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公開番号
2025135406
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033240
出願日
2024-03-05
発明の名称
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒
出願人
株式会社キャタラー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
23/42 20060101AFI20250910BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒に、排ガスとしての未燃アンモニア(NH
3
)及び窒素酸化物(NO
x
)を作用させると、これらの排ガスが窒素(N
2
)や水(H
2
O)に浄化される。他方で、アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒によるこのような排ガス浄化の際には、温室効果ガスとして知られる一酸化二窒素(N
2
O)が生成されて排出されるという課題がある。本発明は、排ガスとしての未燃アンモニア(NH
3
)を浄化することができ、かつ一酸化二窒素(N
2
O)の排出を抑制することができるアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒を提供することを目的とする。
【解決手段】ロジウム及び/又は白金212を含み、パラジウムの含有量が、1.0質量%以下であり、かつバリウムの含有量が、1.0質量%以下である、アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ロジウム及び/又は白金を含み、
パラジウムの含有量が、1.0質量%以下であり、かつ
バリウムの含有量が、1.0質量%以下である、
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
担体粒子を更に有し、かつ
前記ロジウム及び/又は白金が前記担体粒子に担持されている、
請求項1に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
【請求項3】
前記担体粒子が、アルミナ担体粒子、セリア担体粒子、ジルコニア担体粒子、シリカ担体粒子、チタニア担体粒子、及びそれらの組み合わせから選択される担体粒子を含む、請求項2に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
【請求項4】
基材と、基材上の触媒層とを含み、かつ
前記触媒層が、請求項1~3のいずれか一項に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒を含む、
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒装置。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒に、アンモニアエンジンから排出される排ガスを接触させて、前記排ガスを浄化することを含む、排ガス浄化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
アンモニアエンジンは、アンモニア(NH
3
)を燃焼させて、駆動力を得る内燃機関である。アンモニアは、燃焼させても二酸化炭素(CO
2
)を排出しないため、アンモニアエンジンの実用化が期待されている。しかしながら、アンモニアエンジンが稼働すると、未燃アンモニアや窒素酸化物(NO
x
)が排出されるので、それらを浄化するために下記のような排気浄化装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、アンモニアを燃料とする内燃機関の排気ガスを浄化する排気浄化装置であって、窒素酸化物を還元する機能およびアンモニアを酸化する機能を有する触媒と、前記触媒の活性状態を検出する活性状態検出部と、前記触媒の上流側における前記排気ガス中の空燃比を取得する第1空燃比取得部と、前記内燃機関にアンモニアを供給する燃料供給部によるアンモニアの供給量を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記触媒が活性状態であり、かつ、前記第1空燃比取得部により取得された空燃比を用いて算出された濃度指標値であって、前記触媒における酸素被毒の進行度合いを表す濃度指標値が、所定の閾値を超えた場合に、アンモニアの供給量を一時的に増加させ、前記排気ガスの空燃比を過濃にする、排気浄化装置が開示されている。特許文献1の排気浄化装置によると、アンモニアエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物及びアンモニアを速やかに浄化することができるとされている。
【0004】
特許文献2には、少なくともアンモニアを燃料とする内燃機関と、前記内燃機関の下流に配置され、前記内燃機関から排出された前記排気ガスに含まれる未燃のアンモニア及び窒素酸化物を酸化還元する触媒と、前記触媒の下流に配置され、アンモニアを吸着する吸着器と、前記触媒が所定の温度になるまで、前記内燃機関に供給される前記燃料及び酸素を含む混合気の当量比を1.1以上に調節する制御部と、を備える排気浄化装置が開示されている。特許文献2の排ガス浄化装置によると、アンモニアを燃料とする内燃機関の始動時にて、未燃アンモニア及び窒素酸化物の排出が抑制可能な排気浄化装置を提供することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-090895号公報
特開2021-116802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒に、排ガスとしての未燃アンモニア(NH
3
)及び窒素酸化物(NO
x
)を作用させると、これらの排ガスが窒素(N
2
)や水(H
2
O)に浄化される。他方で、アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒によるこのような排ガス浄化の際には、温室効果ガスとして知られる一酸化二窒素(N
2
O)が生成されて排出されるという課題がある。
【0007】
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒は、未だ十分に開発されておらず、特許文献1や特許文献2のようにガソリンエンジン用排ガス浄化触媒である三元系触媒(Three-Way Catalyst)が、アンモニアエンジン用排ガス触媒として検討されている。しかしながら、アンモニアエンジンから排出される排ガスと、ガソリンエンジンから排出される排ガスとではガスの種類や組成が全く異なり、ガソリンエンジン用排ガス浄化触媒では、アンモニアエンジンから排出される排ガスを十分に浄化できず、更には一酸化二窒素(N
2
O)を生成し排出する虞がある。
【0008】
そこで本発明は、排ガスとしての未燃アンモニア(NH
3
)を浄化することができ、かつ一酸化二窒素(N
2
O)の排出を抑制することができるアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の手段によって、上記目的を達成するものである。
【0010】
〈態様1〉
ロジウム及び/又は白金を含み、
パラジウムの含有量が、1.0質量%以下であり、かつ
バリウムの含有量が、1.0質量%以下である、
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
〈態様2〉
担体粒子を更に有し、かつ
上記ロジウム及び/又は白金が上記担体粒子に担持されている、
態様1に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
〈態様3〉
上記担体粒子が、アルミナ担体粒子、セリア担体粒子、ジルコニア担体粒子、シリカ担体粒子、チタニア担体粒子、及びそれらの組み合わせから選択される担体粒子を含む、態様2に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒。
〈態様4〉
基材と、基材上の触媒層とを含み、かつ
上記触媒層が、態様1~3のいずれか一項に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒を含む、
アンモニアエンジン用排ガス浄化触媒装置。
〈態様5〉
態様1~3のいずれか一項に記載のアンモニアエンジン用排ガス浄化触媒に、アンモニアエンジンから排出される排ガスを接触させて、上記排ガスを浄化することを含む、排ガス浄化方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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