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公開番号2025139135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037912
出願日2024-03-12
発明の名称セルスタック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/503 20210101AFI20250918BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバの溶接部に作用する応力が緩和され、溶接部の疲労寿命が向上可能なセルスタックを提供する。
【解決手段】長手方向端面に端子が設けられた複数の角型セルが積層された直方体形状のセルスタックである。隣接する角型セルの端子同士を電気的に接続する板状のバスバを備える。バスバは、隣接する角型セルの端子のそれぞれに溶接された一対の溶接部を跨ぐ領域と少なくとも一部が重なるように、角型セルの積層方向に延設された第1のスリットと、一対の溶接部を跨ぐ領域の外側に第1のスリットと平行に延設された第2のスリットと、を備える。第1のスリットの幅が、第2のスリットの幅よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向端面に端子が設けられた複数の角型セルが積層された直方体形状のセルスタックであって、
隣接する角型セルの前記端子同士を電気的に接続する板状のバスバを備え、
前記バスバは、
前記隣接する角型セルの前記端子のそれぞれに溶接された一対の溶接部を跨ぐ領域と少なくとも一部が重なるように、前記角型セルの積層方向に延設された第1のスリットと、
前記一対の溶接部を跨ぐ領域の外側に前記第1のスリットと平行に延設された第2のスリットと、を備え、
前記第1のスリットの幅が、前記第2のスリットの幅よりも大きい、
セルスタック。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第2のスリットが、前記第1のスリットよりも長い、
請求項1に記載のセルスタック。
【請求項3】
前記第1のスリットを介して前記第2のスリットと対向配置されると共に、前記第1のスリットと平行に延設された第3のスリットをさらに備え、
前記第3のスリットの幅が、前記第1のスリットの幅よりも小さい、
請求項1又は2に記載のセルスタック。
【請求項4】
前記第3のスリットが、前記第1のスリットよりも長い、
請求項3に記載のセルスタック。
【請求項5】
前記第3のスリットの幅が、前記第2のスリットの幅と等しい、
請求項3に記載のセルスタック。
【請求項6】
前記バスバは、断面ハット形状を有しており、前記一対の溶接部の間において外側に張り出している、
請求項1又は2に記載のセルスタック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、セルスタックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来のセルスタックでは、積層された各角型セルの上面に端子が設けられている。近年、特許文献1に開示されているように、積層された各角型セルの長手方向の端面に端子が設けられたセルスタックも開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0302533号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、各角型セルの長手方向の端面に端子が設けられたセルスタックにおいて、以下の問題点を見出した。このようなセルスタックでは、平板状のバスバを隣接する角型セルの端子のそれぞれに溶接し、隣接する角型セルの端子同士を電気的に接続する。ここで、例えば車載用のセルスタックでは、車両の上下動などによって、バスバの溶接部に繰り返し応力が作用する。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、バスバの溶接部に作用する応力を緩和でき、溶接部の疲労寿命が向上可能なセルスタックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るセルスタックは、
長手方向端面に端子が設けられた複数の角型セルが積層された直方体形状のセルスタックであって、
隣接する角型セルの前記端子同士を電気的に接続する板状のバスバを備え、
前記バスバは、
前記隣接する角型セルの前記端子のそれぞれに溶接された一対の溶接部を跨ぐ領域と少なくとも一部が重なるように、前記角型セルの積層方向に延設された第1のスリットと、
前記一対の溶接部を跨ぐ領域の外側に前記第1のスリットと平行に延設された第2のスリットと、を備え、
前記第1のスリットの幅が、前記第2のスリットの幅よりも大きい。
【0007】
本開示に係るセルスタックでは、隣接する角型セルの端子を電気的に接続する板状のバスバが、隣接する角型セルの端子のそれぞれに溶接された一対の溶接部を跨ぐ領域と少なくとも一部が重なるように、角型セルの積層方向に延設された第1のスリットと、一対の溶接部から外れて第1のスリットと平行に延設された第2のスリットとを備える。そして、第1のスリットの幅が、第2のスリットの幅よりも大きい。
このような構成によって、バスバの溶接部に作用する応力を緩和でき、溶接部の疲労寿命が向上する。
【0008】
前記第2のスリットが、前記第1のスリットよりも長くてもよい。このような構成によって、バスバの溶接部に作用する応力をより緩和でき、溶接部の疲労寿命がさらに向上する。
【0009】
前記第1のスリットを介して前記第2のスリットと対向配置されると共に、前記第1のスリットと隣接して平行に延設された第3のスリットをさらに備え、前記第3のスリットの幅が、前記第1のスリットの幅よりも小さくてもよい。このような構成によって、通電時の発熱を抑制しつつ、バスバの溶接部に作用する応力をより緩和でき、溶接部の疲労強度がさらに向上する。
【0010】
前記第3のスリットが、前記第1のスリットよりも長くてもよい。このような構成によって、バスバの溶接部に作用する応力をより緩和でき、溶接部の疲労強度がさらに向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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