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公開番号2025135758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033700
出願日2024-03-06
発明の名称現像装置および画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250911BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像ユニット内の現像剤を適正に循環させる。
【解決手段】現像剤担持体と供給部材を含む現像室と、現像室の上部の現像剤収容室と、シート部材の回転により現像剤を攪拌する攪拌部材と、を備え、現像剤担持体、供給部材および攪拌部材は長手方向に沿って回転可能であり、現像剤収容室と現像室の壁面部には、長手方向に沿った開口部が設けられ、長手方向での断面において、開口部は、攪拌部材の回転方向の上流側の端部と下流側の端部を有し、長手方向の中央部における上流側の端部を第1端部、長手方向の端部における上流側の端部を第2端部としたとき、第1端部と、現像剤担持体と供給部材の当接部との距離は、第2端部と当接部との距離よりも短い現像装置を用いる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触して当接部を形成し、前記当接部において前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
前記現像剤担持体および前記供給部材が配置された現像室と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、
軸と、前記軸に保持されたシート部材を有し、前記軸が回転することにより前記シート部材が前記現像剤収容室に収容された前記現像剤を攪拌する、攪拌部材と、
を備える現像装置であって、
前記現像剤収容室は、前記現像装置が画像形成装置に装着された姿勢において前記現像室の重力方向上部に設置され、
前記現像剤担持体と、前記供給部材と、前記攪拌部材はそれぞれ、前記現像装置の長手方向に沿った回転軸を中心として回転可能であり、
前記現像剤収容室と前記現像室を仕切る壁面部には、前記現像剤収容室から前記現像室への前記現像剤の移動を可能にする開口部が、前記長手方向に沿って設けられており、
前記長手方向での断面において、前記開口部は、前記攪拌部材の回転に応じて前記シート部材が通過する方向において上流側の端部と、下流側の端部を有しており、前記長手方向の中央部における前記上流側の端部を第1端部、前記長手方向の端部における前記上流側の端部を第2端部としたとき、前記第1端部と、前記現像剤担持体と前記供給部材の当接部との距離は、前記第2端部と前記当接部との距離よりも短い
ことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記長手方向での断面において、前記第1端部は、前記軸の回転中心と前記供給部材の回転中心を結んだ線よりも、前記攪拌部材の回転方向の下流側に位置し、
前記第2端部は、前記軸の回転中心と前記供給部材の回転中心を結んだ線よりも、前記攪拌部材の回転方向の上流側に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記攪拌部材の前記シート部材は可撓性を有し、
前記シート部材に撓みが無い場合の、前記軸の回転中心から前記シート部材の自由先端部までの距離は、前記回転中心から前記壁面部までの距離よりも長く、
前記シート部材は、前記壁面部に接触しながら回転する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記シート部材は、前記長手方向の端部においては、前記開口部に入り込むことが可能であり、前記長手方向の中央部においては、前記開口部に入り込まない
ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
【請求項5】
前記長手方向での断面において、前記開口部の、前記長手方向の中央部における前記下流側の端部を第3端部、前記長手方向の端部における前記下流側の端部を第4端部としたとき、前記長手方向の中央部における前記第1端部から前記第3端部までの距離は、前記長手方向の端部における前記第2端部から前記第4端部までの距離よりも短い
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
【請求項6】
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触して当接部を形成し、前記当接部において前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
前記現像剤担持体および前記供給部材が配置された現像室と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、
軸と、前記軸に保持されたシート部材を有し、前記軸が回転することにより前記シート部材が前記現像剤収容室に収容された前記現像剤を攪拌する、攪拌部材と、
前記現像剤担持体から前記現像剤が供給されると、表面に形成された静電潜像が現像される、像担持体と、
を備える画像形成装置であって、
前記現像剤収容室は、前記現像室の重力方向上部に設置され、
前記現像剤担持体と、前記供給部材と、前記攪拌部材はそれぞれ、長手方向に沿った回転軸を中心として回転可能であり、
前記現像剤収容室と前記現像室を仕切る壁面部には、前記現像剤収容室から前記現像室への前記現像剤の移動を可能にする開口部が、前記長手方向に沿って設けられており、
前記長手方向での断面において、前記開口部は、前記攪拌部材の回転に応じて前記シート部材が通過する方向において上流側の端部と、下流側の端部を有しており、前記長手方向の中央部における前記上流側の端部を第1端部、前記長手方向の端部における前記上流側の端部を第2端部としたとき、前記第1端部と、前記現像剤担持体と前記供給部材の当接部との距離は、前記第2端部と前記当接部との距離よりも短い
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触して当接部を形成し、前記当接部において前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
前記現像剤担持体および前記供給部材が配置された現像室と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、
軸と、前記軸に保持されたシート部材を有し、前記軸が回転することにより前記シート部材が前記現像剤収容室に収容された前記現像剤を攪拌する、攪拌部材と、
を備える現像装置であって、
前記現像剤収容室は、前記現像装置が画像形成装置に装着された姿勢において前記現像室の重力方向上部に設置され、
前記現像剤担持体と、前記供給部材と、前記攪拌部材はそれぞれ、前記現像装置の長手方向に沿った回転軸を中心として回転可能であり、
前記現像剤収容室と前記現像室を仕切る壁面部には、前記現像剤収容室から前記現像室への前記現像剤の移動を可能にする開口部が、前記長手方向に沿って設けられており、
前記長手方向での断面において、前記開口部は、前記攪拌部材の回転に応じて前記シート部材が通過する方向において上流側の端部と、下流側の端部を有しており、前記長手方向の中央部における前記上流側の端部と前記下流側の端部の幅の方が、前記長手方向の端部における前記上流側の端部と前記下流側の端部の幅よりも狭い
ことを特徴とする現像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置の例としては、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が挙げられる。
【0003】
特許文献1は、現像ローラや供給ローラが設置されている現像室と、現像剤(トナー)を収容する現像剤収容室と、を有する現像ユニット構成を開示する。特許文献1では、現像室の上部に設けられた現像剤収容室に、現像剤を攪拌する攪拌部材が設置されている。
【0004】
特許文献1のような現像ユニットや、それを含むプロセスカートリッジにおいて、大容量化により現像剤量が多くなったり、比重の重い現像剤を使用したりすると、現像剤の自重および攪拌部材の動きにより、現像剤収容室内の現像剤が、下部に設置されている現像室内に押し込まれやすくなり、現像室内の現像剤が密状態になる。その結果、現像室内の現像剤の循環不良が発生し、現像ローラや供給ローラの機能が損なわれ、トナー漏れなどの画像弊害が発生してしまうことがある。そこで従来は、現像剤収容室を現像室と水平方向に、寝かせた姿勢で設置することにより、現像剤の自重がかからないようにしていた。しかし、現像剤収容室を寝かせた姿勢で設置する場合、装置の大型化を招くおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-194883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、現像ユニット内の現像剤を適正に循環させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触して当接部を形成し、前記当接部において前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
前記現像剤担持体および前記供給部材が配置された現像室と、
前記現像室の重力方向上部に設置され、前記現像剤を収容する現像剤収容室と、
軸と、前記軸に保持されたシート部材を有し、前記軸が回転することにより前記シート部材が前記現像剤収容室に収容された前記現像剤を攪拌する、攪拌部材と、
を備える現像装置であって、
前記現像剤収容室は、前記現像装置が画像形成装置に装着された姿勢において前記現像室の重力方向上部に設置され、
前記現像剤担持体と、前記供給部材と、前記攪拌部材はそれぞれ、前記現像装置の長手方向に沿った回転軸を中心として回転可能であり、
前記現像剤収容室と前記現像室を仕切る壁面部には、前記現像剤収容室から前記現像室への前記現像剤の移動を可能にする開口部が、前記長手方向に沿って設けられており、
前記長手方向での断面において、前記開口部は、前記攪拌部材の回転方向の上流側の端部と、下流側の端部を有しており、前記長手方向の中央部における前記上流側の端部を第1端部、前記長手方向の端部における前記上流側の端部を第2端部としたとき、前記第1端部と、前記現像剤担持体と前記供給部材の当接部との距離は、前記第2端部と前記当接部との距離よりも短い
ことを特徴とする現像装置である。
本発明は、また、以下の構成を採用する。すなわち、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触して当接部を形成し、前記当接部において前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
前記現像剤担持体および前記供給部材が配置された現像室と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、
軸と、前記軸に保持されたシート部材を有し、前記軸が回転することにより前記シート部材が前記現像剤収容室に収容された前記現像剤を攪拌する、攪拌部材と、
前記現像剤担持体から前記現像剤が供給されると、表面に形成された静電潜像が現像される、像担持体と、
を備える画像形成装置であって、
前記現像剤収容室は、前記現像室の重力方向上部に設置され、
前記現像剤担持体と、前記供給部材と、前記攪拌部材はそれぞれ、長手方向に沿った回転軸を中心として回転可能であり、
前記現像剤収容室と前記現像室を仕切る壁面部には、前記現像剤収容室から前記現像室への前記現像剤の移動を可能にする開口部が、前記長手方向に沿って設けられており、
前記長手方向での断面において、前記開口部は、前記攪拌部材の回転に応じて前記シート部材が通過する方向において上流側の端部と、下流側の端部を有しており、前記長手方向の中央部における前記上流側の端部を第1端部、前記長手方向の端部における前記上流側の端部を第2端部としたとき、前記第1端部と、前記現像剤担持体と前記供給部材の当接部との距離は、前記第2端部と前記当接部との距離よりも短い
ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明は、また、以下の構成を採用する。すなわち、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触して当接部を形成し、前記当接部において前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
前記現像剤担持体および前記供給部材が配置された現像室と、
前記現像剤を収容する現像剤収容室と、
軸と、前記軸に保持されたシート部材を有し、前記軸が回転することにより前記シート部材が前記現像剤収容室に収容された前記現像剤を攪拌する、攪拌部材と、
を備える現像装置であって、
前記現像剤収容室は、前記現像装置が画像形成装置に装着された姿勢において前記現像室の重力方向上部に設置され、
前記現像剤担持体と、前記供給部材と、前記攪拌部材はそれぞれ、前記現像装置の長手方向に沿った回転軸を中心として回転可能であり、
前記現像剤収容室と前記現像室を仕切る壁面部には、前記現像剤収容室から前記現像室への前記現像剤の移動を可能にする開口部が、前記長手方向に沿って設けられており、
前記長手方向での断面において、前記開口部は、前記攪拌部材の回転に応じて前記シート部材が通過する方向において上流側の端部と、下流側の端部を有しており、前記長手方向の中央部における前記上流側の端部と前記下流側の端部の幅の方が、前記長手方向の端部における前記上流側の端部と前記下流側の端部の幅よりも狭い
ことを特徴とする現像装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の構成によれば、現像ユニット内の現像剤を適正に循環させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
プリンタの構成を示す概略断面図
プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの斜視図
プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの斜視図
プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの側面図
プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの側面図
プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの断面図
プロセスカートリッジおよびトナーカートリッジの断面図
プロセスカートリッジの駆動伝達経路を説明する側面図
取り外し方向に見たプロセスカートリッジとトナーカートリッジの図
トナーカートリッジの斜視図
トナーカートリッジの斜視図
トナーカートリッジの斜視図
トナーカートリッジの斜視図
取り外し方向に見たトナーカートリッジの図
トナーカートリッジの内部構造を示す図
トナーカートリッジの断面図
トナーカートリッジの側面図
トナーカートリッジの側面図
トナーカートリッジの側面図
現像ユニットの開口部の位置と形状を示した断面図
現像ユニットの開口部の位置と形状を示した断面図
プロセスカートリッジ内の現像剤の動きを示した断面図
プロセスカートリッジ内の現像剤の動きを示した断面図
現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
他の実施例に係る現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
他の実施例に係る現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
現像ユニットの開口部の形状を示した断面図
画像形成装置の制御構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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