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公開番号
2025136022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034176
出願日
2024-03-06
発明の名称
治具、触媒担持用基材の製造装置、及び、触媒担持用基材の製造方法
出願人
株式会社キャタラー
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B01J
37/00 20060101AFI20250911BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 ハニカム体が外筒内に押圧される際、ハニカム体の端面の波板と平板との位置ずれを抑制可能な治具を提供すること。
【解決手段】 波板と平板とを一緒に巻回したハニカム体を外筒に押圧して触媒担持用基材を製造するときに用いる治具は、前記外筒内に前記ハニカム体を押圧する際に前記外筒の端部又はその近傍に配置され、前記外筒の内径よりも前記ハニカム体の外径を小さくした状態で前記ハニカム体を保持する、円筒状の治具本体を備える。前記治具本体の内周面に前記ハニカム体が押圧される押圧方向に沿って複数の溝が形成されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
波板と平板とを一緒に巻回したハニカム体を外筒に押圧して触媒担持用基材を製造するときに用いる治具であって、
前記外筒内に前記ハニカム体を押圧する際に前記外筒の端部又はその近傍に配置され、前記外筒の内径よりも前記ハニカム体の外径を小さくした状態で前記ハニカム体を保持する、円筒状の治具本体を備え、
前記治具本体の内周面に前記ハニカム体が押圧される押圧方向に沿って複数の溝が形成されている、
治具。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
波板と平板とを一緒に巻回し、最外周が前記波板であるハニカム体を外筒に押圧して触媒担持用基材を製造するときに用いる治具であって、
前記外筒内に前記ハニカム体を押圧する際に前記外筒の端部又はその近傍に配置され、前記外筒の内径よりも前記ハニカム体の外径を小さくした状態で前記ハニカム体を保持する、円筒状の治具本体を備え、
前記治具本体の内周面に前記ハニカム体が押圧される押圧方向に沿って複数の溝が形成され、
前記溝の前記治具本体の周方向のピッチは、前記波板のピッチと同じか、それよりも小さい、
治具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の治具と、
前記治具の内側に前記ハニカム体を移載する移載装置と、
前記治具の前記治具本体の中心軸と前記外筒の中心軸とを一致又は略一致させた状態で、前記治具本体内の前記ハニカム体を前記外筒内に押圧する押圧装置と
を有する、触媒担持用基材の製造装置。
【請求項4】
波板と平板とを一緒に巻回したハニカム体を外筒に押圧して触媒担持用基材を製造する製造方法であって、
円筒状の治具本体の内周面に、前記治具本体の内周面に前記ハニカム体が押圧される押圧方向に沿って複数の溝が形成されている治具の前記治具本体の内側に前記ハニカム体を移載し、前記外筒の内径よりも前記ハニカム体の外径を小さくした状態で前記ハニカム体を保持すること、
前記外筒の入口端に前記治具の前記治具本体の出口端側の当接部を当接させ、かつ、前記治具の前記治具本体の中心軸と、前記外筒の中心軸とを一致又は略一致させた状態で、前記治具本体内の前記ハニカム体を前記外筒内に向けて押圧すること、
を有する、触媒担持用基材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、波板と平板とを一緒に巻回したハニカム体を外筒内に押圧(圧入)して触媒担持用基材を製造するときに用いる治具、触媒担持用基材の製造装置、及び、触媒担持用基材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、ハニカム体を外筒内に収めるために、外筒の内径よりもハニカム体の外径を小さくするように絞りながら外筒内に圧入するための筒状の治具を用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-17605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
波板と平板とを一緒に巻回した外観が円柱状のハニカム体を外筒内に押圧して触媒担持用基材を製造するとき、筒状の治具を用いると、治具の内周面とハニカム体の最外周との間に大きな摩擦力(接触抵抗)が負荷される。このため、ハニカム体が外筒内に押圧される際、ハニカム体の端面の波板と平板とがずれる可能性がある。
【0005】
この発明は、ハニカム体が外筒内に押圧される際、ハニカム体の端面の波板と平板との位置ずれを抑制可能な治具、触媒担持用基材の製造装置、及び、触媒担持用基材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る、波板と平板とを一緒に巻回したハニカム体を外筒に押圧して触媒担持用基材を製造するときに用いる治具は、前記外筒内に前記ハニカム体を押圧する際に前記外筒の端部又はその近傍に配置され、前記外筒の内径よりも前記ハニカム体の外径を小さくした状態で前記ハニカム体を保持する、円筒状の治具本体を備える。前記治具本体の内周面に前記ハニカム体が押圧される押圧方向に沿って複数の溝が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ハニカム体が外筒内に押圧される際、ハニカム体の端面の波板と平板との位置ずれを抑制可能な治具、触媒担持用基材の製造装置、及び、触媒担持用基材の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
外筒にハニカム体を配置した触媒担持用基材を示す概略図。
最外周を波板としたハニカム体及びその製造装置を示す概略図。
最外周を平板としたハニカム体及びその製造装置を示す概略図。
触媒担持用基材の製造装置の概略図、及び、触媒担持用基材の一連の製造工程を示す概略図。
触媒担持用基材の製造装置に用いる治具の中心軸を含む面の概略的な断面図。
図4A中の符号4Bで示す位置から見た治具の上面図。
図4B中の符号4Cで示す位置の概略的な拡大図。
ハニカム体の直径に対する、治具の溝の配置等の一例を示す表。
最外周が波板のハニカム体と、治具の円筒胴体の内周面との接触状態を示す概略図。
治具の溝が略V字状であることを示す概略図。
治具の溝が略U字状であることを示す概略図。
触媒担持用基材の製造装置の概略的なブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1には、排気ガスを浄化するための金属触媒が担持される金属触媒担体として用いられる触媒担持用基材10を示す。図1に示す触媒担持用基材10は、外筒12と、外筒12内に配置される外観が略円柱状のハニカム体14とを備える。
【0010】
外筒12は、円筒体として形成される。外筒12は、例えばステンレス鋼材等の金属材で形成されることが好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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