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公開番号
2025137574
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025115990,2023094787
出願日
2025-07-09,2023-06-08
発明の名称
定置蓄電システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01R
19/00 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約
【課題】蓄電装置を用いて高い精度でエネルギーマネジメントを実行可能な定置蓄電システムを提供する。
【解決手段】定置蓄電システムが、互いに並列に接続された複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置の各々に設けられたリレーおよび電流センサと、複数の蓄電装置の各々の電流値を制御する制御装置とを備える。制御装置は、複数の蓄電装置の中から、所定数の蓄電装置を学習対象として選び、学習対象以外の1つ以上の蓄電装置を、エネルギーマネジメントに使用する制御対象として選ぶように構成される(S31)。制御装置は、学習対象に対応するリレーによって電流を遮断して(S23)、学習対象に対応する電流センサの出力値を取得し(S26)、取得された出力値に基づいて、学習対象に対応する電流センサの検出誤差を補正するように構成される(S27)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに並列に接続された複数の蓄電装置と、
前記複数の蓄電装置の各々に設けられたリレーおよび電流センサと、
前記複数の蓄電装置の各々の電流値を制御する制御装置とを備える定置蓄電システムであって、
前記制御装置は、前記複数の蓄電装置の中から、所定数の前記蓄電装置を学習対象として選び、前記学習対象以外の1つ以上の前記蓄電装置を、エネルギーマネジメントに使用する制御対象として選ぶように構成され、
前記制御装置は、
前記学習対象に対応する前記リレーによって電流を遮断して、前記学習対象に対応する前記電流センサの出力値を取得し、
取得された前記出力値に基づいて、前記学習対象に対応する前記電流センサの検出誤差を補正するように構成される、定置蓄電システム。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、対応する前記電流センサの直近の前記検出誤差の補正からの経過時間が短い前記蓄電装置を優先的に前記制御対象として選ぶように構成される、請求項1に記載の定置蓄電システム。
【請求項3】
当該定置蓄電システムは、
前記複数の蓄電装置の各々に設けられ、前記制御装置からの指令に従って前記蓄電装置の出力電圧を変圧する電力変換回路
をさらに備え、
前記複数の蓄電装置は、第1電池を含む第1蓄電装置と、前記第1電池とは異なる種類の第2電池を含む第2蓄電装置とを含む、請求項1に記載の定置蓄電システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記学習対象および前記制御対象の選択を繰返し実行するように構成され、
前記制御装置は、前記複数の蓄電装置の前記電流センサについて前記検出誤差の補正が順次行われるように、選択のたびに前記学習対象を変えるように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の定置蓄電システム。
【請求項5】
当該定置蓄電システムは、電力系統を管理するサーバからの要求に応じて前記電力系統のエネルギーマネジメントを実行するように構成され、
前記制御装置は、前記サーバからの前記要求を常時受け付けるように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の定置蓄電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、定置蓄電システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2012-113856号公報(特許文献1)には、複数の電池スタックが並列接続された電池パックを備える車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-113856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された車両においては、複数の電池スタック(蓄電装置)の各々にシステムメインリレー(SMR)が設けられている。こうした車両において、電池スタックごとの電流値を制御するために、並列接続された電池スタックの各々に電流センサを設けることが考えられる。高い精度で電流制御を行うためには、各電流センサについて電流が流れていないときの出力値を確認しながら、各電流センサの出力補正(例えば、オフセット補正)を行うことが望ましい。車両では、例えば走行終了時に起動スイッチがオフ操作されると、各電池スタックに対応するSMRが遮断状態になり、各電池スタックに電流が流れなくなると考えられる。このため、車両は、走行終了後に、各電流センサについて電流が流れていないときの出力値を取得できるかもしれない。なお、車両の起動スイッチは、一般に「パワースイッチ」または「イグニッションスイッチ」などと称される。
【0005】
しかしながら、蓄電装置を用いてエネルギーマネジメントを行う定置蓄電システムでは、エネルギーマネジメントのために蓄電装置を通電状態にしておくことが要求される。遮断状態の蓄電装置はエネルギーマネジメントのために使用できなくなる。このため、上記定置蓄電システムに関しては、蓄電装置に設けられた電流センサの出力補正が不十分になり、蓄電装置の電流制御の精度が低下しやすいという問題がある。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、蓄電装置を用いて高い精度でエネルギーマネジメントを実行可能な定置蓄電システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態に係る定置蓄電システムは、複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置の各々に設けられた電流センサと、複数の蓄電装置の各々の電流値を制御する制御装置とを備える。複数の蓄電装置の各々は、制御装置からの指令に従って通電/遮断を切替え可能に構成される。制御装置は、複数の蓄電装置の中から、エネルギーマネジメントに使用する蓄電装置を選び、選ばれなかった蓄電装置の電流を遮断し、選ばれた蓄電装置の電流値をエネルギーマネジメントのために制御し、エネルギーマネジメントの実行中、選ばれなかった蓄電装置に対応する電流センサについて電流が流れていないときの出力値を取得する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、蓄電装置を用いて高い精度でエネルギーマネジメントを実行可能な定置蓄電システムを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムの概略的な構成を示す図である。
本開示の実施の形態に係るエネルギーマネジメント方法を示すフローチャートである。
電力系統を管理するサーバが要求するエネルギーマネジメントの例について説明するための図である。
図2に示したエネルギーマネジメント方法の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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