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公開番号
2025132684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030412
出願日
2024-02-29
発明の名称
医療用チューブ閉塞検出システム
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
5/168 20060101AFI20250903BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】医療用のチューブにおいて閉塞が生じたことを早期に検出することができる医療用チューブ閉塞検出システムを提供すること。
【解決手段】医療用チューブ閉塞検出システム2は、生体内に液体を注入するまたは生体内から液体を排出するときに使用されるチューブ3と、チューブ3の表面に設けられ表面に生ずるひずみまたは応力を測定するセンサ4と、センサ4に電気的に接続されセンサ4により測定されたひずみまたは応力に基づく電圧値の変化量を所定のサンプリングレートで演算処理し、変化量の絶対値が規定値以上である場合に警告信号を出力するひずみ計測機5と、ひずみ計測機5から出力された警告信号を受信するとチューブ3の閉塞を報知する報知部6と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
生体内に液体を注入するまたは前記生体内から前記液体を排出するときに使用されるチューブと、
前記チューブの表面に設けられ前記表面に生ずるひずみまたは応力を測定するセンサと、
前記センサに電気的に接続され前記センサにより測定された前記ひずみまたは前記応力に基づく電圧値の変化量を所定のサンプリングレートで演算処理し、前記変化量の絶対値が規定値以上である場合に警告信号を出力するひずみ計測機と、
前記ひずみ計測機から出力された前記警告信号を受信すると前記チューブの閉塞を報知する報知部と、
を備えたことを特徴とする医療用チューブ閉塞検出システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
複数の前記センサを備え、
前記複数のセンサは、前記チューブの長手方向において互いに等間隔で設けられたことを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項3】
互いに隣り合う前記センサ同士の間における前記チューブに設けられ、前記ひずみまたは前記応力の発生を抑える抑制具をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項4】
複数の前記センサを備え、
前記複数のセンサは、直列に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項5】
複数の前記センサを備え、
前記複数のセンサは、並列に接続され、
前記ひずみ計測機は、前記複数のセンサに対する接続を順に切り替え前記センサ毎に前記変化量を演算処理し、前記変化量の前記絶対値が前記規定値以上である場合に前記変化量の前記絶対値が前記規定値以上になった前記センサに関する前記警告信号を出力し、
前記報知部は、前記警告信号を受信すると、前記変化量の前記絶対値が前記規定値以上になった前記センサが設けられた前記チューブの部分の閉塞を報知することを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項6】
前記報知部は、前記複数のセンサのそれぞれに対応した発光部の集合体を有し、
前記発光部は、前記変化量の前記絶対値が前記規定値以上になった前記センサが設けられた前記チューブの部分の閉塞を光により報知することを特徴とする請求項5に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項7】
前記報知部は、前記複数のセンサのそれぞれに設けられ前記複数のセンサのそれぞれに対応した発光部を有し、
前記発光部は、前記変化量の前記絶対値が前記規定値以上になった対応する前記センサが設けられた前記チューブの部分の閉塞を光により報知することを特徴とする請求項5に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項8】
前記ひずみ計測機は、前記センサに有線で接続されたことを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項9】
前記ひずみ計測機は、前記センサに無線で接続されたことを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
【請求項10】
前記報知部は、前記警告信号を受信すると、光を点滅または点灯することを特徴とする請求項1に記載の医療用チューブ閉塞検出システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用チューブの閉塞を検出する医療用チューブ閉塞検出システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
生体内に液体を注入する医療用のチューブまたは生体内から液体を排出する医療用のチューブが、折れ曲がったり、ねじれたり、踏みつけられたりすることにより閉塞すると、医療事故が発生するおそれがある。例えば、チューブが閉塞したとき、医療従事者は、チューブが閉塞したことにすぐに気付くことができない場合がある。また、例えば、チューブが閉塞したとき、医療従事者は、チューブが閉塞したことに気付いたとしても、チューブのどこの部分で閉塞が生じているかをすぐに気付くことができない場合がある。このような場合、医療事故が発生するおそれがある。
【0003】
特許文献1には、生体に輸液、血液あるいは体液を注入あるいは灌流する輸液ライン内を流れる輸液、血液あるいは体液の状態を監視する輸液ラインモニタリングシステムが開示されている。特許文献1に記載された輸液ラインモニタリングシステムは、生体に発生する電源周波数信号を輸液ラインに設けた電極を介して取り出し、電源周波数信号が輸液ラインの確保時と非確保時とで異なる値を示すことにより輸液ライン内の輸液、血液あるいは体液の状態を監視する。しかし、特許文献1に記載された輸液ラインモニタリングシステムでは、輸液ラインが折れ曲がったり、ねじれたり、踏みつけられたりすることにより輸液ラインの閉塞が生じたことを早期に検出する点について改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4026690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、医療用のチューブにおいて閉塞が生じたことを早期に検出することができる医療用チューブ閉塞検出システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、(1)生体内に液体を注入するまたは前記生体内から前記液体を排出するときに使用されるチューブと、前記チューブの表面に設けられ前記表面に生ずるひずみまたは応力を測定するセンサと、前記センサに電気的に接続され前記センサにより測定された前記ひずみまたは前記応力に基づく電圧値の変化量を所定のサンプリングレートで演算処理し、前記変化量の絶対値が規定値以上である場合に警告信号を出力するひずみ計測機と、前記ひずみ計測機から出力された前記警告信号を受信すると前記チューブの閉塞を報知する報知部と、を備えたことを特徴とする医療用チューブ閉塞検出システムである。
【0007】
上記(1)の医療用チューブ閉塞検出システムによれば、センサが、チューブの表面に設けられ、チューブの表面に生ずるひずみまたは応力を測定する。ひずみ計測機は、センサに電気的に接続され、センサにより測定されたひずみまたは応力に基づく電圧値の変化量を所定のサンプリングレートで演算処理する。また、ひずみ計測機は、電圧値の変化量の絶対値が規定値以上である場合には警告信号を出力する。そして、報知部は、ひずみ計測機から出力された警告信号を受信すると、チューブの閉塞を報知する。これにより、チューブが折れ曲がったり、ねじれたり、踏みつけられたりすることによりチューブに閉塞が生じた場合、本発明に係る医療用チューブ閉塞検出システムは、チューブにおいて閉塞が生じたことを早期に検出することができる。
【0008】
(2)上記(1)の医療用チューブ閉塞検出システムにおいて、複数の前記センサを備え、前記複数のセンサは、前記チューブの長手方向において互いに等間隔で設けられたことが好ましい。
【0009】
上記(2)の医療用チューブ閉塞検出システムによれば、複数のセンサは、チューブの表面に生ずるひずみまたは応力をチューブの長手方向において偏りなく測定できる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)の医療用チューブ閉塞検出システムは、互いに隣り合う前記センサ同士の間における前記チューブに設けられ、前記ひずみまたは前記応力の発生を抑える抑制具をさらに備えたことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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