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公開番号2025138245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037223
出願日2024-03-11
発明の名称熱管理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60K 11/02 20060101AFI20250917BHJP(車両一般)
要約【課題】2つのラジエータを用いて熱源の冷却を効率良く行うことが可能な熱管理システムを提供する。
【解決手段】熱管理システム10は、HTラジエータ340(第1ラジエータ)と、LTラジエータ410(第2ラジエータ)と、熱媒体の流通経路を切り替える9方弁100(切替装置)および5方弁200(切替装置)と、ECU2(制御装置)とを備える。ECU2は、9方弁100および5方弁200を制御して、HTラジエータ340とLTラジエータ410とが切り離されて互いに独立している第1熱媒体回路1aと、HTラジエータ340とLTラジエータ410とが直列に接続された直列回路31を含む第2熱媒体回路1bと、を切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
熱媒体が循環する熱管理システムであって、
第1ラジエータと、
前記第1ラジエータとは異なる第2ラジエータと、
熱媒体の流通経路を切り替える切替装置と、
前記切替装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記切替装置を制御して、
前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとが切り離されて互いに独立している第1熱媒体回路と、
前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとが直列に接続された直列回路を含む第2熱媒体回路と、を切り替える、熱管理システム。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
蓄電装置と、
駆動力を発生可能な駆動装置と、をさらに備え、
前記第1熱媒体回路では、
前記第1ラジエータは、前記蓄電装置から供給された熱を外気に放出し、
前記第2ラジエータを流通する熱媒体は、前記駆動装置と熱交換を行い、
前記第2熱媒体回路では、前記第1ラジエータおよび前記第2ラジエータの各々は、前記蓄電装置から供給された熱を外気に放出する、請求項1に記載の熱管理システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記蓄電装置の外部充電時に、前記切替装置を制御して前記第2熱媒体回路を形成する、請求項2に記載の熱管理システム。
【請求項4】
前記制御装置は、急速充電による前記外部充電時に、前記切替装置を制御して前記第2熱媒体回路を形成する、請求項3に記載の熱管理システム。
【請求項5】
前記切替装置は、9方弁と、5方弁と、を含み、
前記制御装置は、前記9方弁および前記5方弁の各々を制御して、前記第1熱媒体回路と前記第2熱媒体回路とを切り替える、請求項1または2に記載の熱管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-185829号公報(特許文献1)には、高温ラジエータと、低温ラジエータとを含む車載温調装置を備える電動車両が開示されている。高温ラジエータは、高温回路に設けられている。低温ラジエータは、低温回路に設けられている。高温回路と低温回路とは、互いに独立している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-185829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、上記のように、高温回路と低温回路とが互いに独立している。すなわち、高温ラジエータおよび低温ラジエータは、互いに異なる熱源の冷却のために設けられている。このため、熱源の熱量が大きい場合などにおいて、一方のラジエータのみでは冷却力が不足する恐れがある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、2つのラジエータを用いて熱源の冷却を効率良く行うことが可能な熱管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る熱管理システムは、熱媒体が循環する熱管理システムであって、第1ラジエータと、第1ラジエータとは異なる第2ラジエータと、熱媒体の流通経路を切り替える切替装置と、切替装置を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、切替装置を制御して、第1ラジエータと第2ラジエータとが切り離されて互いに独立している第1熱媒体回路と、第1ラジエータと第2ラジエータとが直列に接続された直列回路を含む第2熱媒体回路と、を切り替える。
【0007】
本開示の一の局面に係る熱管理システムでは、上記のように、第1ラジエータと第2ラジエータとが直列に接続された直列回路を含む第2熱媒体回路が形成される。これにより、第1ラジエータおよび第2ラジエータの双方によって共通の熱源を冷却することができる。その結果、熱源の発熱量が比較的大きい場合などにおいて、第2熱媒体回路を形成することによって、熱源を効率良く冷却することができる。また、熱源の発熱量が比較的小さい場合には、第1熱媒体回路を形成することによって、第1ラジエータによる冷却と第2ラジエータによる冷却とを個別に行うことができる。その結果、熱源の発熱量が比較的小さい場合などにおいて、熱源を効率良く冷却することができる。
【0008】
熱管理システムは、蓄電装置と、駆動力を発生可能な駆動装置とを備えていてもよい。第1熱媒体回路では、第1ラジエータは、蓄電装置から供給された熱を外気に放出し、第2ラジエータを流通する熱媒体は、駆動装置と熱交換を行ってもよい。第2熱媒体回路では、第1ラジエータおよび第2ラジエータの各々は、蓄電装置から供給された熱を外気に放出してもよい。このような構成により、第1熱媒体回路において蓄電装置用に設けられた第1ラジエータと駆動装置用に設けられた第2ラジエータとを、第2熱媒体回路では蓄電装置の冷却のために併用することができる。これにより、第2熱媒体回路において、蓄電装置を第1ラジエータおよび第2ラジエータにより効率良く冷却することができる。
【0009】
制御装置は、蓄電装置の外部充電時に、切替装置を制御して第2熱媒体回路を形成してもよい。このような構成により、蓄電装置の温度が比較的上昇しやすい外部充電時に、第1ラジエータおよび第2ラジエータの双方を用いて蓄電装置を効率的に冷却することができる。
【0010】
制御装置は、急速充電による外部充電時に、切替装置を制御して第2熱媒体回路を形成してもよい。このような構成により、普通充電時よりも蓄電装置の温度が上昇しやすい外部充電時に、第1ラジエータおよび第2ラジエータの双方を用いて蓄電装置を効率的に冷却することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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