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公開番号
2025137333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024101840
出願日
2024-06-25
発明の名称
試験方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
25/50 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 様々な種類の試験体の耐火性を評価する場合の手間を軽減することが可能な試験方法を提供する。
【解決手段】 本発明の一つの実施形態に係る試験方法は、試験体の耐火性を評価する試験方法であって、第1面が被覆材によって覆われた複数種類の試験体のそれぞれを対象として、試験体を被覆材側から加熱する一次加熱試験を実施する工程と、複数種類の試験体の中から、一次加熱試験の実施中における試験体の状態が所定の基準を満たした選定試験体を選定する工程と、選定試験体を対象として、被覆材側から加熱する二次加熱試験を実施する工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試験体の耐火性を評価する試験方法であって、
第1面が被覆材によって覆われた複数種類の試験体のそれぞれを対象として、前記試験体を前記被覆材側から加熱する一次加熱試験を実施する工程と、
前記複数種類の試験体の中から、前記一次加熱試験の実施中における前記試験体の状態が所定の基準を満たした選定試験体を選定する工程と、
前記選定試験体を対象として、前記被覆材側から加熱する二次加熱試験を実施する工程と、を有する試験方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記一次加熱試験では、前記試験体から所定距離だけ離れた箇所の温度が、予め設定された昇温条件に従って上昇するように前記試験体を加熱する、請求項1に記載の試験方法。
【請求項3】
前記所定の基準は、下記の第1基準及び第2基準のうちの少なくとも一つである、請求項1又は2に記載の試験方法。
第1基準:前記試験体における前記第1面とは反対側の第2面の温度が基準値未満である。
第2基準:前記試験体において前記被覆材と前記第1面との接合状態が維持される。
【請求項4】
前記一次加熱試験の実施中に前記被覆材が前記第1面から脱落した前記試験体について、前記被覆材と前記第1面との接合方式を変え、
前記接合方式が変えられた前記試験体に対して、前記一次加熱試験を再度実施し、
前記接合方式が変えられた前記試験体の、前記一次加熱試験の実施中における状態が前記所定の基準を満たした場合、前記接合方式が変えられた前記試験体を前記選定試験体として選定する、請求項1又は2に記載の試験方法。
【請求項5】
前記試験体における前記第1面とは反対側の第2面が断熱材により覆われた状態で前記一次加熱試験を実施する、請求項1又は2に記載の試験方法。
【請求項6】
板体からなるベースの表面を前記被覆材によって覆うことで構成された前記試験体を用いて前記一次加熱試験を実施し、
中空体又は形鋼からなるベースを前記被覆材によって覆うことで構成された前記選定試験体を用いて、前記二次加熱試験を実施する、請求項1又は2に記載の試験方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、試験体の耐火性を評価する試験方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
所定の基準を満たす耐火性を有する建築用材料を探索又は開発する目的で、耐火材及び耐火塗料等が用いられた試験体を対象として、耐火性を評価する耐火試験を実施することがある。このような耐火試験では、通常、試験体をバーナ炎によって加熱し、加熱中の試験体の状態変化、具体的には試験体の温度上昇、及び耐火材の変色や変質等を測定する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-111227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、試験体の耐火性は、耐火材や耐火塗料等の成分の種類、その配合比率、厚み、及びその他の仕様に応じて変化し得る。これらの仕様は、多様であるため、これまで利用されていなかった未知の仕様の材料を用いて試験体が構成される場合があり得る。
一方、様々な仕様の耐火材や耐火塗料を用いて試験体を準備し、それらの試験体すべてを対象として、所定の規格の下で耐火試験を一様に行おうとすると、多大な労力と時間を要することになる。
【0005】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、様々な種類の試験体の耐火性を評価する際の手間を軽減することが可能な試験方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、本発明の試験方法によれば、試験体の耐火性を評価する試験方法であって、第1面が被覆材によって覆われた複数種類の試験体のそれぞれを対象として、試験体を被覆材側から加熱する一次加熱試験を実施する工程と、複数種類の試験体の中から、一次加熱試験の実施中における試験体の状態が所定の基準を満たした選定試験体を選定する工程と、選定試験体を対象として、被覆材側から加熱する二次加熱試験を実施する工程と、を有することにより解決される。
上記の方法によれば、一次加熱試験の実施中の状態が所定の基準を満たす試験体を選定し、選定された試験体を対象として二次加熱試験を実施する。このように複数種類の試験体の中から、一次加熱試験の結果に基づいて、二次加熱試験の対象とする試験体をスクリーニングすることで、二次加熱試験の手間を軽減することができる。
【0007】
また、本発明の試験方法において、一次加熱試験では、試験体から所定距離だけ離れた箇所の温度が、予め設定された昇温条件に従って上昇するように試験体を加熱してもよい。
上記の構成によれば、一次加熱試験において、予め決められた条件に従って試験体を加熱するため、一次加熱試験を適切な手順にて実施することができる。
【0008】
また、本発明の試験方法において、所定の基準は、下記の第1基準及び第2基準のうちの少なくとも一つであってもよい。
第1基準:試験体における第1面とは反対側の第2面の温度が基準値未満である。
第2基準:試験体において被覆材と第1面との接合状態が維持される。
上記の構成によれば、二次加熱試験の対象とする試験体を適切に選定(スクリーニング)することができる。
【0009】
また、本発明の試験方法において、一次加熱試験の実施中に被覆材が第1面から脱落した試験体について、被覆材と第1面との接合方式を変え、接合方式が変えられた試験体に対して、一次加熱試験を再度実施してもよい。そして、接合方式が変えられた試験体の、一次加熱試験の実施中における状態が所定の基準を満たした場合、接合方式が変えられた試験体を選定試験体として選定するとよい。
上記の構成によれば、被覆材と第1面との接合方式を変えることで二次加熱試験の対象となり得る試験体を、適切に見つけることができる。
【0010】
また、本発明の試験方法において、試験体における第1面とは反対側の第2面が断熱材により覆われた状態で一次加熱試験を実施するとよい。
上記の構成によれば、一次加熱試験において、試験体から熱を逃がしにくくすることができ、例えば、試験体から熱が逃げにくい状況で二次加熱試験を実施する場合に、二次加熱試験に似た実施状況を想定して一次加熱試験を実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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