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公開番号
2025124985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024020771
出願日
2024-02-15
発明の名称
カテーテル組立体
出願人
テルモ株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
A61M
25/02 20060101AFI20250820BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ユーザがカテーテルハブを操作し、血管内のカテーテルの先端位置を調整することができるカテーテル組立体を提供する。
【解決手段】カテーテル組立体10において、被覆部材22は、カテーテルハブ28の少なくとも一部を覆う。回転構造24は、カテーテルハブ28に対して被覆部材22を該カテーテルハブ28の軸線18回りに相対回転可能にする。カテーテルハブ28は、被覆部材22の基端よりも基端方向に突出した部分を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中空のカテーテルと、前記カテーテルの基端に接続されるカテーテルハブとを有するカテーテル部材と、
前記カテーテルハブの少なくとも一部を覆う被覆部材と、
前記カテーテルハブに対して前記被覆部材を該カテーテルハブの軸線回りに相対回転可能にする回転構造と、
を備え、
前記カテーテルハブは、前記被覆部材の基端よりも基端方向に突出した部分を有する、カテーテル組立体。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1記載のカテーテル組立体において、
前記被覆部材は、筒状である、カテーテル組立体。
【請求項3】
請求項1又は2記載のカテーテル組立体において、
前記回転構造は、
前記カテーテルハブの外周面と前記被覆部材の内周面とのうち、一方の表面に形成された突起部と、
他方の表面において前記軸線回りの周方向に形成され、前記突起部に係合する溝部と、
を有する、カテーテル組立体。
【請求項4】
請求項3記載のカテーテル組立体において、
前記溝部は、円環状の溝である、カテーテル組立体。
【請求項5】
請求項3記載のカテーテル組立体において、
前記突起部は、前記一方の表面において前記周方向に形成され、前記溝部に係合するリブである、カテーテル組立体。
【請求項6】
請求項3記載のカテーテル組立体において、
前記突起部は、前記一方の表面において前記カテーテルハブの軸方向に間隔を開けて複数設けられ、
前記溝部は、前記他方の表面において前記軸方向に間隔を開けて複数設けられる、カテーテル組立体。
【請求項7】
請求項3記載のカテーテル組立体において、
前記突起部は、前記一方の表面に形成されたネジ部であり、
前記溝部は、前記他方の表面に形成され、前記ネジ部に螺合するネジ溝である、カテーテル組立体。
【請求項8】
請求項1又は2記載のカテーテル組立体において、
前記被覆部材は、前記カテーテルハブに支持された被覆本体部と、前記被覆本体部の先端から突出し、前記カテーテルと共に生体内に挿入可能な筒状の挿入部とを有し、
前記カテーテルは、前記挿入部を挿通する、カテーテル組立体。
【請求項9】
請求項1又は2記載のカテーテル組立体において、
前記被覆部材は、該被覆部材の外周面に設けられた平坦部を有する、カテーテル組立体。
【請求項10】
請求項1又は2記載のカテーテル組立体において、
前記被覆部材は、前記カテーテルハブの一部を覆う被覆本体部と、前記被覆本体部から互いに離間するように突出する2つの板状部を有する、カテーテル組立体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、カテーテル組立体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、中空のカテーテルと、カテーテルの基端に接続されるカテーテルハブとを有する外針ユニットを備えるカテーテル組立体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-49233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
外針ユニットが生体の血管内に留置された後、生体の外部からカテーテルを介して血管内に薬液等の液体が供給される。この場合、カテーテルの先端が血管壁の同じ箇所に持続的に接触し、接触時間が長くなると、カテーテルとの接触による血管に対する局所的な負荷が大きくなる。また、血管内でのカテーテルの先端の位置が持続的に固定されることで、カテーテルから流出する薬液によって血管の特定箇所に対する刺激が大きくなる。薬液による刺激も、血管に対する局所的な負荷となる。
【0005】
このような問題に対して、ユーザがカテーテルハブを操作し、血管内のカテーテルの先端位置を調整することが考えられる。この場合、エコー装置を用いて生体の外部から血管内のカテーテルの先端位置を確認しつつ、カテーテルハブを操作することが考えられる。しかしながら、エコー装置を用いて頻繁に確認することは面倒である。また、カテーテルの先端位置の調整に伴い、該カテーテルが血管から抜ける可能性を考慮し、ユーザは、カテーテルの先端位置の調整を避ける傾向がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の態様は、中空のカテーテルと、前記カテーテルの基端に接続されるカテーテルハブとを有するカテーテル部材と、前記カテーテルハブの少なくとも一部を覆う被覆部材と、前記カテーテルハブに対して前記被覆部材を該カテーテルハブの軸線回りに相対回転可能にする回転構造と、を備え、前記カテーテルハブは、前記被覆部材の基端よりも基端方向に突出した部分を有する、カテーテル組立体である。
【0008】
この構成によれば、カテーテルを生体の血管内に挿入し、カテーテルを生体に留置した後、被覆部材の基端から基端方向に突出したカテーテルハブの部分を、一定時間経過したときに、又は、定期的に、被覆部材に対してカテーテルハブの軸線回りに回転させる。これにより、血管内での周方向におけるカテーテルの先端位置を変位させることができる。この結果、血管に対する局所的な負荷を低減することができる。
【0009】
(2)上記の(1)に記載のカテーテル組立体において、前記被覆部材は、筒状であってもよい。
【0010】
この構成によれば、被覆部材に対してカテーテルハブを軸線回りの周方向に容易に回転させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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