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公開番号
2025130121
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027080
出願日
2024-02-27
発明の名称
投与デバイス
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
31/00 20060101AFI20250901BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】シャフトから外部へ突出するループを広げて、ループに位置する放出孔から被投与物質を広い範囲に投与できる投与デバイスを提供する。
【解決手段】被投与物質を生体器官の表面に投与する投与デバイス10であって、先端と基端との間を長軸方向に延在し、先端の少なくとも1つの開口部にて開口する少なくとも1つのルーメンを備えるシャフト20と、第1端部31と第2端部32との間を延在する管体であり、第1端部31から第2端部32へ向かって開口部の1つからシャフト20の外部へ突出し、ループ40を形成して開口部の1つからシャフト20の内部へ収容され、第1端部31と第2端部32との間の管壁37に複数の放出孔38を備え、少なくとも一部がルーメンを長軸方向へ摺動可能であるループチューブ30と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被投与物質を生体器官の表面に投与する投与デバイスであって、
先端と基端との間を長軸方向に延在し、先端の少なくとも1つの開口部にて開口する少なくとも1つのルーメンを備えるシャフトと、
第1端部と第2端部との間を延在する管体であり、前記第1端部から前記第2端部へ向かって前記開口部の1つから前記シャフトの外部へ突出し、ループを形成して前記開口部の1つから前記シャフトの内部へ収容され、前記第1端部と前記第2端部との間の管壁に複数の放出孔を備え、少なくとも一部が前記ルーメンを長軸方向へ摺動可能であるループチューブと、を有することを特徴とする投与デバイス。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
複数の前記放出孔は、前記ループの内側の位置で前記ループチューブの長軸に沿って並んで配置されることを特徴とする請求項1に記載の投与デバイス。
【請求項3】
前記ルーメンは、少なくとも2つあり、
前記ループチューブの前記第1端部から先端方向へ延びる部位と、前記第2端部から先端方向へ延びる部位は、異なる前記ルーメンに配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の投与デバイス。
【請求項4】
前記シャフトのルーメンに配置された前記ループチューブの第2端部を先端方向へ押圧するプッシャーを有することを特徴とする請求項1に記載の投与デバイス。
【請求項5】
前記プッシャーの前記シャフトの内部での移動を規制するストッパーを有することを特徴とする請求項4に記載の投与デバイス。
【請求項6】
前記ストッパーは、前記プッシャーから取り外し可能であることを特徴とする請求項5に記載の投与デバイス。
【請求項7】
前記プッシャーは、外周面に長軸方向の位置を示す視認マーカーを有することを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の投与デバイス。
【請求項8】
前記ループチューブの前記第1端部から先端方向へ延びる部位と、前記第2端部から先端方向へ延びる部位は、共通する前記ルーメンに収容されて外表面同士が対向し、前記外表面の対向する面に前記放出孔が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の投与デバイス。
【請求項9】
前記ループチューブは、補強ワイヤを有することを特徴とする請求項1または2に記載の投与デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、投与デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、生体器官に生じた病変部の治療のために、長尺な治療デバイスを生体内に送達して治療を施す手技が行われている(例えば特許文献1を参照。)。特許文献1に記載の治療デバイスは、先端部に略円環形状で形状付けられた部位を有し、この部位に、被投与物質を吐出する部位が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-14403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
長尺なデバイスを生体内に挿入して使用する場合には、生体内の広い範囲に被投与物質を投与することが困難である。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、シャフトから外部へ突出するループを広げて、ループに位置する放出孔から被投与物質を広い範囲に投与できる投与デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
【0007】
(1) 本発明に係る投与デバイスは、被投与物質を生体器官の表面に投与する投与デバイスであって、先端と基端との間を長軸方向に延在し、先端の少なくとも1つの開口部にて開口する少なくとも1つのルーメンを備えるシャフトと、第1端部と第2端部との間を延在する管体であり、前記第1端部から前記第2端部へ向かって前記開口部の1つから前記シャフトの外部へ突出し、ループを形成して前記開口部の1つから前記シャフトの内部へ収容され、前記第1端部と前記第2端部との間の管壁に複数の放出孔を備え、少なくとも一部が前記ルーメンを長軸方向へ摺動可能であるループチューブと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記(1)に記載の投与デバイスは、ループチューブをシャフトのルーメン内で長軸方向へ摺動させることで、シャフトから外部へ突出するループを広げて、ループに位置する放出孔から被投与物質を広い範囲に投与できる。
【0009】
(2) 上記(1)に記載の投与デバイスにおいて、複数の前記放出孔は、前記ループの内側の位置で前記ループチューブの長軸に沿って並んで配置されてもよい。これにより、投与デバイスは、シャフトから外部へ突出するループチューブのループに囲まれる範囲へ向かって、放出孔から被投与物質を高精度に投与できる。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)に記載の投与デバイスにおいて、前記ルーメンは、少なくとも2つあり、前記ループチューブの前記第1端部から先端方向へ延びる部位と、前記第2端部から先端方向へ延びる部位は、異なる前記ルーメンに配置されてもよい。これにより、ループチューブの第1端部から先端方向へ延びる部位と、第2端部から先端方向へ延びる部位が、シャフト内で干渉せず、ループチューブのシャフトに対する摺動を円滑に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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