TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025134011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025119576,2024145220
出願日2025-07-16,2015-01-23
発明の名称カテーテル組立体
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61M 25/06 20060101AFI20250904BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】操作が容易であるとともに、穿刺時の内針の撓みを効果的に抑制することができるカテーテル組立体を提供する。
【解決手段】カテーテル組立体10Aは、カテーテル12を介して内針16を支持する針支持部20を備える。針支持部20は、左右方向に開閉可能な一対の支持アーム42と、一対の支持アーム42に対して変位可能に設けられた拘束部44とを有する。一対の支持アーム42の各々は、支持溝53を有する。一対の支持アーム42が閉じた状態では、2つの支持溝53によって、カテーテル12を介して内針16を支持するための支持孔54が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カテーテルと、
前記カテーテルの基端部に固定されたカテーテルハブと、
針先を有し、前記カテーテルに挿通された内針と、
前記内針に接続された針ハブと、
針支持部(20)と、を備え、
前記針支持部は、
前記カテーテルを介して前記内針を支持し、左右方向に開閉可能であり、閉じた状態で前記カテーテルを支持する一対の支持アーム(42)と、
一対の前記支持アームに対して変位可能に設けられた拘束部と、を有し、
一対の前記支持アームの各々は、支持溝(53)を有し、
一対の前記支持アームが閉じた状態では、2つの前記支持溝によって、前記カテーテルを介して前記内針を支持するための支持孔(54)が形成される、カテーテル組立体(10A)。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載のカテーテル組立体において、
一対の前記支持アームが閉じた状態では、前記支持孔は、前記内針の延在方向に沿って延在する、カテーテル組立体。
【請求項3】
請求項1に記載のカテーテル組立体において、
一対の前記支持アームが閉じた状態では、一対の前記支持アームの合わせ面の前記左右方向の位置が、前記支持孔により支持される前記内針の軸線と略同じ位置になる、カテーテル組立体。
【請求項4】
請求項1に記載のカテーテル組立体において、
前記カテーテル組立体の初期状態では、一対の前記支持アームは前記拘束部によって閉じた状態に拘束される、カテーテル組立体。
【請求項5】
請求項1に記載のカテーテル組立体において、
前記カテーテルハブを操作するためのハブ操作部(24)を備える、カテーテル組立体。
【請求項6】
請求項1に記載のカテーテル組立体において、
前記内針に挿通されるガイドワイヤ(G)と、
前記ガイドワイヤに接続され前記ガイドワイヤを操作するためのガイドワイヤ操作部(64)と、を備える、カテーテル組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば患者に対して輸液を行うに際して血管に穿刺し、留置するカテーテル組立体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、患者に対し輸液を行う際等には、例えば、カテーテル組立体が使用される。この種のカテーテル組立体は、中空のカテーテルと、カテーテルの基端に固着されたカテーテルハブと、カテーテル内に挿入され先端に鋭利な針先を有する内針と、この内針の基端に固着された針ハブとを備える。カテーテル組立体を用いて患者に輸液を行う場合は、カテーテルを内針とともに患者の血管内に穿刺し、この穿刺後に、カテーテルを患者に穿刺したままカテーテルから内針を引き抜く。次に、カテーテルハブの基端に輸液チューブの端部に設けられたコネクタを接続し、輸液チューブ、カテーテルハブ及びカテーテルを介して、患者の血管内に輸液剤を供給する。
【0003】
このようなカテーテル組立体において、穿刺時の内針の撓みを抑制するために、カテーテルを介して内針を支持する手段を設けたものが知られている(例えば、特表平10-503094号公報、米国特許出願公開第2011/0282285号明細書を参照)。
【0004】
特表平10-503094号公報では、針ハブに先端方向に延出した開閉可能な2本のアームが設けられており、使用前において2本のアームは開いており、内針を支持していない。穿刺時に、ユーザがアームをつまむことで、内針の撓みを抑制しながら穿刺することができる。穿刺後、ユーザが2本のアームをつまむ力を弱めることで、2本のアームが開き、カテーテルハブが前進できる。
【0005】
米国特許出願公開第2011/0282285号明細書では、針ハブに先端方向に延出した開閉可能な2本のアームが設けられており、使用前において、2本のアームは閉じてカテーテルを介して内針を支持するとともに、拘束部によって閉じた状態に拘束されている。使用中に、拘束部を前進させると、拘束部による拘束が解除される。その後、2本のアームを上下方向に開くと、カテーテルハブが前進可能となる。2本のアームは、カテーテル組立体の基端部でヒンジ部を介して連結されている。
【0006】
特表平10-503094号公報のカテーテル組立体では、内針に対する支持とその解除を行うために、ユーザが2本のアームをつまむ力を強めたり弱めたりする操作が必要であり、操作が煩雑である。
【0007】
米国特許出願公開第2011/0282285号明細書のカテーテル組立体では、内針を支持するための2本のアームが上下方向に開くため、患者の皮膚との干渉を回避するためにアームからの内針の突出長が長くなっており、内針が撓みやすい。また、穿刺時には、穿刺をしやすくするためにアームの先端部付近を持つが、アームの拘束解除後は、アームを開くためにアームの基端部(カテーテル組立体の基端部)付近に持ち替える必要があり、操作が煩雑である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、操作が容易であるとともに、穿刺時の内針の撓みを効果的に抑制することができるカテーテル組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本発明は、カテーテルと、前記カテーテルの基端部に固定されたカテーテルハブと、針先を有し、前記カテーテルに挿通された内針と、前記内針に接続された針ハブと、針支持部と、を備え、前記針支持部は、前記カテーテルを介して前記内針を支持し、左右方向に開閉可能であり、閉じた状態で前記カテーテルを支持する一対の支持アームと、一対の前記支持アームに対して変位可能に設けられた拘束部と、を有し、一対の前記支持アームの各々は、支持溝を有し、一対の前記支持アームが閉じた状態では、2つの前記支持溝によって、前記カテーテルを介して前記内針を支持するための支持孔が形成される、カテーテル組立体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のカテーテル組立体によれば、操作が容易であるとともに、穿刺時の内針の撓みを効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

テルモ株式会社
針部材
2か月前
テルモ株式会社
測定装置
29日前
テルモ株式会社
移送器具
3日前
テルモ株式会社
止血器具
2か月前
テルモ株式会社
医療用具
13日前
テルモ株式会社
医療器具
2か月前
テルモ株式会社
移送器具
3日前
テルモ株式会社
移送器具
3日前
テルモ株式会社
医療用具
13日前
テルモ株式会社
移送器具
2か月前
テルモ株式会社
移送器具
2か月前
テルモ株式会社
カテーテル
14日前
テルモ株式会社
可搬型機器
14日前
テルモ株式会社
カテーテル
29日前
テルモ株式会社
流体供給装置
28日前
テルモ株式会社
吐出デバイス
3日前
テルモ株式会社
オスコネクタ
10日前
テルモ株式会社
薬液投与装置
1か月前
テルモ株式会社
薬液投与装置
1か月前
テルモ株式会社
薬液投与装置
6日前
テルモ株式会社
投与デバイス
3日前
テルモ株式会社
液飛散防止具
3日前
テルモ株式会社
ろ過デバイス
3日前
テルモ株式会社
医療デバイス
3日前
テルモ株式会社
医療デバイス
3日前
テルモ株式会社
透析用カセット
2か月前
テルモ株式会社
医療用コネクタ
1か月前
テルモ株式会社
透析用カセット
2か月前
テルモ株式会社
医療用送液装置
3日前
テルモ株式会社
容器蓋デバイス
3日前
テルモ株式会社
カテーテル組立体
15日前
テルモ株式会社
カテーテル組立体
15日前
テルモ株式会社
バルーンカテーテル
1か月前
テルモ株式会社
弁装置及び送液システム
2か月前
テルモ株式会社
採取組織細切補助デバイス
3日前
テルモ株式会社
医療用チューブの閉塞用具
2か月前
続きを見る