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公開番号2025133649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031736
出願日2024-03-01
発明の名称蓄電デバイスの製造方法
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体の収容性が向上した蓄電デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】ここに開示される蓄電デバイスの製造方法は、少なくとも、ケースの第1面を構成する第1部分P1と、第1部分P1から延び、上記ケースの一対の第2面を構成する一対の第2部分P2と、を含む、金属製の板材12pを用意する用意工程と、板材12pの第1部分P1の上に電極体20を配置し、一対の第2部分P2の間の距離が狭くなるように板材12pを折り曲げて、電極体20を包む内包工程と、を含む。
【選択図】図6A
特許請求の範囲【請求項1】
1つまたは複数の電極体と、前記電極体を収容する角形のケースと、を備え、
前記ケースは、少なくとも、第1面と、前記第1面の一対の縁辺からそれぞれ延び、相互に対向する一対の第2面と、前記第1面に対向する第3面と、を有する、
蓄電デバイスの製造方法であって、
少なくとも、前記ケースの前記第1面を構成する第1部分と、前記第1部分から延び、前記ケースの前記一対の第2面を構成する一対の第2部分と、を含む、金属製の板材を用意する用意工程と、
前記板材の前記第1部分の上に前記電極体を配置し、前記一対の第2部分の間の距離が狭くなるように前記板材を折り曲げて、前記電極体を包む内包工程と、
を含む、
蓄電デバイスの製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記用意工程で用意する前記板材は、前記一対の第2部分の少なくとも一方から延び、前記ケースの前記第3面を構成する1つまたは2つの第3部分をさらに含む、
請求項1に記載の蓄電デバイスの製造方法。
【請求項3】
前記内包工程の後に、前記板材の前記第3部分を前記第1部分と対向するように折り曲げて前記板材を角筒状に成形し、合わせ目をライン状に接合する板材接合工程をさらに含む、
請求項2に記載の蓄電デバイスの製造方法。
【請求項4】
前記板材接合工程において、前記板材の前記一対の第2部分を両側から押圧した状態で前記接合を行う、
請求項3に記載の蓄電デバイスの製造方法。
【請求項5】
前記電極体は、複数であり、かつ、複数の前記電極体は、それぞれ、一対の湾曲部と、前記一対の湾曲部を連結する一対の平坦部と、を有する扁平状の捲回電極体であり、
前記内包工程において、複数の前記捲回電極体は、それぞれ、一方の前記湾曲部が前記第1部分と対向するように配列方向に沿って配置され、
前記板材接合工程において、前記ケースの角部となる位置、または前記角部からL/Nの位置(ただし、Nは、前記ケース内に配置される前記電極体の個数であって2以上の整数であり、Lは、前記電極体の前記配列方向における前記ケースの長さである。)で、前記接合を行う、
請求項3または4に記載の蓄電デバイスの製造方法。
【請求項6】
前記電極体は、積層電極体であり、
前記板材接合工程において、前記ケースの角部となる位置で前記接合を行う、
請求項3または4に記載の蓄電デバイスの製造方法。
【請求項7】
前記用意工程の後かつ前記内包工程の前に、前記板材の前記第1部分と前記第2部分との境界を、折り曲げ角度が90°よりも大きい角度となるように折り曲げる第2面仮成形工程をさらに含む、
請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電デバイスの製造方法。
【請求項8】
前記用意工程の後かつ前記内包工程の前に、前記板材の前記第2部分と前記第3部分との境界を折り曲げる第3面仮成形工程をさらに含む、
請求項2から4のいずれか1つに記載の蓄電デバイスの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、蓄電デバイスは、電極体と、電極体を収容するケースと、を備える。蓄電デバイスの製造方法に関する従来技術文献として、特許第4537353号公報が挙げられる。特許第4537353号公報には、一面が開口された断面コ字状のケース本体を用意し、開口からケース本体の内部に電極体を挿入した後、封口板で開口を塞ぐことによって角形電池を製造することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4537353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者の知見によれば、電極体は、体積エネルギー密度を向上する観点等から、ケース本体の開口を挿通可能な範囲で可能な限りで大きなサイズに形成されることが多い。そのため、開口から電極体を挿入しようとすると、電極体の外周部分が開口に引っかかって収容しにくい場合があった。また、挿入時に電極体が開口に接触し、電極体のセパレータに皺が生じたり、極板がずれたりすることがあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電極体の収容性が向上した新規な蓄電デバイスの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明により、1つまたは複数の電極体と、上記電極体を収容する角形のケースと、を備え、上記ケースは、少なくとも、第1面と、上記第1面の一対の縁辺からそれぞれ延び、相互に対向する一対の第2面と、上記第1面に対向する第3面と、を有する、蓄電デバイスの製造方法が提供される。この製造方法は、少なくとも、上記ケースの上記第1面を構成する第1部分と、上記第1部分から延び、上記ケースの上記一対の第2面を構成する一対の第2部分と、を含む、金属製の板材を用意する用意工程と、上記板材の上記第1部分の上に上記電極体を配置し、上記一対の第2部分の間の距離が狭くなるように上記板材を折り曲げて、上記電極体を包む内包工程と、を含む。
【0007】
本発明では、内包工程において電極体を包むように板材を折り曲げるため、ケース本体の一面の開口から電極体を挿入する従来の方法と比較して、相対的に電極体の収容性を向上することができる。ひいては、電極体の収容時にセパレータに皺が生じたり極板がずれたりすることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る蓄電デバイスを模式的に示す斜視図である。
図2は、図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。
図3は、図1のIII-III線に沿う模式的な縦断面図である。
図4は、一実施形態に係る板材の平面図である。
図5Aは、第2面仮成形工程の押圧時の様子を模式的に示す側面図である。
図5Bは、第2面仮成形工程の押圧後の様子を模式的に示す側面図である。
図6Aは、内包工程の電極体配置時の様子を模式的に示す側面図である。
図6Bは、内包工程の押圧時の様子を模式的に示す側面図である。
図7は、接合工程の様子を模式的に示す側面図である。
図8は、第1変形例に係る、電極体が1つの場合の図3相当図である。
図9は、第2変形例に係る、電極体が3つの場合の図3相当図である。
図10は、第3変形例に係る図4相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面を参照しながら、ここに開示される技術の好適な実施形態を説明する。本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない蓄電デバイスの一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。ここに開示される技術は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することがある。また、本明細書において範囲を示す「A~B」の表記は、A以上B以下の意と共に、「Aより大きい」、「Bより小さい」の意を包含するものとする。
【0010】
[蓄電デバイス]
まず、ここに開示される技術によって製造される蓄電デバイスについて説明する。なお、本明細書において「蓄電デバイス」とは、繰り返し充放電が可能なデバイス全般を指す用語であって、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等の二次電池と、リチウムイオンキャパシタや電気二重層キャパシタ等のキャパシタと、を包含する概念である。
(【0011】以降は省略されています)

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