検知部が周方向に離間して形成されているエンジン。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエンジンにおいて、さらに、前記被検知部から前記クランクシャフトの回転数を検出する回転検出装置を備え、
前記クランクシャフトの軸心方向と前記ピストンの往復方向の両方に直交する直交方向に関して、吸気ポートが形成される吸気側に前記回転検出装置が配置されているエンジン。
【請求項3】
請求項2に記載のエンジンにおいて、前記回転検出装置は、前記往復方向に関して前記クランクシャフトよりもシリンダ寄りに配置され、
前記往復方向および前記直交方向に関して、前記回転検出装置の少なくとも一部が、前記振動低減装置の外縁よりも内側に位置しているエンジン。
【請求項4】
請求項2または3に記載のエンジンにおいて、前記回転検出装置が、クランクケースに固定されているエンジン。
【請求項5】
請求項2または3に記載のエンジンにおいて、さらに、前記クランクシャフトの回転を減速する減速機構を備え、
前記軸体が、前記減速機構の入力軸を構成し、
前記回転検出装置が、前記クランクシャフトの軸心方向から見て、前記減速機構の出力軸と前記クランクシャフトの間に配置されているエンジン。
【請求項6】
請求項1,2または3に記載のエンジンにおいて、前記フランジ部は、前記クランクシャフトの軸方向端部に着脱自在に取り付けられたブラケットで構成され、
前記ブラケットの外周面に、前記被検知部が形成されているエンジン。
【請求項7】
請求項6に記載のエンジンにおいて、前記ブラケットと前記環状部材が筒状のカラーを介して接続されているエンジン。
【請求項8】
請求項1,2または3に記載のエンジンにおいて、前記被検知部が前記クランクシャフトの軸方向一端側に配置され、
前記クランクシャフトの軸方向他端側に、前記クランクシャフトの回転数を検出する追加の回転検出装置が設けられているエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、クランクシャフトの捩り振動を抑制する振動低減装置を備えたエンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、乗物の駆動源として用いられるエンジンにおいて、クランクシャフトの軸方向端部に、クランクシャフトダンパのような振動低減装置を設けたものがある(例えば、特許文献1)。このような振動低減装置を設けることで、クランクシャフトの捩り振動を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-035328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、エンジンでは、クランクシャフトの回転数を検出するために、パルサロータのような被検出部がクランクシャフトに直接的または間接的に設けられている。それに加えて、クランクシャフトに振動低減装置および被検出部を設けると、構造が複雑になることが懸念される。
【0005】
本出願の開示は、簡単な構造で、捩り振動抑制機能と回転数の検出の両方を実現できるエンジンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係るエンジンは、ピストンの往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトと、前記クランクシャフトの捩り振動を抑制する振動低減装置とを備えている。前記クランクシャフトの軸方向端部に、鍔状のフランジ部が設けられている。前記振動低減装置は、前記フランジ部に着脱自在に連結される環状部材と、捩り振動を吸収するダンパ部材を介して前記環状部材に連結されて前記クランクシャフトの回転が伝達される軸体とを有している。前記フランジ部または前記環状部材の外周部に、前記クランクシャフトの回転数を検出する複数の被検知部が周方向に離間して形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のエンジンによれば、クランクシャフトの捩り振動を抑制する振動低減装置が、クランクシャフトの軸方向端部に設けられた鍔状のフランジ部に着脱自在に連結されている。また、クランクシャフトの回転数を検出する被検知部が、クランクシャフトのフランジ部または振動低減装置の環状部材の外周部に形成されている。このように、振動低減装置をクランクシャフトに連結する構造または振動低減装置の一部を利用して、回転数を検出する被検知部を設けることで、回転数検出用に別途構造を設けるのを省略できる。その結果、簡単な構造で、捩り振動抑制機能と回転数の検出の両方を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係るエンジンを示す側面図である。
同エンジンを示す正面図である。
同エンジンの減速機構を示す断面図である。
同エンジンの振動低減装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好ましい実施形態について図1~4を参照しながら説明する。本実施形態のエンジンEは、レシプロエンジンであり、例えば、胴体の先端にプロペラが配置される飛行機に用いられる。この場合、胴体内にエンジンEが収容されて、エンジン動力がプロペラに伝達される。エンジンEの用途は、これに限定されず、例えば、船舶の駆動源としても適用可能である。二輪車や四輪車などの車両の駆動源としても適用可能である。
【0010】
以下の説明において、「幅方向WD」とは、エンジンEのクランクシャフト2の延びる方向をいう。すなわち、「クランクシャフトの軸心方向」が幅方向WDに一致する。幅方向WDにおいて、幅方向中心に向かう方向を「幅方向内側」といい、幅方向中心から離れる方向を「幅方向外側」という。「往復方向VD」とは、エンジンEのピストンの往復動方向をいう。「幅方向WD」と「往復方向VD」の両方に直交する方向を「直交方向PD」という。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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